医師になるには? 試験や医師免許についてわかりやすく解説!

学生の窓口編集部
2021/01/22
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将来医者になりたいとずっと夢見てきた学生のみなさんもいらっしゃると思います。「医者」になるには、まず何よりも医師免許を取得している必要があります。今回は、医師になるにはどうすればよいか、医師免許の概要や試験の仕組みなどについて解説します。

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「医師」は国家資格! 免許が要ります!

「医師」は職業の名称でありますが、資格の名前でもあります。医師というのは国が認定する国家資格の一つです。

この資格を得るためには、「医師国家試験」に合格して、医師としての資格がある者であることを国に登録されなければなりません。この登録を「医籍登録」といいますが、これが完了して初めて厚生労働省から「医師免許証」が交付されます。

お医者さんによっては診察室などに、その先生の「医師免許証」が賞状のように額に入って飾られていることがありますね。その免許には厚生労働大臣、また厚生労働省医政局長の名前と印影が大きく入っているでしょう。国が認証する資格であることの証しです。

「医師国家試験」を受けるには医学部を修了することが必須

「医師国家試験」を受けるには医学部を修了することが必須

医師免許を取って医者になるためには「医師国家試験」に合格しなければなりませんが、この試験を受けるための条件があります。これは医師法の第十一条に次のように規定されています。

*医師法が定める「医師国家試験」の受験資格*

第十一条 医師国家試験は、次の各号のいずれかに該当する者でなければ、これを受けることができない。
一 大学において、医学の正規の課程を修めて卒業した者
二 医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後一年以上の診療及び公衆衛生に関する実地修練を経たもの
三 外国の医学校を卒業し、又は外国で医師免許を得た者で、厚生労働大臣が前二号に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有し、かつ、適当と認定したもの

⇒データ引用元:e-Govポータル(https://www.e-gov.go.jp

二にある「医師国家試験予備試験」というのは、外国の医学校を卒業した人や、外国で医師免許を取得した人が、日本の医師国家試験を目指して受けるものですので、まず一般の日本人は関係ありません。

ですので、普通に日本で医者になりたいという日本人の場合は、学校教育法に基づく大学で医学の正規課程、つまり6年制の医学部の教育を修了しないといけないのです。

※「医師国家試験」はたいてい2月に行われますが、3月中に大学の医学部正規課程を修了予定(卒業)の人も受験資格があります。

「医師国家試験」の中身は!?

「医師国家試験」の中身は!?

「医師国家試験」の中身ですが、厚生労働省では試験内容を「臨床上必要な医学及び公衆衛生に関して、医師として具有すべき知識及び技能」としています。非常に広い範囲から多くの問題が出題されることが推測されますね。日程や試験方式について、詳しく見ていきましょう。

医師国家試験の日程

「医師国家試験」は年1回、おおむね2月上旬〜中旬に行われます。2020年(第114回)は2月8〜9日に行われ、合格発表は3月16日でした。2021年(第115回)の試験スケジュールは2021年2月6〜7日。合格発表は3月16日を予定しています。

ところで2020年は新型コロナウイルス感染拡大により、私たちの生活も大きく変わりました。医師国家試験はどうなったかというと、試験自体はこれまでと同様のスケジュールで実施され、2021年も同様に予定されています。ただしコロナ感染拡大防止のため、以下のような対策が取られています。

・受験者間の間隔を1m以上確保する。
・この間隔を確保するため、希望の受験地ではなく、そこから近い試験会場で受験することとなる場合がある。
・濃厚接触者は無症状などの条件を満たせば別室で受験できる。
・検温や換気の実施。
・マスクを着用し、他者との接触、会話を極力控えること etc.

それから願書のやり取りといった手続きについては、できるだけ郵送にて行うよう推奨されています。

マークシート方式で400問!

試験方式は2017年(第111回)までは【3日間・合計500問】でしたが、2018年(第112回)から【2日間・合計400問】に変更になりました。数字だけを見るとややコンパクトになった模様です。

問題は大きく「臨床」「一般」に分かれており、それぞれに「必修」が含まれています。「必修」は絶対評価のため、どの年でも必ず80%は正解しなければなりません。

ところで医師国家試験は合格率が高いことで知られています。
例)2020年の第114回医師国家試験の合格率は92.1%

このように、例年おおむね90%前後で推移。これは少し意外かもしれませんが、もちろん試験問題が簡単ということではありません。あくまでも医学部の正規課程で学んだ人が受けているからです。特に大学の「卒業試験」は最難関と言われる試験。この「卒業試験」をパスして卒業(見込み)を得られた人だけが「国家試験」を受けています。このことが合格率が高い理由の1つと言えるかもしれません。

そして臨床研修へ

国家試験から臨床研修への流れ

ここまでの、「医師」という国家資格を取得するまでの流れは、

●学校教育法に基づく大学の、医学部正規課程6年制を修了する

●「医師国家試験」に合格する

●「医籍登録」を行う

●厚生労働省から「医師免許証」が交付される

というフローになります。ただし医師免許証を取得しただけでは、いわば「ペーパー医師」。その後、研修医として2年間の臨床研修(初期研修)を行うなど一層の研鑽を積む必要があります。この2年間というのも、実は法律で定められた最低年数。実際のところはさらにプラスして3〜5年間、専門医になるための研修(後期研修)を受けるケースが多いようです。

キャリアチェンジで医師を目指すケースも

ここまで見てきましたように、医師として実際に活躍するまでにはかなりの年数が必要になります。つまり、それだけ医師という職業は高い専門知識・スキルが求められるということ。その分ほかの一般的な職業に比べると、医師になる際の年齢要件(若さ)は重要視されない傾向があります。

そのため他学部へ進学したり一旦社会に出たりした後で、医師を目指して医学部を再受験するケースも見られます。ラグビー日本代表として活躍した福岡堅樹さんもその一人。改めて医学部進学の意志を表明していますね。医師への道は極めて難関ではありますが、キャリアチェンジとして高い志を持ち、医師を目指すという進路もあるのです。

医者になるにはどうすればよいか、試験や免許について解説しました。6年間の大学での教育、国家試験、そして研修と、命と向き合う仕事ですので一人前の医者になるには長い時間が必要なのですね。

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