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【連載第24回】「プラスにする中学受験」~中学受験を終えて~

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2017/02/06
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受験で親が学んだこと。こどもが得たこと。

親子が苦しんでいっしょになって考え、工夫して成長したことが、たとえ結果はどうあれ未来を生き抜く力になる。

受験を避ける親子より、いっしょになって戦った親子の方がすがすがしいと思います。

でもなかなかそうはいかない親子もたくさん見てきました。効率よくやろうとすると親子の仲が険悪になった例さえ少なくありません。

将来に影を落とすわだかまりになった方もいます。

でも子供は親が肯定してあげれば前に進むことができます。「よかったね」子供の将来は祝福してあげてください。それだけで子供は勇気100倍になるでしょう。親の立場だったから試行錯誤して失敗だらけだったことを反省してしまいますが。

「「学力」の経済学」という本が売れています。

あなたはどちらが正しいと思いますか?

ご褒美で釣ってはいけない。

ほめ育てはしたほうがよい。

ゲームをすると暴力的になる。

結果はご褒美で釣っても良い。ほめ育てはしてはいけない。ゲームをしても暴力的にはならない。経済学的にデータが明らかにしているそうです。経済学から見た子育ては意外でもあり当然ともいえるものです。ご褒美でつられて頑張るのは当然です。むやみに根拠なくほめてもかえって自信をなくします。努力したことを認めるのが大切です。またこどもは少しくらいゲームをしてもそれをすぐ実行に移すほど愚かではありません。

この本には子育てにお金をかけるには子どもが小さいうちほどいいと結論付けています。幼児期に豊かな環境を与えるのは賢い選択なのです。高校大学それ以上の学歴に途方も無いお金がかかることに頭がクラクラしましたが、まず大切なことは幼児期の環境です。幸福に過ごした、自分は大切にされているという感覚を持って育って欲しいです。

むやみに幼児期からお金をかけるのではなくしっかりしつけはして、情緒豊かに育ててください。この本は経済学の本なので、将来いくら稼げる子になるかがポイントになっているのですが、お金にならなくてもNPCやNGOで働き、社会貢献する子供もいます。社会のために働く若者たちを応援したいと思います。

ところで一度の成績がたまたまよかっただけで受かった人もいる入試ですが、非認知能力にも注目しています。真面目で、先生との関係がよく、計画性があり、やり抜く力がある、いわば通知表の成績のいい子が社会に出て成功するというわけです。いろいろ考えさせられる結果です。

だから挽回もあるし、やり直しの機会もたくさんあるのです。どうか頑張ってください。


【著者プロフィール】杉山由美子

出版社勤務をへて、フリーランスライターに。おもに教育、女性が働くことについて取材、執筆をしている。著書に『長男が危ない』(草思社文庫)『中学受験SAPIXの授業』(学研新書)『お金をかけずに「できる子」を育てる』(「岩崎書店)など多数。


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