大学のノートはどうやって取ればうまくいく?大学生に聞いたノートの取り方のポイントを紹介

編集部:すい

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みなさんは大学の授業をどんな風にノートにメモしていますか?

デキる人はノートの取り方一つとっても、他の人とは違うもの。それはほんの些細なこだわりなのかもしれませんが、勉強というのは少しでも工夫することで圧倒的に効率が変わってくることもあるものです。

大学生が上手にノートを取るためのテクニックについて紹介します。

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大学のノートの取り方は高校時代とは違う

大学の講義は、高校までと違い授業担当者が丁寧に板書を作ってくれるわけではありません。

中には口頭でのみ解説をし、全くといっていいほど板書をしない教授もいますし、レジュメを配布する代わりに板書をしない教授もいます。

しかも、大学の講義は1コマ90分と長く、教授の発言の全てをノートに書き取るのは至難の業です。

高校時代と同じ気持ちで講義を受講すると、テスト期間になって困ることになってしまいます。

大学のノートの取り方にはポイントがありますので、ポイントを押さえてノートを作るようにしましょう。

大学のノートの取り方のポイント!先輩方直伝のテクニックとは

大学のノートの取り方のポイントは、文系・理系問わず一緒です。

以前、学生の窓口で現役の大学生を対象に取ったアンケートを元にポイントを紹介します。

  • ・ポイントをメモする
  • ・色ペンは重要な部分にだけ使う
  • ・余白を残して書き込めるようにする
  • ・板書ではなく教授の話をメモする
  • ・その日のうちに見直して書き足す

ポイントをメモする

多くの大学の講義では、教授陣の話や板書の内容の全てをメモするのは困難です。

  • ・忘れてはいけないポイント
  • ・講義内容を理解するために重要なポイント
  • ・講義だけでは理解が足りないところ
  • ・試験に出そうなポイント

など、後からノートを見返したときに講義内容を思い出せるようなポイントをメモするようにしましょう。

特に講義だけでは理解が足りない部分は、後ほど教授に聞きに行くか、参考書を当たるなどして疑問点を解消しておきましょう。

大学のノートはポイントをメモするという先輩方の声

  • ・ポイントを見れば、後は思い出すので(女性/25歳/大学院生)
  • ・これをすることで、テスト用ノートを作る手間が省ける(女性/19歳/短大・専門学校生)
  • ・ポイントをしぼることによって見返したときに違ってくる(男性/25歳/大学院生)
  • ・話すのが早い教授だと全て書き込むことが難しいため(女性/20歳/大学3年生)

色ペンは重要な部分にだけ使う

特に理系の講義では、少し眠気が襲ってきただけで講義内容についていけなくなるものもあり、ペンを持ち替える時間すらも惜しいことがあります。

色ペンは重要な部分をマークするときにだけ使うようにし、あらかじめ色ごとに役割を決めておくといいでしょう。

例えば、

  • ・赤:重要ポイント
  • ・黄色:よくわからなかったところ
  • ・青:教授が雑談のように話したが講義に深く関わるところ

のようにです。

大学のノートで色ペンは重要な部分にだけ使うという先輩方の声

  • ・後で見返しやすい(男性/18歳/大学1年生)
  • ・覚えるためには目立たせるべき(男性/21歳/大学4年生)
  • ・特に青色が頭にインプットされやすいと聞いたことがある(男性/23歳/大学4年生)
  • ・わかりやすく覚えやすいから(女性/21歳/大学4年生)

余白を残して書き込めるようにする

ノートは余白を十分に残し、後から書き込めるようにしておきましょう。

ぴっちりと隙間なくノートを使う人がいますが、大学で使うノートは後から書き込みをすることを前提に作った方がいいです。

大学のノートで余白を残して書き込めるようにするという先輩方の声

  • ・付箋も使う。ノートが汚れないから(女性/25歳/短大・専門学校生)
  • ・図を書く。特に力学などは正確な図を書いて、物体の状態を把握することが重要(女性/22歳/大学4年生)

板書ではなく教授の話をメモする

講義する教授のクセにもよりますが、板書よりも教授が口頭で話した内容の方が重要であるケースが多いです。

また、授業中にレジュメが配布されているなら、レジュメに書いてある内容はあえて書かないようにし、教授の話に耳を傾けるようにしましょう。

大学のノートで余白を残して書き込めるようにするという先輩方の声

  • ・黒板に書かれないこともテストにでたりするし、理解しやすいから(女性/23歳/大学4年生)
  • ・先生が話したところ以外を書くと正解にならなかったことがあるから(女性/19歳/大学1年生)
  • ・大切なポイントばっかりだから(女性/18歳/大学1年生)
  • ・板書よりも話を理解することが大事(女性/22歳/大学4年生)

その日のうちに見直して書き足す

作成したノートは、講義のことをすぐに思い出せるうちに見直し、書き足しましょう。

講義中には書けなかったことや、見直すことで不明点が判明することも多いものです。後のテストの役にも立ちますし、記憶の定着にもつながります。

大学のノートでその日のうちに見直して書き足すという先輩方の声

  • ・そのときノートに書かなくても、テスト勉強時に見られればいいから(男性/24歳/大学院生)

