【Gunosyの先輩社員】広告技術部 アドエンジニア 星遼平さん 2ページ目
星さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?
▲学生時代の星さん(写真左)
プログラミングの勉強に一番力を入れていました。もともと高校までは文系だったのですが、数学が得意だったので進路相談で薦められ、情報系の大学に進学しました。最初は授業についていくことだけで必死でしたね。周りには高校時代からプログラミングをやっていて、PCで自作ゲームを作っているような人も多かったのですが、僕はプログラミングどころか最初はタイピングもままならなかったので……。
もちろん授業でプログラミングの基礎は教えてもらえますが、あくまで初歩的なことだったので、それ以上のことは自分でネットを漁ったり、本を読んだりして勉強していました。
プログラミングの基本を習得してからは、その技術を磨くためにWebアプリケーションの実装に取り組んでいました。たとえば簡単なものだと、1日ひとつ、ランダムで名言をサジェストしてくれる仕組みを作ったりしました。ハッカソンと呼ばれるソフトウェア開発のエンジニアが集まるイベントにも何度か参加しました。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
大学院時代の2年間、ずっと取り組んでいたPBL(課題解決型学習)は良い経験になりました。企業が用意した課題を解決するための施策を考えて、実際にシステムを実装していくプロジェクトです。4人でスクラムを組んで(一か所に集まった少人数の開発チームが、目的の達成のために協力しあいながら作業を進めるソフトアウェア開発の手法のこと)、自分たちで開発スケジュールを引いて、1週間ごとにタスクを切って開発→進捗の発表を繰り返していきます。
進捗の共有を受ける企業の人のなかにはプログラミングがまったくわからない人もいるので、そういう人たちにどうやって仕組みを理解してもらうかは苦労しましたね。少しでも伝わりやすくなるように、発表資料では画像を使って仕組みを説明するなど、いろいろな工夫をこらしていました。
今の仕事もエンジニアだけで完結するものではなく、社内・社外問わずさまざまな職種の人に開発の内容を理解してもらったり、知ってもらったりする必要がある場面がたくさん出てきます。どんな人にもわかりやすい情報共有の方法を意識するという点で、学生時代のPBLでの経験が役に立っていると感じています。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
とにかく自分の好きなことをとことんやっておいたほうがいいと思います。僕はプログラミングが好きなので、学生時代も今もよく勉強していますが、それでも足りないと感じています。入社してから特に、周りにはもっとすごい人がたくさんいると知って、より一層勉強しなきゃという気持ちが強くなりました。勉強に限らず、時間のある学生のうちに好きなことに思いきり打ち込んでおけば、スキルが身につくのはもちろん、自信にもつながるんじゃないでしょうか。
学生時代もプログラミング三昧だったにも関わらず、「もっと突き詰めて勉強しておけばよかった」と少し後悔しているという星さん。今でも自主的にプログラミングの勉強会に参加したり、オフの時間も勉強にあてたりと、スキルアップに余念がありません。
ただ振り分けられた仕事をこなすだけでなく、もっと目的意識を持って提案することを課題としている星さんが、どのようにステップアップしていくのか楽しみですね。
趣味:読書/筋トレ
特技:服をきれいにすばやく畳める
就活で受けた企業数: 10社以上 (インターンシップした企業数。インターンをしないでエントリーした会社はなく、実際に働かせてもらってから決めたいと思っていた)
志望していた業界: Web業界
今の会社の魅力:働いている人が魅力的
文:吉田まや(サイドランチ)
取材協力:株式会社Gunosy
写真:梅田直子