留学の費用を抑えるテクニック! コストを抑えて賢く留学しよう 2ページ目

学生の窓口編集部

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■具体的なコスト削減

<航空券>

航空券には高い時期と安い時期があります。その周期を読み、良いタイミングで購入しましょう。ゴールデンウィークやお盆、夏休み・冬休みシーズンは、当然ながら高くなります。しかし、一週間ずらすだけで数万円違う事もあるのが航空券です。

また、直行便と経由便での料金も比べましょう。往復航空券はFIXチケット(往復の日時を指定して購入。変更できないor変更すると手数料が発生する)が安く、OPENチケット(日時指定がないもの。指定期間内に空きがあれば乗れる)は割高です。1ヶ月〜半年未満の場合はFIXチケットで問題ないでしょう。それ以上の長期留学の場合は片道だけ購入し、現地で帰りの航空券を購入する方法もあります。

<学費>

学費は国によってかなり差があります。例えば今人気のフィリピンは、学費だけなら1ヶ月3万円台も可能。イギリスやアメリカもピンキリで、5〜15万円までさまざまです。学費が高い=良い学校 とは限らないため、口コミやwebサイトの書き込みなどで情報を集めましょう。同じ5万円でも、マンツーマンと十数人のグループレッスンでは授業の濃度が違います。最近、密かに注目をあびているのがインドへの留学です。学費が1ヶ月2万円台と驚くほど安い上に、イギリス系の語学学校が本国と同じカリキュラムを行っているところもあります。

また、早期申し込みや友達紹介で学費が安くなる学校も多いため、留学を決めたら早い段階からその学校のサイトをチェックしておくことがポイントです。

<滞在費>

滞在費は、本人の工夫次第で安くも高くもできます。例えばアメリカですが、東側のニューヨークと西側のロサンゼルスでは家賃が2割ほど違います。ニューヨークの家賃の高さは世界でもトップクラス。そのため、ルームシェアして共同生活した方が得でしょう。ホームステイも良いのですが、大概は学校からそれなりに離れた場所にステイすることが多いため、学校までの往復が苦にならない人向けです。これは東京でも同じですが、山手線の内側に住んで会社まで30分と、近郊に住んで片道2時間・家賃+交通費を考えるとほぼ同じということ。どちらがあなたのスタイルに合っているか考えましょう。

<食費>

自炊か寮に入って食事付きかも悩むところですが、ここでは自炊をおすすめします。学費や家賃の高いイギリスも、野菜や肉などの食材は安いでしょう。アメリカのスーパーによくある2リットルの牛乳の消費は考えものですが、1ヶ月以上もいるとなれば食のコントロールも重要です。「美味しいから」「安いから」という理由だけで、毎日フィッシュ&チップスで済ませてよいわけではありません。やはり食事は大切です。

欧米は一様に外食が大変割高です。スーパーで購入するトマトは非課税ですが、レストランで上品にスライスされてサラダとなって出て来た料理に高額な税金が発生するシステムのためです。ただし「費用を抑えるために外食をするな」というのではありません。食文化を楽しむのも留学の醍醐味。しかし、それなりのお勉強代がかかる事を念頭に置きましょう。なお、醤油や味噌など日本食や調味料なども、今はどこでも手に入りますが日本よりも割高。醤油くらいは日本から持参しましょう。

<交通費>

メトロでどこでも気軽に移動できるニューヨーク。ぶらぶら歩きが楽しいロンドン。自転車でスイスイ移動できるオーストラリア。そして、車がないと不便極まりないロサンゼルスなど。都市によって移動費には差があります。滞在先と学校がどのくらい離れているのか、前もって必ず確認しましょう。

また、学生用パスを発行している国も多くあります。オーストラリアのメトロは学生カードが入手でき、一般料金よりもお得。イギリスにも「Oyster Card18+」(オイスターカードエイティーンプラス)という学生用カードがあります。ニューヨークには学割カードがありませんが、メトロカードで「アンリミテッドプラン」を申し込むと、メトロ&バスが乗り放題になります。

