学生&若手社会人30人に聞いた! いつまでも新鮮な気分で学生生活を送る秘訣【学生記者】 3ページ目
講義を楽しむコツといってはなんですが、インタビューを続ける中で、つまんないと思っていた講義でも見方を変えればおもしろいと気づかせてくれたコメントがありました。
・海外の人と喋る時、自分に教養がないと話が続かないことに気づいた。大学の講義は飽きた、くだらないと思ってさぼったり、聞かなかったりしていたが、体系的な教養を身につけるために大学は使える、と思い直してから真面目に受け始めた(女性/大学3年生)
・どんなにつまらないと思う授業でも、たまに自分の興味関心に重なる部分があるから、宝探し的な感覚で講義を受けるようにしている(女性/短大2年生)
自らの講義に対する姿勢を入れ替えることで、つまらなかった講義を自分にとって意味があるものへ変換したというこの方。講義に飽きたなんて傲慢な考えを持っていた人からすると、耳が痛いですね……。「知らないことを知る」というのは本来強制されていなければ刺激的な出来事。心を開いて目を向ければおもしろいことはそこらじゅうに転がっている、ということがよくわかります。時間割の講義に飽きたなら、自分に合った講義や教授を求めて探してもいいのです。ネットでシラバスはいくらでも探せます。それこそ三四郎だって好きな講義にこっそり潜りまくったりしていましたよね。
◆毎日の大学生活に飽きたら、新たなコミュニティを探そう!
でも、講義だけが大学生活ではありません。むしろ生活において講義の比重が高い人のほうが少ないはず。友達も恋愛も課外活動も、高校生と比べてぐっと人間関係の自由度が増える大学生だからこそ、新しいコミュニティを探し創ることが大学生活に飽きないポイントになってきます。
・信じられないくらい自分と方向性が違う人がたくさんいるから新鮮で飽きることはない。大学だけが出会いの場ではないけど、いろんなところに顔をだしてみたら?(女性/大学3年生)
人は人との出会いによって変わります。今回「大学生活を充実させるため」のアドバイスをもらってみた結果、1番アドバイスとして多かったのが「いろんな人に会う」でした。いろいろな人に会うことで世界が広がり、自然とマンネリから抜け出していた、という人もたくさん。中には一時期1日1人新しい人と会っていた、という猛者もいて驚きました。60日で100人近く知り合ったらしく、その底無しの好奇心とバイタリティに感服です。飽きている暇なんて本当にないですね。
・『思ったよりゆるいな。これ意味あるのかなー』と思っていたけどやっぱり友達に会ったら楽しい。大学に入ったらフットワークが軽くなり、いろんな人に会えるようになった(女性/短大2年生)
・大学はそんな楽しくなかったからインターンをしていた。友達といるのは楽しかった(男性/社会人)
辛いことがあっても、それに対して愚痴ったり、一緒に対策を考えてくれたりする友達がいたら楽しくなりますよね。やっぱり人間関係から得る喜びは大きいのではないでしょうか。
◆日常に飽きたら趣味を作っちゃえ!!
そのほか、大学で行われる講義や活動に関係なく、「柔軟に日々を楽しそうに生きていてすてきだな」と思わされたコメントもありました。
・趣味を見つけてから、『いつ見ても楽しそうな人』との扱いを受けるようになった(男性/大学2年生)
・大学生活には飽きたけど趣味が充実してるから幸せ」(女性/大学3年生)
スキーとスノボー、水泳、ゲーム、街散策、アイドル、ラジオの公開放送、ギター、歌舞伎の鑑賞、筋トレ、映画、俳優の追っかけ、アニメ、などなど……。ざっと聞いてみただけでこれだけの幅広い趣味が挙がりました。これだけ夢中になれることがあればいつ見ても楽しそうな人、と呼ばれるのも納得です。オールマイティー、多方向に向かう興味の方向にまた新しいおもしろそうなことがあって、それでまた趣味が広がって……と考えたら楽しくなってきますね。