マニラ以外にも注目! フィリピン・ダバオ市のすべらない話【学生記者】 2ページ目
海外での生活にはどうしてもお金が掛かってしまいます。でもダバオでは大丈夫。本当に物価が安いので、学生の貧乏旅行でも全く心配いりません!
1. 食費
毎日お金が掛かる部分ですから、できるだけ節約したいところ。でも、せっかく訪れた場所なので、スーパーの食料品だけでなく、たまには外食もしたいですよね。さあ、ここで問題です。このミールプレートは私がダバオで実際に食べたものですが、いくらで食べられたと思いますか? アボカドシェイクと豚肉のソテーと白米のセットです。
正解は……日本円にして約110円!!!!!! 安すぎますね。ちなみに味は確かです。豚肉(30円)は柔らかくソテーされていて文句なし。ご飯(20円)にはソースを自由にかけられるお店もあります。アボカドシェイク(60円)は初挑戦だったのですが、アボカドそのままの味ではなく、まろやかさはそのままにバニラ味のシェイクのような味がしました。こちらも飲みやすくて大好きです。滞在中は何度も注文しました。
ダバオに限らず、フィリピンでは野菜を積極的に食べる習慣はあまりなく、肉や魚を中心に食べるようです。上の写真のように「肉または魚とご飯」という組み合わせのプレートが一般的なので、日本人のように野菜をよく食べる国民は普段の食事で野菜を摂るように心がけることが必要です。私も、野菜を食べたくってしょうがないときは、家で野菜だけを摂っていました。サラダにしたり、野菜スープを作ったりと野菜の摂取を心がけていたおかげで、体調を大きく崩すこともありませんでした。
2. 交通費
食費の次に、日々の移動の交通費が掛かります。特に、毎日のように気温が30℃を超えるダバオでは、徒歩以外の交通手段を使った移動が主流です。そもそもフィリピン人はあまり歩くことを好まないので、100mほどの距離でさえ車移動をすることも普通です。
ダバオでの主な交通手段となるのがこちら!
ダバオ名物、「Geepny(ジプニー)」です。
カラフルなトラックで、窓や車体の側面に行き先が書かれています。感覚としては、バスのような乗り物だと思っていただければ良いと思います。乗客が道の脇で待っているので、逐一停車しては乗せて走ります。降りる場所もほぼ自由で、常にフリー降車区間といったところ。写真からもわかるように、いくらでもジプニーは走っていますし、決まったダイヤはないので、行き当たりばったりで目的地に向かうジプニーに飛び乗ります(笑)。運が良ければ、冷房付きのジプニーに乗ることができます!
運賃は距離に比例しています。ただ、明確な運賃基準はなく、ドライバーさんしだいになるのですが、3km程度であれば15円、10km程度で120円が目安です。
ダバオには電車がありません。そのため、ジプニーやトライシクル(バイクの後ろにサイドカーという2人乗りの座席と2つの車輪がある車)、オートバイに乗せてもらうことが多いです。トライシクルやオートバイはジプニーに比べると割高ですが、タクシーのように行きたい場所に直接連れて行ってくれるのがよいところです。また、定員に制限もないので、オートバイに4人乗ることも普通です(日本では法律違反ですね)。日本と比較して超格安で移動することができるので、フットワークが軽くなります!
日本の物価に慣れていると、ダバオでの生活は本当に過ごしやすいです。私は2カ月弱滞在していましたが、日々の食費や交通費を合わせても2万円程しか使っていませんでした。通常の旅行では考えられないお得感。都市開発されている場所が増えてきているため、生活に際立って不自由することはなく初めて途上国を訪問する人には馴染みやすいと思います。
ダバオの魅力を少しはお分かりいただけたでしょうか。現地の方は初対面の私にも非常に親切にしてくださり、日本にはない温かみがある優しい街です。興味を持った方はぜひダバオを訪れてみてくださいね。海も近いのでリゾート気分を味わえますよ!
今後もまた、ダバオの魅力をご紹介していこうと思います。ご期待ください!
文・みゆ