新幹線の学割の買い方とは? 使うときの注意点も確認しよう

学生の窓口編集部TO
2018/01/23
国内旅行
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新幹線の学割

学生時代は、「学割」というサービスによってさまざまな場面で優遇されます。しかしそのお得さが本当にわかるのは、卒業して社会人になってしばらく経った頃ではないでしょうか。大学生のみなさんは、今のうちに学割を最大限に利用してエンジョイしたいところ。ということで、今回は新幹線の学割についてまとめました。学生のうちにお得な旅を楽しみましょう。

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■新幹線を学割で利用したら2割引!

学割を利用したら新幹線の乗車券がなんと2割引になる! 新幹線のさまざまな割引制度の中で学割が最も割引率が高いといわれています。学生のみなさんは利用しない手はないですね。ただし、JR線の定期券などを購入したことのある人はご存知かと思いますが、JRで乗車券を購入する際には、通っている大学などで、学割証を発行してもらう必要があります。学割は、乗車する区間の距離によって、使える場合と使えない場合とがあります。学割が使える距離やその他のお得な割引制度などについて見て行きましょう。

■学割を使って新幹線に乗車するための手続き

<路線検索サイトなどであらかじめ距離を調べておこう!>

学割が使えるのは、乗車する片道の距離が101km以上であることが条件になっています。あらかじめ、路線検索サイトなどで乗車する区間の距離を調べておくようにしてください。出発駅と到着駅を入力して検索すると、ルートと共に距離などが表示されます。この距離が101km以上あるかどうか確認するようにしましょう。

<学生課や教務課などで学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)を申請>

片道の距離が101km以上あることを確認したら、学割を購入するために大学の教務課や学生課などで、学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)を発行してもらいます。なお、学割が利用できるのは特急券と乗車券のうちの乗車券のみとなっています。学割を利用すると通常価格の2割引で乗車券が購入できます。

JRの場合は、学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)がなければ割引してもらえないので注意しましょう。往復乗車券を購入する場合は、1枚の学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)ですみますが、片道ずつ購入する場合には2枚必要になるので、学生課の窓口で申請する際に2枚発行してもらうようにしてください。

■新幹線の学割乗車券の購入方法

大学の学生課窓口などで学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)を発行してもらったら、JRのみどりの窓口などで出発駅と到着駅を伝えて学割乗車券が購入できます。ただし、インターネットや自動券売機などでは学割乗車券は購入できません。必ず販売スタッフが常駐している販売窓口を利用してください。購入にはクレジットカードの利用も可能です。

大学の発行機では、1日の発行枚数が1人3枚まで、年間の発行枚数が1人10枚までなどの制限が設けられている場合があるので、制限枚数以上の学割証が必要な場合は、窓口に申し出るようにしましょう。なお発行手数料は無料です。

新幹線の学割を利用するときの注意点は?

■学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)についての予備知識と注意点

新幹線の学割の買い方とは? 使うときの注意点も確認しよう

学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)は、学生の就学を援助し経済的な負担の軽減を目的にしてJRの前身である国鉄(日本国有鉄道)の時代にはじめられた制度です。割引が適用されるのは旅客鉄道株式会社各社(JRグループ)の鉄道や、JRバスグループ各社が運行している高速バスなどです。

<学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)には使用目的あり>

学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)の配布は、日本学生支援機構が行っており、印刷は旅客鉄道株式会社(JR)が行っています。大学や各種専門学校、都道府県などが申請を取りまとめて、各学校で発行され学生に手渡されます。なお、この学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)には使用目的が規定されています。窓口で申請すれば発行してもらえますが、厳密には以下のように規定されているので注意してください。

・学生の休暇や帰省に使用する目的
・実験や実習などでの移動、通信課程における面接授業や試験など、正課の教育目的
・学校が認める正課外の部活動、文化を目的とした移動や特別教育活動などの目的
・就職や進学のための受験目的
・学校が認める見学や行事への参加目的
・病気などの治療、または就学上必要とされる問題解決のための移動目的
・保護者の旅行に同行する移動目的

<学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)が申請できる対象>

学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)は、学校教育法第1条の小学校、中学校、高校、大学、盲学校、聾学校、養護学校、幼稚園などのほか、旅客鉄道株式会社(JR)に指定された通信教育を行う学校などの生徒、学生が対象となっています。

ほかにも、国公立の旅客鉄道株式会社(JR)に指定された学校、学校教育法第82条の2及び第83条の規定で設立され旅客鉄道株式会社(JR)に指定された学校に通う生徒、または学生。学校教育法施行規則第70条第1項第4号、第70条第2項第5号又は第70条の2第3号の規定に従って日本国内に設立された外国の大学、大学院又は短期大学の日本校に通う生徒や学生が対象です。

■新幹線は学割と往復割引との併用は可能?

