夏の帰省や旅行をお得に! 鉄道料金の「学割」を活用するコツ
もうすぐ待ちに待った夏休み! 帰省や旅行で長距離の移動に鉄道を使う人は多いでしょう。大学生の間はお金にあまり余裕がないですから、鉄道料金もできるだけ抑えたいもの。鉄道の運賃には「学割」の制度があります。これを利用するとかなりお得ですよ! 今回は夏の帰省や旅行をお得にできる、鉄道料金の「学割」を活用するコツをお伝えします。
●JRグループでは「運賃が2割引き」になる!
多くの人が利用するJRグループには、運賃が「2割引き」になる学割があります。例えばJR東海では、
・JRから指定を受けた中学・高校・大学・専修・各種学校の学生・生徒の方で、ご利用区間の片道の営業キロが101キロ以上ある場合、運賃が2割引になります(往復割引乗車券についても学生割引が適用になります)。
・学生割引乗車券などをお求めの場合は、学校が発行する「学校学生生徒旅客運賃割引証」を窓口ヘお出しください。
・10円未満のは数は切り捨てます。
・学生割引乗車券は、「学校学生生徒旅客運賃割引証」に記名された学生・生徒の方が、在学する学校の代表者の発行した学生証又は証明書を携帯する場合に限って使用することができます。
と説明しています。
⇒データ出典:『JR東海』の「割引乗車券」説明ページ
http://railway.jr-central.co.jp/ticket-rule/rule08.html
運賃(乗車券)は2割引きになりますが、「特急券」「グリーン券」「寝台券」には割引は適用されません。しかし2割引きというのはずいぶんお得です。
例えば、東京から新大阪まで帰省して新幹線(のぞみ)の指定席を利用する場合を見てみましょう。
通常:乗車券 8,750円 + 特急券 5,700円 = 1万4,450円
学割適用:乗車券 7,000円 + 特急券 5,700円 = 1万2,700円
「1,750円」もお得になります。
●「学割」利用には「学割証」が必要です!
気を付けなければいけないのは、「学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)」という書類が必要なことです。学生証の提示だけでは割引を受けられないので注意してください。
「学割証」は、自分の通う学校で発行を受けられます(発行を受けられるのは指定された学校のみですから、発行されるかは学校に確認)。学割証に必要事項を記入し、駅や旅行代理店にこれを提出し、切符を購入します。
購入した切符を利用する際には学生証の提示が求められる場合があります。乗車の際には学生証を携帯することを忘れないようにしましょう。