<通信費>

現地ではスマートフォンを使う人が大半だと思いますが、日本のように爆速&上限がゆるい国はまずありません。海外では通信は遅い&高いことを覚悟しましょう。日本の携帯をそのまま海外へ持って行くと、通話もネットも日本のサーバを経由することになり、あとで数十万円単位のとんでもない請求がきてしまいます。これが、いわゆる「パケ死」と呼ばれるもの。ショートメールは1文字約10円、絵文字は1つ約100円です。例えば「おやすみなさい(ハート)」で170円。恐るべし国際ローミングです。

1ヶ月程度の短期留学なら日本から「国際ローミングプラン」に加入しましょう。しかし、この国際ローミングプランが1日1,000円からと結構高いのです。10日で1万円、1ヶ月で3万円。費用を安く抑えるならここかもしれません。SIMフリー機を用意し、現地のSIMを入れて使う方が得です。

ときどき「国際ローミングプランは高いから加入しない。自室やカフェのWi-Fiだけでいい」などと言って、通話回線を入れない短期留学生が見受けられます。しかしこれは、不便かつ危険なのでやめましょう。どの国でも通話可能な電話番号を求められるシーンが多く、番号がないと不便な生活を強いられることになります。

例えば人気レストランでは、「順番がきたら電話しますから、それまでぶらぶらしていてください。」といったこともよくある光景。タクシーの配車サービスやピザのデリバリーでも、最終的な住所確認では電話がかかってきます。また、いざという緊急時には通話回線があなたの生死を分ける可能性も否定できません。全てがインターネットで済んでしまう日本とは違い、実際に電話で話す機会が圧倒的に多いことを忘れずにいましょう。

<学割を有効活用する>

日本でも美術館や映画館の学割があるように、海外でも学割が効く場合が多くあります。現地の学校の学生証を取得しそれを使っても良いのですが、渡航前に取得できる「国際学生証」がオススメ。これは世界共通の学生証で、別の国へ行っても学割の恩恵が受けられるので便利です。一例を挙げると、ニューヨークではメトロポリタン美術館やブロードウェイ観劇で学割が適応されます。また、買い物やホテルなどで身分証明書を求められることの多い欧米では、IDカードとしても利用でき大変信頼のおけるカードです。ぜひチェックしてみてください。

◎国際学生証webサイト
http://www.univcoop.or.jp/uct/index.html

<留学保険>

留学先で起こる不安のひとつに病気や事故があります。留学保険は必ず入りましょう。しかしこの保険が曲者で、かなりの高額です。保険の内容をよく確認し、必要な分の保険だけ単体で入ることができないか交渉してみてください。大概は、単体での保険加入が可能です。

例えば「入院した」「事故に遭った」などの保険を手厚く、その代わりカメラやPCなど貴重品が盗まれたときの保証を外すといった具合。留学保険は掛け捨てが多く、つまり全く何も起こらない場合も掛け金は戻ってこない、期間限定・使い捨ての保険が主になります。かといって「私は体が丈夫だから大丈夫」と、何の根拠もない自信で保険に入らないのは無謀過ぎます。欧米は医療費が高額で、盲腸200万円、虫歯の治療50万円など。現地でも社会問題になるほどの請求が容赦なく突きつけられますので、保険には必ず加入しましょう。

逆に、むしろ入っておきたいイメージのインドやフィリピンは医療費が安く、保険料よりも現地の治療費の方が安いので保険加入は不要かもしれません。特にインドはアメリカやイギリスで修業を詰んだお医者様が多く、欧米と同じ水準のケアが半額近くで受けられます。このことから、ヨーロッパを中心に「人間ドックツアー」が大変人気なのです。これは、意外かもしれませんね。

<留学エージェントの手数料>

留学するにあたり、願書の提出や滞在先ホステルの手配などを一手に引き受けてくれる「留学エージェント」。非常にありがたい存在ですが、本来自分が追うべき手間を代行してくれる料金がかなり高額だということも事実です。

結論から先に言えば、大概の国はエージェントなしで留学できます。ただし時間も手間もかかるため、それなりの覚悟が必要です。しかしある意味では、苦労も経験のうちと考得られるかも知れません。

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