日本の建築史を旅する! 大学生からのアートのはじめかた「江戸東京たてもの園」編 2ページ目
昔懐かしい情緒ある景色の中で夕涼み
高橋是清邸から東に進むと、昔の商家や居酒屋、銭湯を復元した下町情緒あふれるエリアが広がります。
「下町夕涼み」では「かつお節を削ってみよう」の体験イベントも行われます。
ここでは建物だけでなく、当時の暮らしや道具、商品も再現して展示しています。 |
お店の中もすごくリアルですね! |
乾物なども本物そっくりですごいです! スルメなんか食べることができそう……。 |
「下町夕涼み」当日は、和傘問屋の「川野商店」で和傘のレンタルサービスを行っています。 |
和傘は情緒があっていいですね! 浴衣とかすごく似合いそう! |
「下町夕涼み」当日に浴衣で来館すると入園料が割引になるので、ぜひ浴衣で来てほしいですね。 |
神社仏閣を思わせるような外観が特徴の「子宝湯」。名前の通りご利益があるのかも。
ここは銭湯かな……? |
そうです。1929年に建てられた銭湯を移築したもので、内装も再現しています。 |
お湯のない銭湯に入ることができるなんて、そうそうありませんよね! |
うわっ! この湯船ものすごく深い! |
私がかがむと口のあたりまで浸かってしまいそう……。 |
この深さで思いっきり浸かったら気持ちよさそうですね! |
「下町夕涼み」では銭湯を中心とした下町中通りにちょうちんがかかげられます。昭和の夏祭りの雰囲気が味わえ、情緒ある風景が広がりますよ。 |
とっても楽しそう! |
実際の建物を見ながら学べるたてもの園
下町の風情が広がるエリアを楽しんで、今回のツアーは終了です。桶川さんと香山さんのお二人に、感想を聞いてみました。
――江戸東京たてもの園はいかがでしたか?
最初は建物の模型が並べられている博物館なのかなと思っていんですが、実際の建物を巡ることができるので驚きました。 |
私もそうですね。ミニチュアを見て回るものだと思っていました。 |
――そうではなく、実際に移築された歴史ある建物ばかりでしたね。
本物であることだけでなく、一つ一つを解体して運んでもう一度復元していることにも驚きましたね。 |
道具など細かいところもしっかりと再現・復元されていて、当時の情景がすごくわかりやすくておもしろかったです! |
たしかに、タイムスリップしたような感じになりました。個人的には歴史が好きなので、高橋是清邸が一番よかったですね! |
――江戸東京たてもの園にまた来たいと思いましたか?
下町のエリアは見どころも多く、飽きないですし時間が足りないくらい! また今度ゆっくり見て周りたいです。 |
私も、また高橋是清邸に行きたいです! |
――本日はありがとうございました。
江戸東京たてもの園では、実際にボランティアガイドの方が園内ツアーも行っており、初心者でも学びながら園内を巡ることができます。初心者の方は、まずツアーで説明を受けながら学ぶといいですね。
また、8月6日、7日(各日15:00~20:30)は夜間特別開園イベント「下町夕涼み」が行われます。
今回紹介した写真撮影や和傘の貸し出しをはじめ、盆踊りや子ども神輿(みこし)、ちょっとアヤシいライトアップ、縁日や屋台など、盛りだくさんの内容となっています。「浴衣の着用で入場料が2割引」など、割引サービスもあるので、デートなどでもおすすめです。
この機会に江戸東京たてもの園を訪れてみてはいかがですか? そこからアートの道が開けるかもしれませんよ!
●江戸東京たてもの園
開園時間:9:30-17:30(4月-9月)、9:30-16:30(10月-3月)
※入園は閉園の30分前まで
休園日:毎週月曜日
入園料:一般400円(320円)/中学生200円(160円)/大学生320円(250円)/65歳以上の方200円(160円)
※( )内は20名以上の団体時の料金、また小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料
「下町夕涼み」「ちょっと涼しいたてもの園」のイベント情報は公式HPでチェック!
⇒
http://tatemonoen.jp/index.html
「東京の美術館をもっと楽しみたい!」という方には、「東京・ミュージアム ぐるっとパス2016」の活用がおすすめ。これは一冊2,000円で、江戸東京たてもの園・井の頭自然文化園を含む都内79の美術館や博物館等の入場券、割引券がセットになったお得なチケットブックです。これを期に、都内の美術館・博物館をとことん楽しんでみてはいかがでしょうか。
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(中田ボンベ@dcp)