学割と往復割引の併用は可能です。ただし、学割の場合は片道101km以上で利用でき、往復割引の場合は、片道601km以上が対象となります。ちなみに東京駅から西明石駅までが612km、東京駅から青森県の八戸駅までが631kmです。往復割引を利用すると1割引になります。学割が2割引なので、学割と往復割引とを併用した場合、正規の値段よりも約3割安くなる計算です。

■新幹線以外の列車も学割を使うと得になる?

新幹線以外の在来線などでもJRであれば学割が利用できます。例えば、東京から高知まで旅行する場合は、新幹線で岡山駅まで移動して、岡山駅から在来線に乗り換えて高知駅へ向かいます。その場合、東京駅から高知駅までの乗車券を学割で購入して、新幹線に乗るために東京駅から岡山駅までの特急券を購入します。

東京・高知間の場合は、学割で乗車券の2割が割引されて、片道601km以上あるので、往復割(1割)も適用され、乗車券の値段は3割引になります。ただし、新幹線の特急券は割引の対象ではありません。

■「青春18きっぷ」と新幹線学割の併用は可能?

残念ながら「青春18きっぷ」では新幹線に乗車できません。また、新幹線以外でも特急列車や急行列車では利用できません。利用できるのは、普通列車や快速列車、通勤快速列車などです。

しかし、「青春18きっぷ」と新幹線学割を併用すれば、リーズナブルで快適な旅行ができます。新幹線と「青春18きっぷ」を併用する旅行を鉄道ファンの間では「ワープ」と呼ぶようです。具体的には、目的地まで新幹線で移動して、目的地では乗り放題の「青春18きっぷ」で移動するという使い方ができます。このような使い方は「一気ワープ」と呼ばれています。また、目的地に到着するまでの費用対効果の高い部分だけ新幹線を利用して、その他の区間は「青春18きっぷ」を使用する方法もおすすめです。ちなにみにこの方法を「途中ワープ」と呼びます。

学割を使ってお得に新幹線に乗ろう!

■学生のうちに学割を使っていろいろな新幹線に乗ってみよう!

新幹線の学割3

【新幹線の路線と各車両の愛称】

〇東海道・山陽新幹線

東海道・山陽新幹線は、東京駅から博多駅までの区間を走る新幹線です。正確には東京駅から新大阪駅までが東海道新幹線で、新大阪駅から博多駅までの区間が山陽新幹線になります。

<東海道・山陽新幹線の区間を走る車両>

・のぞみ
1992年から運行している「N700系」「700系」の愛称です。定期運行は「N700系」がメインで、「700系」は臨時列車として運行する場合があります。過去には、「300K」や「500K」などもありました。

・ひかり
かつて東海道・山陽新幹線の区間を定期運行していた列車です。現在は、定期運行の座を「のぞみ」にゆずり、停車駅が若干多くなっています。定期運行の主要駅のみ停車する「のぞみ」と各駅停車の「こだま」との間の機能を果たしている列車です。

・こだま
東海道・山陽新幹線の区間を各駅停車で運行している列車です。東海道新幹線の区間と山陽新幹線の区間が分かれており、両区間をまたいで運行することはありません。早朝や深夜の時間帯はグリーン車なしや指定席なしで、自由席だけで運行されることがあります。

〇山陽・九州新幹線

新大阪駅から鹿児島中央駅までの区間を走る新幹線。新大阪駅から博多駅までの区間が山陽新幹線で、博多駅から鹿児島中央駅までの区間が九州新幹線となります。

<山陽・九州新幹線の区間を走る車両>

・みずほ
新大阪駅から鹿児島中央駅までの全区間を結ぶ列車です。九州新幹線の区間では、熊本駅と鹿児島中央駅だけ停車します。新大阪と鹿児島中央駅を3時間42分で結んでいます。車両は「N700系」を採用しています。

・さくら
九州新幹線の区間は一部で各駅停車になります。山陽新幹線の区間は「ひかり」の所要時間と同程度のスピードで運行しています。

・つばめ
九州新幹線の区間だけ、各駅停車で運行している列車です。使用する車両は「800系」が中心ですが、「N700系」が運行することもあります。

他にも使ってみたい新幹線いろいろ!

