徹底議論! 就活経験者の学生が語る就活観とは?【学生記者】 2ページ目
続いてテーマになったのは、「就活観」について。2つの考え方が話題に挙がりました。
B「就活を『企業とのマッチング』と捉える人と、『競争』と捉える人がいますよね」
A「わたしはそんなにやりたいことがハッキリしていないから、マッチングというより競争の意識で就活していました。周囲を見ていてもそういう人が多かったように思います」
D「大企業に勤めている友人に、『入った会社と合わなくて辞めようかどうか悩んでいる』って人がいます。そういう話を聞いていると、『有名な大企業=自分にとってベストな企業』っていうわけではなさそうです」
C「僕は幸い自分のやりたいことがハッキリしていたから、面接ではひたすらそれを伝えて、それに応じてくれる会社を探しました。他人との競争意識はあまりなかったから、思い悩むことも少なかったほうなんじゃないかなと」
B「たしかに、競争の感覚でいると、友人すら敵に見える時期がありました。わたしは3年生の夏から就活を始めてたから、苦しい期間が長かったです」
D「どちらが正しいという話じゃないけど、『マッチング』のつもりで就活するほうが精神衛生上はよさそうだね」
A「でも、マッチングの感覚で就活できるのは、やりたいことを明確に持っている人だけっていう気がします。わたしもわたしの友だちも、みんな就活が始まってからやりたいことを探す人がほとんどで……」
C「僕は、セミナーとか短期のインターンにはほとんど参加しなかったけど、長期のインターンをしてた。だから就活のときに『社会で働くってこういうことかも』『自分に向いている仕事ってこういうのかも』『社会人になったらこういうことがしたい』ってイメージしやすかったなと」
D「大学3年生までの経験から自分なりの『軸』みたいなものができあがっていたら、競争よりもマッチングの感覚になるってことなのかもしれないね」
就活に対する取り組み方は十人十色。でも、早い段階から自分の将来については考えておいた方がいいかもしれませんね。
文・写真/Gaku-yomu ショウガクブセイ
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