大学生でノートを取らない人が使っているテクニックとは

大学生の中には「ノートは取らない」という人もいます。そういう人が使っているテクニックを2つ紹介しますね。

  • ・スマホで板書の写真を撮る
  • ・教科書やレジュメに書き込む

スマホで板書の写真を撮る

スマホで板書の写真を撮り、それをテスト前に見返すという人もいます。手で書くよりもパソコンでタイプするよりも早く板書が手に入るので、楽ではありますね。

しかし、スマホのシャッター音が講義室に響くと他の学生にも教授にも迷惑がかかります。

また、講義によってはスマホの持ち込みが禁止されていたり、写真撮影がNGである場合もありますので注意しましょう。

大学でノートを取らないでスマホで板書の写真を撮る先輩方の声

  • ・書き遅れた後から書くのが大変になるから(男性/19歳/大学1年生)
  • ・ノートに書く手間が省けるから(男性/27歳/大学院生)

教科書やレジュメに書き込む

ノートは取らず、教科書やレジュメにそのまま書き込むという人も多いです。

レジュメが充実している講義や教科書を常に参照しながら進む講義の場合は、ノートを取るよりも直接書き込んだ方が理解が進むケースもありますね。

すでに単位を取得した先輩から、めいっぱい書き込みがしてある教科書を譲ってもらうという人もいるようです。

大学でノートを取らないで教科書やレジュメに書き込む先輩方の声

  • ・情報はひとまとめにしたほうがわかりやすいから(女性/19歳/大学1年生)
  • ・見直したときにわかりやすいから(女性/20歳/短大・専門学校生)
  • ・教科書の文言と板書の内容が一緒に確認できる(男性/19歳/大学2年生)
  • ・教科書持ち込みOKのテストなどもあるから、あとあと便利(女性/23歳/大学院生)

大学生がノートとして利用するのはルーズリーフ?パソコン?タブレット?

大学生がノートとして利用するものは、

  • ・ルーズリーフ
  • ・パソコン
  • ・タブレット(ipadなど)

です。

冊子タイプになっているノートを利用している人は少数派ですね。

大学生がルーズリーフをノートとして利用するメリット・デメリット

ルーズリーフをノートとして利用するメリットは、

  • ・自分の手で書くので記憶に残りやすい
  • ・講義ごとに作れるので紙が無駄にならない
  • ・レジュメなども貼り付けられて便利
  • ・パソコンやタブレットを購入するよりも安価
  • ・電源を必要としない

です。

デメリットは、

  • ・講義が早いと手書きが追いつかない
  • ・しっかり管理しないと行方不明になってしまう

というところですね。

教科書に書き込む派の人の中には、ルーズリーフではなく付箋を使うという人もいました。

大学生がパソコンをノートとして利用するメリット・デメリット

パソコンをノート代わりにするメリットは、

  • ・レポートを書くときに参照しやすい
  • ・パソコン一台あれば全ての講義に対応できる
  • ・タイピング速度が早ければ手書きよりも楽
  • ・録画機能を使えればビデオ録画も可能

です。

デメリットは、

  • ・ノートパソコンの種類によっては重たい
  • ・電源が必要なので予備バッテリーが必要になることがある
  • ・タイピング音がうるさく、他に迷惑がかかる可能性がある
  • ・録音や録画が許可されていない場合は使えない

です。

ノートパソコンは便利なツールですが、タイピング音などの問題点もあります。そこをクリアする必要がありそうです。

大学生がタブレットをノートとして利用するメリット・デメリット

タブレットをノート代わりに使うメリットは、

  • ・手書きできる
  • ・画像や動画も取り込める
  • ・パソコンよりも軽い
  • ・キーボードがあればタイピングも可能
  • ・タブレット一台で全ての講義に対応できる

です。

デメリットは、

  • ・電源が必要なため場合によっては予備バッテリーが必要
  • ・タイピングや写真撮影時は音に注意する必要がある
  • ・パソコンに慣れていると不便を感じるシーンがある

になります。

実験系の講義ではパソコンもタブレットも不向きですが、普段の講義で使う分には手書きもタイピングも可能なタブレットが便利そうですね。

大学のノートをパソコン・タブレットで取るときにおすすめのアプリ

大学のノートをパソコンで取るときに役立つアプリを紹介します。

新しいアプリを導入するよりは、論文執筆などに使うMicrosoft Wordなどを利用して作成した方が、操作に慣れることもできますし便利です。

MicrosoftのOfficeソフトは有料ソフトになりますが、大学生活には欠かせないソフトなのでパソコン購入と同時に手に入れておきたいですね。

Googleドキュメントは、Googleアカウントを作ることで使用可能になるWordのようなソフトです。オンライン上でも使えますし、オフラインでも使えます。

MicrosoftのOfficeソフトかGoogle系のソフトがあれば、不自由しないでしょう。

その他には

がおすすめです。

どのアプリもパソコン・タブレット・スマホ連携機能がついており、メモ帳アプリとしてもノート代わりのアプリとしても利用可能です。

大学のノートは講義内容と相性のいいものを選んで作って

大学のノートは講義内容と相性のいいものを使うのが一番です。

「先生の話をしっかりメモする」ことが重要と答えた先輩方が多かったので、板書した内容以外の板書がより深く理解できるような話をしっかりとメモできるものがいいですね。

パソコンやタブレットを使うのも手ですが、操作に慣れていないと手書きよりも不便を感じてしまうことが多いです。

しっかり操作を理解した上で利用するようにしましょう。

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