学生&若手社会人30人に聞いた! いつまでも新鮮な気分で学生生活を送る秘訣【学生記者】 2ページ目
入学当初の新鮮さや率直な驚きを持ちつつ、有意義な大学生活を楽しむ術があるのなら、誰か教えてほしい!! 自分で悩んでいても答えが出ないような気がしたので、大学生活における「飽き」を解消するためのアドバイスを30人に聞いてみました!それに加え、「飽きた」時期やその理由についても調査しました。(回答者:30人<内訳:短大生13人 大学生15人 社会人2人>/時期:2016年11月)
Q.大学生活途中、飽きたことや中だるみを感じたことはありますか?
2/3の方が「飽きる」と回答、しかし残りはマンネリを感じなかったようです。
Q.大学生活に飽きたという方にお伺いします。それはいつですか?(複数回答有り)
やはり大学入学してすぐに飽きる人が多いみたいです。これは五月病なのではないのでしょうか?また1年の秋にもマンネリを感じる方も多いみたいです。私だけじゃなく、他の人もそう同じようなことを考えているんですね!
・目的とか目標とかに疲れ始めて、どうでもよくなってくるのが1年後期(女性/短大2年生)
という声もあったように、ある程度、飽きやマンネリを感じるのはバイオリズム的に当然のこと、という一面も確かにあるでしょう。たしかにずっと走っていたら疲れますよね。
◆何が「飽き」の理由なのか?
ここまでで同じような問題を抱えているのはわかりましたが、何が大学生活に「飽き」をもたらす理由なのかはまだはっきりと見えてきませんでした。そこで話を聞き進めていくと、次のようなコメントをもらうことができました。
・浪人していたので期待して入ったが、期待しすぎてがっかりした。周りは何にも考えていなかったので失望(男性/大学4年生)
・将来の目標と自分の学部、生活がマッチしていないと悩む(男性/大学2年生)
大学生の本分である学業に対しての不完全燃焼感、無気力感が伺えます。今回30人にインタビューする中で、学業的に目標、目的があって大学に入っている人が本当に少ないことを実感しまました。ある調査では、8割は講義に興味がないという指摘もあります。そんな中、完全に講義などの勉強面を「ジョブ」と捉え、単位を稼いで卒業するという人がいるのは当然といえば当然です。次のような衝撃的なコメントにそれがあらわれているのではないでしょうか?
・講義はつまらないが完全に義務。あれはパートタイムジョブ(女性/大学3年生)
『活きてる頭を死んだ講義で閉じ込めちゃ助からない』『のっぺらぼうに講義を聞いて、のっぺらぼうに卒業し去る公等日本の大学生』『大学の講義はつまらんなあ』と、三四郎の有名な一節でもあるように、何も大学生のこの生態は今始まったことではなく、昔から大学生にとって自分の興味のある講義以外の時間はつまらないものだったようです。割り切って効率的に単位を取得し、大卒と学校名というブランドを手に入れる。たしかに賢い生き方かもしれないけど、もったいないようにも思えます。つまらない講義があるのは事実で、変えられない。何か講義を楽しむコツはないのでしょうか?