日本とどう違う? ドイツ留学中の大学生が教える、ヨーロッパのアイス事情【学生記者】 2ページ目

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2.値段高騰のわけ

ドイツ人の多くは、アイス一玉には0.5ユーロで十分だという意見もあるほど、アイスに対する個人の理想価格が低いのです。それはなぜか。一つ挙げられるのは、「以前はもっと安かったから」という理由です。これは日本も同じだと思います。ではなぜ価格は高騰するのでしょうか?


ドイツテレビ局WDRの番組は、アイスの価格内訳を以下のように示しました。

税金が上がればもちろん全体としての価格も相対的に高くなります。しかし図のように、最も大きいのは人件費。ドイツで家族経営のアイス屋が多いのはこのためです。ちなみに「その他」には材料の運送費等が含まれています。

4.空気代

みなさんは「オーバーラン」という言葉を知っていますか? これはアイスの材料に対する空気含有率を表します。例えばオーバーランが100%だと、材料の量と同じだけの空気が含まれているということ。このときアイス2リットルのうち1リットルは空気です。

日本では通常60〜100%、特にねっとりとした「濃厚な」アイスが好まれるように思います。しかしヨーロッパではオーバーランが比較的高めの、軽いアイスが人気。空気を含むために作り方の改良までされています。つまり、私たちは、半分は空気のためにお金を支払っているわけです。


5.安い! でも中身は……。

日本と違ってアイス業界におけるそれぞれの店舗が小さいヨーロッパで起こりうる危険。それは低品質な材料の使用によるアイスの値下げです。例えば通常は総量の30〜40%が生クリームですが、それを植物油で代用して原価を削減したりするお店も……。

さらに悪質なのは、香料として本物のフルーツやテョコレートではなく糸状菌と呼ばれる菌や木(植物そのもの)が使用される場合。ヨーロッパではまれに起こりうるそうです。

まとめ

いかがでしたか? ヨーロッパ旅行の際はまず街中をアイス片手に散歩することをおすすめします。年齢や性別関係なく「自分は自分」として生きるスタイルを肌で感じることができると思います。ただし安価すぎるアイスは要注意!!

文・HD

<大学生のまずこれステップ>
1.アイスを食べたいときに食べましょう
2.海外旅行ならなおさら食べましょう
3.お金をケチらず食べましょう

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