向上心ある大学生へ捧ぐ! 先輩に聞いた、大学編入試験に合格するためのアドバイス【学生記者】 3ページ目

ゆっこ

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目次
  1. 1.編入制度って何?
  2. 編入に成功した先輩にインタビュー!
  3. 編入試験で得たものとは?
薫:お話を聞いているともう、涙が出てきそうです……。覚悟の上、努力を重ねてきたチャレンジャーかつリスクテイカーな先輩に惚れそうですが、自分が同じことをできるかどうか不安です、怖いです。今まで編入で辛いことを聞いてきましたが、それでもしてよかったと思ったこと、この経験で得た教訓など教えていただけると嬉しいです。


—————まず、やっぱり合格発表の時はものすごい嬉しかったよ。発表が10時で、怖くてなかなか見られなかったけれど意を決して、表参道の駅についたら見ようと決めて、そしたら自分の番号があった。合否を見た瞬間と同時に駅から地上に出て、目の前が光でぱぁーっと明るくなって、その光景が忘れられない。スマホを落としそうになって手が震えて、その足ですぐ学校に報告に行った。

あとは、勉強中に先生がたくさん応援してくれたことも忘れられないかな。自分の力で人生の道を切り開いた感じがして、それも得難い経験の一つです。編入試験は勉強しなきゃいけない範囲が広すぎるから、いろんなところにアンテナ張って、視野が広くなったことも利点。

何より、今までよりもレベルが高い環境でしたくてたまらなかった勉強ができることの幸せかな。新しい環境で慣れるまでとても大変だったけど、今はとても楽しいよ。編入をしてみてひとつ思ったことは、みんな他の人が「いい」と言っていることに合わせて頭が凝り固まっているんじゃないかな? 一回外に出てみたらそんなに横並びがいいとは思わなくなった。価値観が変わりましたね。どこで人生が変わるかなんて自分次第だから、全てにおいて自分を信じて全力で挑もうという教訓になりました。これから先もなんとかなるだろうという自信がついたこともよかったです。

詰め込みの受験勉強ではなく、能動的な大学の勉強の方が楽しいです。興味がある専門分野や将来に直結する勉強をすることは、苦しさよりも楽しさ、充実感の方が上回るのかもしれませんね。まさに、嬉しい悲鳴が聞こえてきそうです。自分の力で道を切り開く、なんて本当に真正面から取り組んだ人しか言えないセリフです。

薫:本当にお疲れさまでした。不躾な質問に、貴重な経験を交えて答えてくださってありがとうございます。最後に、もやもやしている新入生や編入を目指す人に向けてアドバイスをお願いします。

—————いえいえ(笑)。どうして編入しようと思ったか、なぜ勉強したいのか、学校を変えるというリスクを背負ってまで何をしたいのか、自分自身とその先の社会に徹底的に向き合う必要があります。編入に成功したら理想の学歴が手に入れられるという利点はありますが、それがゴールではなく、ただの始まりです。進学先の新しい環境に慣れることも大変ですし、三年次編入の場合すぐにまた進学か就職か選択を迫られ、目が回るほど忙しいです。

もやもやしている大学生に向けては、そんなに焦らなくても大丈夫、まず日々の生活を楽しむことが大事だよとアドバイスしたいです。社会の色んなことに目を向けて、好奇心を大切にして、ゆっくり自分と向き合ってください。遊ぶことも大切! 劣等感が原動力になることもあるけれど、負の感情に流されずに今を楽しむことをおすすめめします。友達は大切にしてね。

あとは、学歴だけで志望校を選ぶと後悔します。大学名に釣られるより、中身を見定めることが大事です。やりたかった勉強ができなかったら進学した先で自分を見失うことにつながるし、何より張り合いがない。目的や知りたいことがないと、新しい環境が苦手な人にとってはリスクが大きいし、ストレスフルなだけになってしまいます。

薫:ありがとうございました。

自分との対話、そして社会に目を向けることが重要なんですね。徹底的に考えすぎると迷路に迷い込み、私のように図書館の暗い通路に無気力に横たわることになるような気がしますが、袋小路に陥る前に気持ちを切り替えるバランス感覚も必要なのでしょう。私はまず、希望にあふれた高校生向けの予備校のCMに毒づくのをやめることから始めたいと思います(笑)。

ここまで、編入について語ってきましたが、編入しようが学歴が低かろうが高かろうが、出身校に誇りを持とうが憎もうが、そんなのはどうでもいいんです。大切なのはあなたが自分の学生生活や人生をどうしたいか、そして何を心の底からほしがっているか。純粋に自分がやりたいことを追求すると、みんながほしがっているものより自分がほしいものの価値がより一層輝いてくることでしょう。

何かに挑戦する人の孤独は寂しいものではなく、爽やかなものです。私は耐えられず、寂しいと手元のiPhoneに話しかけたところ、「貴く偉大なものは皆孤独である、あなたもその素晴らしい人の一員なんですね」と慰められました(笑)。なんだか問題を大きくしてごまかされた気がしなくもないですが、まぁいいかと気が抜けました。

高校時代、自分でがっつり噛み付いて味わい、掴み取ろうとする泥臭い努力でしか得られないものがあると気付き損ねた私は、そのリベンジをしようと編入という目的に向かってがんばっている最中です。あなたもそんな私と一緒に、何かに挑戦してみませんか?

<大学生のまずこれステップ>
1.編入はいい面もたくさんあるけど覚悟が必要!
2.自分と社会に好奇心を持って向き合うことが大切!
3.学生時代を編入勉強も含めて、楽しんで!

文・薫子

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