はやぶさ

〇山形新幹線

東京駅から山形県の新庄駅までを結ぶ新幹線です。東京駅と福島駅の間を東北新幹線が運行しているので、福島駅から山形駅を経て新庄駅に至る区間を正確には山形新幹線と呼びます。福島駅から新庄駅の区間は在来線を走っており、正式な新幹線ではなく、特別急行列車「つばさ」は在来線扱いになります。

<山形新幹線の区間を走る列車>

・つばさ

正式には新幹線ではなくて、特別急行列車に分類されています。「E3系」の1000番台や2000番台の車両が運行しています。

〇東北・北海道新幹線

東京駅から新青森駅を経て新函館北斗駅間を結ぶ新幹線です。正確には東京駅から新青森駅までが東北新幹線の区間で、新青森駅から新函館北斗駅までの区間が北海道新幹線になります。北海道新幹線は新函館北斗駅から札幌を経て、旭川まで結ぶ計画です。

<東北・北海道新幹線の区間を走る列車>

・はやぶさ

東京駅から終点の新函館北斗駅までを結ぶ列車です。東京・新函館北斗駅間を1日に10往復しており、片道4時間2分で結んでいます。車両には「E5系」や「H5系」を使用。早朝や深夜を除いて全席指定車で運行しています。グリーン車と最上クラスの「グランクラス」の指定席があります。

・はやて

東京駅から盛岡駅の間を定期運行する列車と、盛岡駅から新函館北斗駅まで運行する列車があります。車両は「E5系」、「E2系」が中心です。

・やまびこ

盛岡駅より以南で運行されている列車。東京駅と盛岡駅の区間を各駅停車で運行しているダイヤもあります。

・なすの

東京駅から那須塩原駅・郡山駅の間を結ぶ各駅停車の列車です。

〇秋田新幹線

盛岡駅から秋田駅までミニ新幹線方式で在来線の田沢湖線・奥羽本線を走る路線です。広義では東京駅から盛岡駅を指す場合がありますが、正確には盛岡駅から秋田駅までです。山形新幹線同様、正式な意味での新幹線ではなくミニ新幹線方式という扱いになっています。

<秋田新幹線の区間を走る列車>

・こまち

秋田新幹線の開業時から運行している列車です。「E6系」や「E5系」の車両が使用されています。

〇上越新幹線

埼玉県の大宮駅から新潟駅までを結ぶ新幹線です。案内上は東京駅から新潟駅までの区間となっています。東京駅から新潟駅までの所要時間は約2時間です。

<上越新幹線の区間を走る列車>

・とき

東京駅と新潟駅の間を運行している列車です。主要駅を結ぶダイヤと各駅停車のダイヤがあります。車両は「E2系」、「E4系」が運行しています。

・たにがわ

越後湯沢駅から南の区間を走行している列車です。車両は「とき」と同じ「E2系」、「E4系」が運行しています。

〇北陸新幹線

2015年に東京・金沢駅間が開通し、それまで陸の孤島と呼ばれていた北陸が大変近くなりました。東京駅から金沢駅までの所要時間は2時間30分ほどです。経路は高崎駅から軽井沢などを経て、長野駅から千曲川沿いに北上し、飯山駅、妙高高原駅、糸魚川駅で日本海側に出ます。親不知をぬけて富山駅、新高岡駅、そして金沢駅が終点です。

<北陸新幹線の区間を走る列車>

・かがやき

東京駅と金沢駅間を結ぶ列車で、グランクラスも設置されています。停車駅が少なく東京・金沢間を最速(2時間30分)でつないでいます。「E7系」「W7系」車両を使用。

・はくたか

東京駅と金沢駅間の各駅に停車する列車。「かがやき」同様、グランクラスを設定しています。車両は「E7系」、「W7系」です。

・あさま

東京駅と長野駅の間を結ぶ列車です。「E2系」、「E7系」、「W7系」の車両を使用しています。

・つるぎ

金沢駅と富山駅を結ぶシャトルタイプの列車です。車両は「E7系」、「W7系」。

お得な旅のプランはこちら!

