向上心ある大学生へ捧ぐ! 先輩に聞いた、大学編入試験に合格するためのアドバイス【学生記者】 2ページ目

ゆっこ

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目次
  1. 1.編入制度って何?
  2. 編入に成功した先輩にインタビュー!
  3. 編入試験で得たものとは?
2.編入に成功した先輩にインタビュー!

薫子(以下・薫)よろしくお願いします!いつも尊敬しています!

私は日曜日、勉強で図書館に行った帰り道に編入のことで死にたくなるほど思いつめてしまったのですが……先輩はそんな経験はありませんでしたか?

———ああ……わかる。けど最初だけだったよ。そもそも編入の勉強を始めたのが一年の春休みだから、三月中にはその感覚もなくなった。途中からは反対に、誰も知らない人の中で勉強するのが心地よかったかな。勉強を始めたのが遅かったから切羽詰まっていたのもあるかもしれない。

人は目標に向かって集中したとき、孤独感なんて忘れてしまうのでしょうか。心地よささえも感じるなんて、どれだけ集中していたんでしょう。先輩のすごさに震えます。

薫:先輩は短大出身ですが、編入を選ぶことで、普通に入学して四年間勉強して卒論を書いて、就職するという一連の流れから自ら外れる選択をしたわけですよね。みんなが経験する大学受験と違い、しなくてもいい選択であるぶん、自分の意志を保つのが大変なように思いますが、辛かったことはありますか?

————−たくさんあるよもちろん(笑)。情報はないし、誰に頼ればいいかわからなかった。その年によって編入生を募集していない大学もあるから運もあるし、過去問や対策がわかりきっていてデータベースや予備校も参考書もたくさんある大学入試とは違う、自分の勉強のやり方があっているかわからない不安があったよ。どのように何を勉強すればいいかも手探り状態。自分と孤独との闘いだったなぁ。英語の実力が思うように上がらない、とか専門科目の勉強が思うようにできない、とかいろいろ不安でした。受からなかったらどうしよう、という受験につきものの不安も。

自分との闘い。言うが易しで耳タコのフレーズですが、ライバルは自分であると言い切れるのはすごいですよね。サボってしまえば、他人に言い訳しようとも自分だけははっきりわかるわけです。情報収集については予備校に通う、短大の場合は学校の先生に相談する、行きたい大学の研究室の先生にアポを取ってみるなどいろいろな方法がありますが、どれも自発的に行動しないと何も始まらないことばかりです。

四年制大学から編入する場合、まわりは大学二年という華の大学生の時期……なのに自分は受験生というギャップに苦しむこともあるでしょう。「そもそも大学には入っているんだからこのままでよくない? 現状で満足するべき」という甘い囁きに流されない自信があるとは、私は言い切れません。行動力とめげない意志の強さが必要ですよね。編入試験に受かったらステップアップも叶うし希望の勉強ができるという天国ですが、落ちたら……編入浪人? 地獄ですね。覚悟の上、不安と隣り合わせの勉強の日々です。私、大丈夫かな? 

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