弁護士になるには? 司法試験だけではダメ?! 意外と知らない資格と年収をチェック
ハイキャリアな仕事の代名詞として憧れの職業に挙げられることの多い「弁護士」ですが、この弁護士になるにはどうすればいいのかご存じでしょうか。ドラマなどで弁護士の仕事内容に触れることはありますが、「弁護士のなり方」は知らない人が意外と多いかもしれませんね。そこで今回は「弁護士になるにはどうすればいいか」についてご紹介します。
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■弁護士になるには司法試験を受けるべし!
弁護士になるには、まずは「司法試験」に合格しないといけません。では、この司法試験を受けるにはどうすればいいのでしょうか。実は司法試験の受験資格を得るには、2つのルートがあるのです。
一つは大学卒業後に「法科大学院」に入学し、卒業すること。もう一つは、中学、高校、大学を卒業後に「司法試験予備試験」を受け合格することです。このどちらかを満たしている場合に、司法試験を受けることができます。
■法科大学院ってどんなところ?
「法科大学院」は、弁護士のほか、裁判官や検察官といった法曹に必要な知識を得ることのできる専門職大学院。「ロー・スクール」とも呼ばれています。大学卒業後に法科大学院適性試験および各法科大学院ごとに定められている個別の試験を受け、合格することで入学できます。修業期間は大学で法学を学んでいた場合は2年、それ以外は3年となっており、修了後に司法試験の受験資格と、法務博士の学位を得ることができます。
■司法試験予備試験とは?
次は、司法試験の受験資格を得るもう一つのルートである「司法試験予備試験」についてですが、こちらは大学卒業者以外でも受けることができるもの。つまり、大学に行っていない人でも、法曹界への門戸が開かれているということなのです。
試験内容は以下の3つに分かれています。
・短答式試験
・論文式試験
・口述試験
短答式試験は春季、論文式試験は夏季、口述試験は秋季と、異なる日程で行われます。まず短答式の筆記試験を受け、合格した場合に論文式試験へと進み、ここで合格すれば口述試験に進む……という流れ。そして口述試験に合格すれば、法科大学院修了と同等の資格が与えられることになり、司法試験に挑むことができます。