■学割の新幹線を使ったらこんな得旅ができる!

新幹線の学割4

<東京発・南九州1周プラン>

東京から鹿児島中央駅まで新幹線の乗車券と特急券の値段が30,480円です。往復では61,000円。この中から乗車券に学割の2割を適用すると片道25,530円(往復51,000円)、さらに往復割(1割引)が適用されるので、片道24,750円(往復49,500円)になります。

鹿児島中央駅から「青春18きっぷ」(5回分で11,850円)を利用すると、5日間かけてゆっくり南九州が周遊できます。往復割引乗車券の有効期限は601kmから800kmまでが10日間、1,000kmまでは12日間です。

<東京発・北海道周遊プラン>

東京から新函館北斗駅まで東北・北海道新幹線を利用すると正規の乗車券と特急券の値段が22,690円(片道)となります。そのうち乗車券の値段が11,560円なのでそこから学割(2割)と往復割(1割)の3割を差し引くと、8,000円となり、19,200円(片道)となります。往復で38,400円です。さらに、北海道の周遊する区間をあらかじめ計画してその区間も併せて乗車券を購入すれば、すべての区間が3割引の乗車券で利用できます。

また、新函館北斗駅から「青春18きっぷ」(5回分で11,850円)を利用して北海道を回るプランもおすすめです。往復割乗車券の有効期限は12日間となります。

<東京発・金沢プラン>

東京から金沢駅までの新幹線の正規料金は14,000円(往復28,000円)です。特急券の料金を除いた乗車券の料金が7,340円なので、そこから学割2割を差し引くと乗車料金が5,872円、片道12,652円(往復25,300円)となります。なお、東京・金沢間の距離は片道450kmなので、往復割(601km以上適用)は適用されません。

<東京発・四国周遊プラン>

東京駅から岡山駅まで新幹線を利用します。正規の運賃は、片道16,300円(往復32,600円)です。乗車券の料金は10,480円で、ここから学割と往復割の3割が差し引かれるので7,336円、特急料金5,820円をあわせると片道13,150円(往復26,300円)となります。

岡山駅からは「青春18きっぷ」(5回分で11,850円)を利用するプランがお得。5日間使用できるので、1日目は岡山駅から高知駅、松山駅、徳島駅、または高松駅まで移動して、残り4日間で四国をJR線で周遊するプランがおすすめです。

<東京発・尾道プラン>

尾道は坂の多い瀬戸内海地方特有の趣のある街並みが特徴です。『時をかける少女』を代表とする尾道三部作の舞台でもあります。お友達やゼミ仲間との卒業旅行にいかがでしょうか。

東京駅から尾道駅までの新幹線の運賃は片道16,940円(往復33,880円)です。そのうち乗車券が11,120円なので、そこから学割2割と往復割1割が差し引かれます。すると、7,784円となり、特急料金をプラスして片道13,600円(往復27,200円)となります。800km以上距離があるので、有効期限は6日間です。尾道の周辺には、鞆の浦などの趣のある街並みや瀬戸内海には魅力的な小島がいっぱいあるので、電車や船で訪ねてみましょう。

<東京発・東北温泉巡りのプラン>

東京駅から仙台駅まで東北新幹線を利用します。新幹線の運賃は片道11,200円(往復22,400円)です。このうち乗車券が5,940円なので、ここから学割2割が差し引かれ片道4,752円となります。特急料金を足して片道10,000円(往復20,000円)です。仙台の周辺には、秋保温泉や並作温泉、青根温泉、鳴子温泉といったいい温泉がたくさんあります。

東京駅から山形新幹線を使って北大石田駅で下車して、周辺の銀山温泉や赤倉温泉といった名湯をランニングして回るというプランもおすすめです。ちなみに北大石田駅から銀山温泉まで約17kmあります。

■新幹線の学割まとめ

今回は、学生の特典である新幹線の学割を利用して、お得な旅を楽しもう! というテーマでお届けしてきました。海外旅行にも人気がありますが、最近はより安全な国内旅行の人気が高まっているようです。学割の新幹線を使って効率よく日本各地を旅してみませんか。自分たちの住む国の美しさや素晴らしさを知ることは、外国を知ること以上に有意義なことではないでしょうか。時間がたっぷりある学生のうちに、今ある特典を最大限に利用してエンジョイしてください。

執筆:山下正之助(ナレッジ・リンクス)

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