「なんでやねん」は怖くない! 関西で生まれ育った女子大生が教える、関西弁の裏側【学生記者】

あやなつ

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初めまして、大学2年のあやなつです。
私は関西生まれ・関西育ちで現在大阪にある大学に通っているのですが、他の地域から来ている友人と話をしていて驚いたのが「関西弁って怖いイメージ」って言われてしまうこと。みなさんの中にも関西弁に対してあまりいいイメージを持っていない人が少なくないかもしれません。例えば、「なんでやねん!」「アホか!」「どついたろか!」などの言葉が、勢いがあって怖いと思われる原因になっているようで……。 関西弁についてもっと知ってもらえば誤解もなくなるはず、ということで、今回は他の地域の方に関西弁を使う人の裏側にある心情の一部をご紹介できればと思います。

◆他県の人は関西弁のどんな言葉に恐怖を感じるのか

・「~したろか!」 映画やドラマに出てくる怖い人の関西弁(大学2年 女子 千葉県出身)
・「しばいたろか!」冗談を言ったらこう返されて怖かった(大学1年 男子 茨城県出身)

そのほかにも関西出身の芸人さんがよく使う「なんでやねん」「アホか」「~せーや」「そんなわけあるかっ」等のツッコミを怖いと感じる人が多いようです。

◆関西弁は人のミスをカバーする!?

さきほどの意見にあったように暴力的な印象を持たれがちな関西弁ですが、実際使っている人は相手を責めようとしているわけではなく、場を和ませたり周囲を笑わせたりしたいという気持ちを持っている人が多いです。ここでは例として私が体験した「なんでやねん」に関するエピソードを紹介しましょう。

「なんでやねん」は関西人にとって便利な言葉、関西出身の芸人さんがよく使うイメージがあるらしく、他の地方出身の友達には「品がない」と言われることがあります。しかし、関西のなかにはツッコミを、他人の間違いを笑いに変えるために使っている人もいます。例えば、私自身のエピソードとして、学校で忘れ物をしたとき、以下のようなやり取りがありました。

------------------

私:「すみません、教科書忘れました」
関西人の先生:「なんでやねん! お前アホかー! おもろいやっちゃなぁ!」(←勢いよく)

(教室で笑いが起きる)

私:「すみません」
関西人の先生:「次は気を付けや!」

------------------

……というように、関西弁は人のミスを笑いに変えてしまう力があるのです。
もし関西弁でなければ、

「なんでわすれたの?……(シーン)」

なんてことにもなりかねませんよね。全てを笑いに変えて流してしまおうという考えが根底にある「なんでやねん」は、見方を変えると優しさの現れといえるかもしれません。

◆まとめ

いかがでしたでしょうか。表面的な怖さの裏側にある、関西人のサービス精神をご理解いただければ嬉しいです。関西人の怖い言葉はボケに対するツッコミであることが多いですが、これは逆にボケに対してツッコミを入れないといけないというような使命感に駆られているケースが多々……。本人たちは本人たちで必死なことを理解してみると、少し関西弁や関西人に対する印象も変わるかもしれませんよ。

<大学生のまずこれステップ>
1.関西弁を聞いてみよう、かわいいところもあるはず!
2.関西人だからと決めつけない
3.怖く聞こえても、本人は自覚がないのです!

文・あやなつ

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