国内最大級の政策立案コンテスト! 「未来自治体全国大会2017」担当者を直撃<後編>【学生記者】 3ページ目
参加してみてどうでした?
―大川
一番、印象的だったのは議員さんのキャラクターがおもしろかったことですかね。その方は特殊な経歴で、全国最年少で議長になった方なのですが、その方の経歴が結構ぶっ飛んでいて、僕のガリ勉人生とは懸け離れた人でした。
若い頃は色々とやんちゃなこともしていて、ロックバンドをしたりとかタレント活動もしていたりしたのですが、ある時期から福岡市長のもとで秘書として働き、市長にしごかれつつそこで政治について学び、いまに至っているという方だったのです。いまは議員としてまじめな仕事をしていますが、小さいものから大きいものまで本当に多種多様な失敗をしてきたみたいで。
その議員さんと出会って、僕は「失敗してもいいんだ」と人生観が変わりました。失敗ありきでやるのはもちろん違いますけどね。僕みたいに勉強ばかりしてきた人じゃわからないこともたくさん知っていて、人間として魅力的な方だと感じて、僕も失敗してもいいからたくさんトライアンドエラーをしようと思えるようになりました。それまではそれこそ高校が典型的なのですけれど、答えを1つにしたがるというのがあって、僕自身もそういう価値観を持って生きてきたのですが、その価値観がなくなりました。
―山D
議員インターンシップおもしろそうですね。その議員インターンシップとこの「未来自治体全国大会2017」はセットで参加できるのですよね?
―大川
はい、今回の大会も参加者の多くは議員インターンシップと併せての参加です。もちろん「未来自治体全国大会2017」のコンテストのみに単独で参加することも可能ですけどね。
―山D
そうなんですね。ちなみに単体ではなくセットで参加することは、何かメリットなどあったりするのでしょうか?
―大川
はい、あります。セットで参加すると、ただ単に自分でプランを作るだけではなく、政策を考えていく中で分からないところや分からない知識に関しては議員に聞くこともできますし、自分が作ったプランを誰かに見せたいなと思ったときに、議員さんにアドバイスをもらうこともできます。議員からプランのフィードバックももらえたりしますし、それってなかなか貴重な機会なのかなって。
―山D
そうですね。普通、議員さんと関わる機会ってあまりないですし、自分たちが考えている政策案に対して政治のプロから、直接アドバイスやフィードバックをもらえるなんて、絶対いい経験になりますよね。
―大川
一方で、「未来自治体全国大会2017」に単独で参加するメリットもあります。その場合は時間がある分、より2ヶ月間を自由に使うことができますよね。議員インターンシップとセットで参加するのは得るものも大きい反面、時間的な拘束も大きいですからね。「2月3月の予定が埋まっているけど、『未来自治体全国大会2017』に関心があって参加してみたい」という方は自身の活動時間も確保しつつ、「未来自治体全国大会」にも参加できるので、それはそれでメリットなのかもしれません。
もちろん、「未来自治体全国大会2017」単独の参加者でも、しっかりとフォローしていきますので、どちらにしても十二分に政策を練っていくことはできると思います。
―山D
なるほど。いいですね。単独参加も。
―大川
山Dさんも出場されてみてはどうですか? マイナビの学生の窓口のプロフィール(https://gakumado.mynavi.jp/student_reporters/299)を拝見しましたが、公務員志望ですよね? 将来的に公務員になりたいと考えている学生や政策立案に携わりたいと考えている学生には特におすすめのコンテストですよ。
―山D
そうですね。出たい気持ちはやまやまですが、あいにくコンテストの決勝日に大学関係の予定が入る可能性が高いので、出場できないのですよね。でも、コンテストの趣旨にはとても共感しているので、今回取材をさせてもらっています。少しでもこのコンテストを広めるお手伝いができればなと思いまして。
―大川
そうなんですね。ありがとうございます。
―山田
大川さん、いろいろとお話聞かせていただきありがとうございました。
インタビューは以上になります。
◆最後に
いかがでしたか? 今回は前編、後編と2回に分けて、「未来自治体全国大会2017」の運営責任者大川さんにお話を聞きました。全国にはさまざまな学生さんがいるのですね。インタビューをさせてもらって、私自身とても刺激になりました。2017年3月18日には全国から勝ち上がってきた代表チームがプレゼンテーションをして最優秀プランを競い合う「未来自治体全国大会2017」の決勝大会が開催されます。一般観覧することもできるので、興味ある方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
▼「未来自治体全国大会2017」公式HP
http://zenkokutaikai2017.miraijichitai.com/
加えて、この未来自治体全国大会の取り組みを応援したい!という方がいましたら、クラウドファンディングも実施しているようなので、そちらもぜひチェックして、ご支援されてみてはいかがでしょうか?私もこのクラウドファンディングを支援させていただきました!
▼「未来自治体全国大会2017」クラウドファンディング
http://japangiving.jp/p/5284
運営責任者の大川さんやほかのスタッフの方々、そして何よりコンテストに参加されている出場者のみなさんにとって、すてきなコンテストになることを願っています!
(今回、インタビューさせてもらったNPO法人ドットジェイピー、「未来自治体全国大会2017」実行委員責任者の大川さん)
文・山D