【富士通の先輩社員】社会基盤グローバルビジネス統括部 営業:揚妻悟史さん 2ページ目

編集部:すい

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学生時代編日本から離れたことで国産製品の質の高さを認識

揚妻さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?

揚妻さん学生時代の写真▲現地で知り合った友人と、カリフォルニアを小旅行中の揚妻さん

大学時代に一番心がけていたのは、いろんな環境に属してみることだったかもしれないです。サークルやアルバイト、海外留学、教育実習など……。もとは人見知りな性格で、どちらかというと似た価値観を持った友人とばかり関わっていたのですが、大学に入って一度その殻が破られた瞬間があったんです。はじめは「友達になれない」と拒否反応があった人もいたのですが、話してみるとおもしろいなと思えて。すべての考えを理解する必要はなく、お互いに知って認め合うということが大事だと気づかされました。

アルバイト先は居酒屋が目の前にあるような下町のコンビニだったのですが、荒っぽい下町のおじさんがよく深夜に来店して、最初は「関わりたくないな」と思っていたんです。でも、慣れてくると根はいい人で、顔を覚えてくれたり、おまんじゅうをくれたりして、自分が作っていた壁を超えてきてくれたときに、どこかうれしい気持ちになりました。そのおかげで今では初対面でも積極的に話かけるほど、人に興味をもって接する性格になりました。

仕事で役立っている大学時代の経験は?

揚妻さんインタビュー風景2

仕事で役立っているというよりも、営業を志したきっかけのエピソードになるのですが、海外留学に行ったころがちょうど2011年の東日本大震災があった直後で、外国人から「福島の原発についてどう思う?」と聞かれたんです。当時、うまく答えることができなくて、自分の国のことなのに説明できなかったことがすごくショックでした。"日本人なのに"日本のことをよく知らない自分に驚きましたし、だからこそ答えられなかったことにショックを受けている自分を客観的に見て「やっぱり日本のことが好きなんだな」と感じたんです。

そして、留学先で日本産の自動車や電子機器などが海外で当たり前のように動いていることに誇らしく思う自分もいて、はじめて自分の愛国心というものを自覚するようになりました。この出来事をきっかけに、日本の素晴らしい技術や製品を海外に持って行く仕事ができたら素敵だなと思ったんです。富士通を志望したのも、海外に誇れる技術や製品がたくさんあったのが大きかったですね。

就活前にやっておいたほうがいいことは?

自分自身の経験から言えるとすれば、自分とはまったく違う価値観をもった人や文化に触れる経験は絶対にしておいたほうがいいと思います。海外留学もそのひとつですが、例えば海外旅行などでもいいと思います。僕の場合はアメリカのカリフォルニアに2ヶ月間留学して、ニューヨークへはバックパッカーの旅へ。そこで文化のギャップを感じたり、自分の意見を素直に伝える人と関われたりすることで、たくさん刺激をもらえました。みなさんにもそういった、時間に余裕がある学生時代しかできない貴重な経験をしてほしいなと思います。

たとえ敏腕ビジネスマンが相手だとしても、企業が本当に必要としていることをしっかり見つける姿勢を持ち続ける揚妻さん。それもすべて、学生時代の海外留学やアルバイトの経験から培った「人の気持ちを自分のものさしで測らない」経験が役に立っているのではないでしょうか。

DATA

趣味:お酒・ダーツ・サックス・ゴルフ
特技:飲食店で知らない人と仲よくなる
就活で受けた企業数:15社程度
志望していた業界:IT、素材メーカー、製造業
今の会社の魅力:日本の技術を世界に広める仕事ができる

文:田本麻未(M-3)
写真:田川智彦
取材協力:富士通株式会社

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