薬剤師になるには? 仕事内容や必要な資格、お給料について解説 2ページ目

編集部:いとり

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■薬剤師になった後の就職先は?

薬剤師の免許を交付されると、医薬品の専門家として仕事ができるようになりますが、その勤め先は主に下の3つになります。

1.病院など医療機関
2.調剤薬局
3.薬品会社

医薬品を扱うプロですので、医療機関や調剤薬局は当然ですが、意外と見落とされがちなのが薬品会社です。薬品会社も医薬品の開発に携わる人、またMRとしての人材として薬剤師の資格を持つ人材を求めています。また、上でも触れましたが、薬品の分類によって薬剤師がいないと販売できないものがあるため、大手ドラッグストアでも薬剤師の需要は高いです。対面の薬剤師の指導の下に販売しなければならないという「要指導医薬品」なんてものもありますから。

■気になる薬剤師のお給料は?

「薬剤師はお給料がいい」というイメージがあるかもしれませんが実際はどうなのでしょうか。厚生労働省が毎年行っている「賃金構造基本統計調査」にデータがあります。勤務する企業規模によって集計され、下のようになっています。

●企業規模10人以上の会社の場合
平均年齢:37.4歳
平均勤続年数:6.5年
平均年収:514万9,000円

●企業規模10-99人の会社の場合
平均年齢:44.6歳
平均勤続年数:7.7年
平均年収:591万7,000円

●企業規模100-999人の会社の場合
平均年齢:38.1歳
平均勤続年数:6.7年
平均年収:503万円

●企業規模1,000人以上の会社の場合
平均年齢:33.5歳
平均勤続年数:5.7年
平均年収:491万4,000円

※平均年収は、下記の厚生労働省のデータの「きまって支給する現金給与額」を12倍し(12カ月=1年分)、「年間賞与その他特別給与額」を足して算出しています。

⇒データ出典:厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&tclassID=000001062209&cycleCode=0&requestSender=estat

日本のサラリーマンの平均年収は400万円ぐらいと言われていますので、企業規模によらず、薬剤師の給与はそれよりも多いことがわかります。6年間の勉強が必要で、国家試験に合格しないとなれない薬剤師ですから、その専門性の分だけお給料もイイのでしょう。

薬剤師になるにはどうすればいいかについて解説しました。ただし、薬剤師の人数は近年急増しています。そのため「将来的には薬剤師過多の時代になるのでは?」という声があることも確かです。これから薬剤師を目指す人は、そういう声にも耳を傾けてから自分の進路を考えるようにしてください。

(高橋モータース@dcp)

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