初めまして、東大発オンラインメディア「UmeeT」で記事を書いている女子大生です。私は中高6年間を都内の女子校で過ごし、今年の春に東京大学に入学しました。入学後、新歓期や五月祭を楽しみ、授業にも慣れて、中高時代には出会わなかったさまざまな友人に出会ったなかで気づいたことがあります。それは、「女子校って自分が思ってた以上に特殊なんじゃね？」ということ。この記事では、女子校生の在学中の恋愛、そして女子校生が東大に進んだ後の恋愛について書いていきたいと思います。

▼この記事を書いた団体「UmeeT」の記事はこちらから！
https://gakumado.mynavi.jp/student_organizations/402

■女子校在学中の恋愛

まず「女子校生の異性との恋愛」と言っても、一口に語れるものではなく、大きく3つのタイプに分類できます。

1.女子校時代も男子とつながりを持ち、そのコミュニティの中で立派に青春している人

このタイプは大体雰囲気がかわいく、おしゃれで、また男子に対するコミュ力が高いです。塾で男友達ができるなど、男子と仲良くなる機会も持っています。こういう人たちは常に「彼氏ほしい～」とか言っておきながら、実は恋してくっついたり別れたりいい感じになったりしています。一番ムカつくタイプです。

2.男子と関わりがなく、恋に夢見ている人

このタイプは月9や少女マンガに憧れ、彼氏ほしい！ 彼氏と◯◯したい！ のようなことを言ってはいますが、現実で男としゃべる機会は塾でプリントを手渡すときぐらい、話す機会があったとしても仲良くなりに行くこともできずキョドッて終了です。また恋愛経験がほぼありませんので、自分のスペックをわかっておらず、やたらとイケメンを求めます。誰かに彼氏がいると知ったとき大騒ぎするのもこのタイプです（このタイプが存在するために、タイプ1の生徒は自分の恋愛を隠そうとします）。若気の至り感が満載ですが、みんな自分の希望がファンタジーであることはうっすらとわかっているので、いざ大学に入ると自分のファンタジーとは上手く折り合いをつけて彼氏を作っていく人が多いです。このタイプに所属する女子が一番多いかと思われます。

3.男子と関わりがなく、恋したいとも思っていない人

恋愛に興味がない、男子が怖い、彼氏は大学に入ってからでいい、などさまざまな理由がありますが、こういうタイプも確かに存在します。大学に入ってからは、化けて男性に囲まれる生活を送る子もいれば、彼氏は大学に入ってからでいいと思っていたら結局大学に入っても彼氏ができない人もいます（筆者のことです）。

以上3つのタイプに分けられますが、概して言うとどのタイプもやはり共学に比べ男子と関わる機会や恋愛する機会は圧倒的に少ないです。また、女子校といえば「秘密の花園」というように、女子生徒同士の恋愛を想像する人もいるかもしれません。ですが、私の経験や、周囲の女子校出身者からの話によると、「生徒同士のカップルはいることもあるけど多いわけではない」という印象を受けます。世間が想像するほど、大っぴらに付き合っているカップルは多くないということは言えるかと思います。

以上が高校時代の女子校生の恋愛のようすですが、なんとなく男子校に似ていますね。同性しかいない環境という点では女子校も男子校も同じですから当然です。ですが、男女比8:2の東大入学後……女子校出身者は男子校出身者とはまた違う道を歩むことになります。

（男子校についてはこちらの記事を参照：中高一貫・男子校のこじらせ男子たちの運命とは、【男子校こじらせ第2弾】男子校という名の竜宮城から、社会に帰ってきた僕は。）

次のページ

東大入学後、女子高出身女子はどうなる？