よく聞く広報とはどんな職業? 仕事内容を知ろう 2ページ目
広報とよく似た仕事に「宣伝」があります。宣伝も「自社の製品、自社の活動」について消費者によく知ってもらえるように行いますが、宣伝の場合は自社のリソースだけでなく、他社を動かして行うところにその違いがあります。そして、大きな差は掛かるお金です。
広報の場合には、たとえばリリースを書くのは広報部員ですし、システムは使うにしろリリースを配信するのも同部員です。また、雑誌社やテレビ局の取材対応についてなども基本的には広報部員だけで事足りますね。
しかし、宣伝はそうはいきません。宣伝素材の制作にも代理店や制作会社などにお金を支払い、また宣伝を流してもらう新聞・雑誌・テレビ・ネットなどのメディアにもお金を支払わなければなりません。宣伝の場合には、他社に仕事を依頼し、お金を支払って自社製品・自社について認知してもらえるようにするのです。
会社によっては、宣伝部が独立した部署ではなく、広報部の中にあって、たとえば「宣伝課」のようになっていることもあります。あくまでも「広報」が基本であって、それほど頻繁に「広告宣伝」を行わない会社の場合には、それでも十分なのですね。
広報とは、自社の製品・サービスを広く世間に知らしめることですが、そのため「営業部」「開発部」といった部署とは、また違ったおもしろさがあります。もし、そのような告知の仕事に興味があるようでしたら、広報部を配属先に希望してみてはいかがでしょうか?
(高橋モータース@dcp)