▲学生時代の佐川さん

佐川さんのガクチカ（学生時代一番力を入れていた活動）は？

大学時代は部活動一色でしたね。中学・高校時代はバスケ部に所属し、高校3年生ではライフセービング部と兼部していました。大学時代はなにか新しいスポーツに挑戦してみたいと思い、サッカー部に所属していました。また、母校の小学生にボランティアでスキーを教えたりと、サッカー部以外の活動でもスポーツにどっぷりでした！ また、サッカー部ではキャプテンを務めていたので、自分自身のコンディション以外にも、チームを意識して行動することが多かったです。そこで養ったチームプレーの精神は、社会人になった今でもひとりよがりにならず、常に周囲と連携を取りながら物事を進めていくという点で、活かされていると思います。

個人的な部分では、ひとつの試合が終わるたびに「今回の試合で自分の動きのどこがダメだったか？ どう練習していけばよくなるのか」を考えるようにして日々のトレーニングに活かしていました。準備をして本番に臨み、その反省を次に生かすというPDCAの回し方は、まさに今の仕事も同じだと感じています。

仕事で役立っている大学生時代の経験は？

サッカー部での活動を通して、困難な状況でも諦めず、乗り越えていく力が養えたと思います。それは、キャプテンの経験を通して学びました。チームの成績にはどうしても好調・不調の波があります。チーム全体のモチベーションをうまく保つことが、キャプテンの重要な役割のひとつだと思っていて、試合でなかなか結果が出ないときは、メンバーの士気を下げないように積極的に声がけたり、厳しいトレーニングだけでなく、時には気分転換できるようなメニューを取り入れ、常にメンバーがモチベーションを維持して部活に取り組めるよう、意識していました。 今の仕事でも、ニュースとして取り上げるには難しい情報だったり、中々露出に繋がらなかったりすると、こまめに提案方法を見直したりして、今ある問題を解決するためにはどうしたらいいかを常に考えるよう心がけています。

就活前にやっておいたほうがいいことは？

自分だけで調べるのには限界があるので、いろいろな人の話を聞いて、世の中にどんな仕事があるかを知り、自分はなにをしたいかに気付くことが大切だと思います。私は先輩方にたくさん相談して、アドバイスをいただいて業界研究をしていました。 また、私はスポーツに関わる仕事をしたいと明確にやりたいことがあったのですが、なにをしたいかわからないという人は、就活前に自分のタイプをきちんと把握することから始めてみてはいかがでしょうか。「同じ仕事を繰り返して精度を上げていくタイプ」か「常に新しいことに挑戦し続けるタイプ」、この2つのうち、自分がどちらに向いているか知っておくだけでも、選択肢も変わってくるのではないでしょうか。サニーサイドアップでの働き方は後者の常に新しいことに挑戦していくスタイルなので、新しいやりがいや興味の幅が広がっていると感じています！

就活ではつらいこともあると思いますが、私は部活の試合のときのように、弱気にならないことを心がけていました。応募する企業を最初から敵わない相手だと思い込むと、上手くいかないこともありますし、とりあえず自分を信じてなんでもやってみる、という気持ちでぜひ取り組んでほしいです。

どんな質問にも落ち着いてわかりやすく丁寧に話してくれる佐川さん。普段からさまざまなメディアに向けて、伝えるべき情報を的確に伝える努力を重ねていることが感じられるインタビューでした。 新しいことにどんどんとチャレンジしていかなければならない環境はとても刺激的で自身をレベルアップさせてくれていると感じているそうです。佐川さんのようにどんなときでも自分らしく、弱気にならずに前へ進む努力を続けることが、仕事での大きな成長へ繋がる秘訣なのかもしれません。

文・竹林佑子（Ｍ-３）
写真・宇田川大輔（Ｍ-３）
取材協力・株式会社サニーサイドアップ