MRとは? 仕事内容や試験について知ろう 3ページ目

編集部:いとり

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■MRの仕事をするなら「MR認定」を受けましょう!

上記のような歴史を踏まえて、1997年に「MR認定試験」が誕生しました。これは、製薬業界が「MRの育成」「業界のよりよい発展」を企図して自主的に作った資格です。『公益財団法人 MR認定センター』が試験を実施し、MR認定証を交付しています(MR認定試験に合格しただけでは「MR認定証」は交付されません/詳細は後述)。

最近ではMR認定証を有していないと医療施設に出入りできないといった流れもあります。資格がなくても営業はできそうなものですが、MRの仕事をするのであれば、やはりMR認定証の交付を受けておいた方がいいようです。

MR認定試験の受験資格は、MR認定センターに登録している製薬企業やCSO(MR派遣業)に、(1)在籍しているか、(2)在籍していないか、で異なります。

●MR認定試験の受験資格を得る条件

(1)MR認定センターに登録している製薬企業やCSO(MR派遣業)に在籍している場合
⇒製薬企業またはCSO(MR派遣業)で導入教育を受講し、修了認定される

(2)MR認定センターに登録している製薬企業やCSO(MR派遣業)に在籍していない場合
⇒MR認定センターの教育研修施設で300時間の基礎教育を受講し、修了認定される
※登録の製薬企業に在籍しているが、MR職を離れているなどの理由により、個人としてMR認定証を更新する人は、(2)になります。

そして、MR認定証の交付を受けるためには、試験に合格した後、次の条件を満たさなければなりません。

●試験に合格後、MR認定証を交付される条件

(1)MR認定センターに登録している製薬企業やCSO(MR派遣業)に在籍している場合
⇒6カ月間の実務経験(MR経験)を修了する

(2)MR認定センターに登録している製薬企業やCSO(MR派遣業)に在籍していない場合
⇒製薬企業またはCSO(MR派遣業)に入社し、実務教育150時間と実務経験(MR経験)6カ月を修了する

「MR認定証」の交付を受けるためには、(1)(2)いずれの場合でも試験に合格するだけでは駄目で、基礎知識があることはもちろん、その上にMRとしての経験が最低でも6カ月は必要なのです。ゼロから始めるにはちょっと難しい、専門的な資格だといえるのではないでしょうか。ちなみにこのMR認定証の有効期限は5年。「有効期限の前年3月31日までの5年間に教育研修を受講し、修了認定を受けている」という条件を満たしていれば、更新することが可能です。医学の進歩はまさに日進月歩ですから、いつも最新の情報を得続けていることがMRの使命というわけです。

⇒データ出典:『公益財団法人 MR認定センター』
https://www.mre.or.jp/

今回は、MRとはどんな仕事か、MRになるにはどうすればいいのかを解説しました。「MR」は医薬品業界の職種の呼称として一般的になってきています。扱うものが医薬品だけに非常に専門的な知識が問われる職種です。MRとして働きたいと思う人は、医師・薬剤師ときちんと話せるように薬品についての知識を伸ばしておくのがいいでしょう。

(高橋モータース@dcp)

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