【ソフトバンクの先輩社員】コンシューマ事業統括 コンシューマ営業統括 営業第二本部:西来路敬太さん 2ページ目
西来路さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?
キックボクシング部に所属して、大学対抗の全日本大会で優勝しました。超合理主義だったので、意味のない練習をして時間を無駄にするより、いい指導者からより実践的なコーチをしてもらったほうが効率的だと考えて、プロになったOBの方を招いて教えてもらうこともありました。
あと、減量をクリアした後、体重を戻すためにたくさん食べたり、試合前のゲン担ぎでカツ丼を食べたりする選手がいるんですけど、そういうことは一切しませんでした。食べた物がどのくらいでエネルギーに変わるかは、食べ物ごとに決まっているんです。お米はエネルギーになるまで3日かかるから3日前に食べる、うどんは1日だから前日に食べて、試合当日はすぐエネルギーになるハチミチを飲んだりして、試合当日にピンポイントで全てのエネルギーが集中するように調整していました。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
さまざまな勝負事が世の中にありますけど、キックボクシングの場合、負けると精神的なダメージと肉体的にもボコボコにされるダメージ、両方受けることになります。だからこそ絶対に負けられないし、負けたくないので精神的にも肉体的にも鍛錬しました。そういう強さは社会に出ても役立っていると思います。
また、放送研究会の新入生歓迎会で70人の新人部員を集めたことも、今につながっていますね。大学のサークル勧誘は、ビラを配りながら「入ってよ~」とむやみやたらにやることが多いんです。当時の僕はそこで「いっちょやってやろう!」と思って、策を練りに練りました。まず入学したての一年生は、どんなサークルに入ればいいのか、どんな講義をとってどういう時間割にすればいいか、全然わからないんです。そこで、新歓が始まる前に全部のサークルをリサーチ、講義のこともみっちり調べて、どのような時間割にすれば効率的なのかを病的なくらい検討しました。それで勧誘のとき、調べてきたすべてを一年生たちに還元しました。するとその一年生がまたその友達を呼び、「なんかいろいろ教えてくれるサークルがある」と口コミでどんどん広まっていったんです。最終的に、新入生歓迎会に大勢の人が集まってくれました。大学に入ったばかりの新入生の気持ちを考えることは、店舗にやって来るお客さんの立場を考えて、サービスを提供することにつながっていると思います。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
大人と話す練習ですね。就活で相手にするのは大人の方なので、面接で緊張して自分を出せなくなるのはもったいないので。 学生時代のアルバイトで、フィットネスジムのインストラクターをやっていたんですけど、そこで年上のお客さんとの関わりが多かったんです。自分の持っている知識だけ言っていても、なかなか興味を持って聞いてくれないので、お客さんの話を8割聞くという意識でコミュニケーションをとっていました。このスキルは身に付けておいてよかったと今でも思います。
無駄なことは絶対したくない、という超合理主義な西来路さん。1年目の現場研修も、キックボクシングで準備の大切さを知っていたからこそ、意欲的に取り組めたと言います。いずれは企画部門で大活躍したい、と目標を語ってくれた西来路さんですが、自称“飽き性"な彼が、どんな作戦でどんな成果を生み出していくのか、活躍に期待しましょう。
趣味:映画、スポーツ、節約
特技:マッサージ、なぞなぞ
就活で受けた企業数:約10社
志望していた業界: IT、製薬、不動産
今の会社の魅力:未来志向でワクワクする
年次に関わらず、成果を出せば評価される
取材:小山喜崇(サイドランチ)
構成:吉田まや(サイドランチ)
取材協力:ソフトバンク株式会社
写真:原恵美子