【クラウドワークスの先輩社員】プロダクトDiv.:八尾拓斗さん 2ページ目
▲学生時代の八尾さん
八尾さんのガクチカ(学生時代一番力を入れていた活動)は?
海外インターンシップ事業に携わる学生団体に所属していまして、学生時代の4年間は、すべてそこに捧げたと言っても過言ではないほどです。インカレの団体で全国各地の25校に委員会があってそれぞれ活動していて3年生のときには大学内を取りまとめる委員長をしていました。委員長は投票形式で決まるのですが、そこで「インターンに参加する学生の件数を昨年の4倍にする」というマニフェストを掲げ、結果的には2〜3倍の成果がありました。ただ、目標達成のためにメンバーを精神的に追い詰めてしまった側面もあり、今振り返るとひとりよがりだったなと思う部分も多いです。当時の反省を生かして、今では人と話す時には自分の価値観を押し付けず、フラットに理解と共感をするように心がけています。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
委員長として学生団体をひっぱる立場になって得たことは、すべて今の仕事の基礎につながっていると思います。たとえば、当時は自分のなかでの理想を高めるために本を常に読んでいました。ペースとしては年に100冊ほど。組織論や哲学書、ビジネス書など幅広く読みました。
なかでも、どこかで読んだ本の中に「“理想"の位置が高ければ“現実"に対する意識も自ずと高くなる、“理想"を下げれば“現実"に対する意識も自ずと下がる」ということが書いてあって。この考え方は今でも大事にしています。高校3年生で大学受験に失敗したとき、その原因を振り返ってみると、当時の私は「周りと比べて勝っていれば満足」という考えだったのかなと。そこから相対的に物事を捉えるのはやめて、自分自身が掲げる理想に対して今の自分はどの位置にいるのかを考えるようになりました。「周りと比べない」という姿勢が、大学時代の学生団体の活動でも、今の仕事でも、モチベーションを保ってより高い目標を目指すのに役立っています。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
大学時代になにかひとつでも「誰かのために頑張れた経験」があるといいのではないでしょうか。学生団体で活動していたころ、どうしてあんなに頑張れたのかと聞かれれば「誰かのため」だったからだと思います。どちらかと言うと「自分のため」に頑張れるタイプではないので。
「誰かのため」に頑張ることが結果的に自分の糧になっているのではないかと思います。
今取り組んでいるUXデザイナーの仕事も、きっとサービスを使うユーザーや、ひいてはそのユーザーに仕事をお願いする企業など、「誰かのため」という思いを持てているから頑張れているんだと思います。
大学受験に失敗した経験から、周りとの差ばかり気にしている自分を変え、大学生活は自分を高めることに全力投球した八尾さん。今後はUXデザイナーとして、ユーザビリティを高めるデザインの重要性を会社全体に浸透させていきたい、と語ってくれました。「誰かのため」なら頑張れるという言葉通り、「クラウドワークス」のサービスをよりよいものにするために今後の活躍が期待されますね。
趣味:映画鑑賞・読書・美術館 特技:特になし 就活で受けた企業数:5~10社 志望していた業界:特に業界単位で絞ったりはしませんでした。 今の会社の魅力:市場を作っている会社/新卒扱いがなく価値あることに集中できる会社
文・田本麻未(M-3)
写真・宇田川大輔(M-3)
取材協力:株式会社クラウドワークス