社会人になってから役立つ! 知っておきたい「ゴルフ」の基本マナー 2ページ目
ラウンド中に大事なのが「原状復帰」です。例えばバンカーからショットした場合、砂にショットや靴の跡が残ってしまいます。これをそのままにするのはNG。必ず跡をレーキでならし、元の状態に戻しましょう。使った後のレーキも、花道とは反対側に向けて置くなど、他の人の迷惑にならないようにするのも大事なポイントです。
他にも、
・ディボット跡(ショット跡)を埋める
・ボールマークを直す
なども必ず覚えておきたいマナーです。ディボット跡は、ショットで芝や土を削って地面にできる穴のこと。これを放置すると、別のゴルファーのボールが跡に入ってしまい不利になります。跡は洋芝の場合は削れて飛んだ芝を穴に戻し、日本のゴルフコースの多くで使われている高麗芝の場合は「目土」を入れて埋め、修復するのがマナーです。
また、グリーンにボールが乗った際に、その衝撃でへこみができます。これが「ボールマーク」です。これも直しておくのがマナー。グリーンフォークというグリーンマークを直す専用道具があるので、ぜひ用意しておきましょう。
コースを傷つけないように注意するのも大事です。例えばグリーンでピンを抜き差しするときは、斜めにせずしっかりと真上から抜き差しする、ピンは芝を傷つけないように地面と平行になるように持つ、などです。
その他にも、
・ティーグラウンドには打つ人しか入らない
・他の人がショットする際は騒がしくしない
・他の人のショットの邪魔にならないように立つ位置に気を付ける
・隣のホールや前のプレーヤーがいる場所へボールを打ってしまった場合は大きな声で「フォアー!」と叫ぶ
・ボールが見当たらない場合は協力して捜し、あまり時間をかけない
など、数多くのマナーやルールが存在します。いきなり全部を完璧に覚えるのは大変ですので、基本となる服装、そしてプレーファストや原状復帰といった「他人への配慮」に関するマナーを覚えておくといいですね。
(中田ボンベ@dcp)