できたてホヤホヤ、少人数……小さなサークルのためのサバイバル術【学生記者】 2ページ目
それから、物を置く場所がなくて困るという問題がありますね。どんな共有物があるかはサークルによってだいぶ違います。私たちは出前科学実験をするサークルなので、ビーカーやら磁石やらがあります。ミニトマトを愛でる会であれば、バーミキュライトと化学肥料とトマトの鉢植えが20個くらいでしょうか? 小さなサークルの持ち物はメンバーが手分けして自宅に置いてしのぎましょう。ちょっと自室が手狭になって困りますが、ダンボール1つくらいならそのうち慣れるでしょう。モノの置き場所問題はちょっと解決が難しいですが、我慢と慣れでなんとかなるでしょう。でも、いいこともやっぱりあります。私は預かっているビーカーをサラダのドレッシングを作るときに流用しています。ミニトマトだって2, 3個食べちゃっても誰も気づかないでしょう。
■サークルはLive for nowで問題なし
最後にもう1つアドバイスです。サークルを大きくしようとか存続させようとか気負わないでください。あなたはその活動が楽しいのでそのサークルにいます。たったそれだけのシンプルなことです。仲間を増やすことは楽しいですが、それに気を揉むことは全然楽しくありません。ハリー・ポッターを思い出してください。彼らは基本たった3人で行動していますが、実に充実していて大それたことをやってのけます。
以上、零細サークルに向けたtipsでした。よいサークル・ライフを(惜しい!ライオンキングではありません)。
<大学生のまずこれステップ>
1. 人数が少ないサークルにも利点がある
2. 場所はなんとかなる
3. サークルを大きくしようと気負わない
文・Rio@立教理科工房