デートにも使える?! 相手との心の距離が測れる「パーソナルスペース」って?【学生記者】

健斗

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こんにちは、大学4年の須賀です。
大学生なら誰しも、日常生活の中で「あの人とちゃんと仲良くなれているのだろうか?」と思い悩むことがあるのではないでしょうか? 知り合いや好きな人と自分との心理的な距離は誰でも気になるものですよね。もしも心の距離を少しでも知ることができたら、立ち振る舞いをそれに応じて変えられます。また、自分との距離でなくても知り合い同士の心理的な距離がわかれば、ムダな揉めごとを減らせるかもしれません。僕は「パーソナルスペース」という考え方を知ってから、初めて会った人と話すときに相手との距離を考えて振る舞うようになりました。みなさんにも、ぜひパーソナルスペースを知って毎日のコミュニケーションに活かしてほしいと思います!!



距離の使い方はある程度決まっている!

アメリカの人類学者E.ホールは、人間が空間をどのように利用しているのか研究し、相手との関係によって物理的距離に違いがあることを発見しました。そして、密接距離、個体距離、社会距離、公衆距離の4つに分類しました。この物理的な距離の区分を知ることで、相手と自分の心理的な距離を知ることができます。

■ 密接距離…45cmまで。親子や恋人など親密な関係にある相手との距離。
■ 個体距離…45cm~120cm。友人や仲間同士で個人的な会話をする距離。
■ 社会距離…120cm~360cm。仕事上の交渉や社交的な会話をする距離。
■ 公衆距離…360cm以上。講義や講演会での距離。

距離を上手く使おう!

ここで重要になるのが、この距離を侵害すると人は警戒心を覚えるということ。たとえば、そこまで仲良くない人に密接距離まで接近されると警戒してしまいます。「距離が近すぎる」ということです。自分にとって相手が親密な相手であったとしても、相手が自分を親密な相手だと思っていない場合は、この距離感に差があるので気をつけましょう! ウラを返せば、あえて近づいてみて相手と自分の距離を図るなんてこともできます。もし近づいても大丈夫であれば、相手はあなたに対して好意を抱いているか、もともと距離を近くとるタイプなのかもしれないと推測することできます。

男女で違う!?

実は、パーソナルスペースは男女によってその形が変わります。男性は正面が最も長い楕円形で、女性は正円になります。つまり男性の場合は、視野が向いている方向に対して意識が強くなるということです。よく「女性に後ろから袖を引かれるのにグッとくる」なんていうのは、もしかしたらここからきているのかもしれません。これを利用するのであれば、好きな男性に対してアプローチをかけるときは、デートであえてカウンター席を利用して近づく、という手段が使えるかもしれませんね。

人や状況によって変わるもの!! まずは観察してみて

紹介してきたパーソナルスペースですが、その人個人や状況によって変わるものです。たとえば混雑する電車の中では、サイズが変化します。そのため通常であれば違和感を覚える距離に見知らぬ他人が居ても気にならなかったりします。他にも年齢や立場などによって変化します。相手がどのようなパーソナルスペースを持っているのが、観察することが重要です。「そんなスペースがあるんだ」と頭の片隅に入れて、少しでも意識してみてください。きっとコミュニケーションの上で役立つことと思います!!

<大学生のまずこれステップ>
1. 友人と自分の物理的距離を観察してみる!!
2. 街中にいる二人組を観察してみる!!
3. パーソナルスペースを自分のコミュニケーションに活かしてみる!!

文・須賀 健斗

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