「失笑」の本来の意味は? 大学生なら知っておきたい日本語Vol.2【学生記者】

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こんにちは、関西の学生ライターがオールジャンルの記事を発信する「きっとみつかるカフェ」ライターのかまたまです。大学では日本語を勉強しています。

前回も大学生のための「正しい日本語」の記事を書きましたが、今回は第二弾。ちなみにこの「正しい日本語」にカギカッコがついているのは、本当に正しい日本語が存在するのかどうかはっきり言えないからです。言語は時代とともに移り変わっていくもので、どの形・意味が正しいかなんて決められないですからね。

▼Vol.1の記事はこちら
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/49398

まあそんなことは置いておいて、今回も大学生なら知っておくべき日本語をご紹介します。

その1.「失笑」ってどんな笑い?

「笑いを失う」と書いて「失笑」ですが、文字通りの意味で使っている学生は多いはず。つまり、「笑いも出ないほどあきれる」という意味で「失笑する」と表現していませんか?

たしかに文字だけ見ればそういう意味で使ってしまいますが、本来の意味は違います。本来の意味は、「こらえきれずに吹きだす」という意味です。つまり笑っている状態で。笑いは失われていません。もちろんどんな笑いなのかは場面によります。嘲笑もあり得ます。しかし、「失笑」という言葉自体に、「あきれる、あざける」の意味はありません。

ちなみに、Twitterなどで「()」という表現を見ることがありませんか?これは「(笑)」から中の笑が失われている、ということで、「笑えない、失笑」の意味で使われています。「笑えない」という意味ならまだしも、「失笑」となると誤用になりますね。さっきも言ったように、失笑はあくまでも笑っていますから! ……まあそんな細かいことは気にせず使えばいいと思うんですけどね()。

その2.「確信犯」とはなにを確信しているのか?

「お前それ確信犯やろ!」というセリフ。たまに使います。私もそうです。つまり、「わざとやる、わかっていてやる」という意味で「確信犯」と使う人は多くいますね。しかし、これも本来の意味とは違います。

本来の意味は、「政治的・思想的・宗教的な確信に基づいた義務感や使命感によってなされる犯行」のこと。つまり、本当の犯罪者です。いわゆる政治犯・思想犯の意味です。そんな意味の言葉だと思うと、軽々しく人に言うもんじゃないですね!

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