【連載第3回:医学部受験】 モチベーションを上げる方法 —Progress Produce Motivation—
みなさん。はじめまして、MEDUCATE 認定講師の丸山由朗です。
今回は、「モチベーション(やる気)」のお話です。
やる気がでない。
モチベーションが上がらない。
やる必要があるのは、わかっているけれども。。。
実際、我々が指導する現場でこのような声を非常に多く耳にします。
モチベーションの低下は、勉強効率に大きな影響を与えます。
では、モチベーションを上げるためにはどうすれば良いでしょうか。
モチベーションを上げる秘訣は、小さな成功体験を積み重ねることです。
どんな小さな成功でも構いません。
「今日は必ず青チャートを10ページ進める」や「前回授業の復習を完璧にする」といった
すぐに取りかかれるものから始めるのが良いでしょう。
自分で定めた超短期的な目標を着実にクリアしていくことで、自信につながります。
また、私がオススメするのは、「チェックテストで満点を取ること」です。
私も現場で英語や世界史を指導する際には、最初の15分程度は英単語テストや
前回範囲の確認テストを行い、生徒には必ず満点を取るように求めます。
なぜならば、チェックテストで満点を取ることが「やればできるようになる!」という生徒の自信につながり、
その自信が次回も満点を取ろうというモチベーションを生み出すからです。
逆に、チェックテストで合格点を取れない生徒に対しては、厳しく指導します。
チェックテストは、英単語100個や前回授業で取り扱った分野と範囲が極めて限られています。
しかし、実際の入試では、明確にここからでる!という範囲は決められていません。
決められた範囲で合格点を取れない人が、本番の試験で合格を勝ち取れるでしょうか。
1週間後のチェックテストに向けて全力で取り組めない人が、受験勉強という長い戦いを乗り越えられるでしょうか。
つまり、超短期的で、かつ乗り越えられることが難しくない目標を着実にクリアしていくことが、
成功体験となり、自信につながり、自らを合格に近づけていくのです。
Progress Produce Motivation (進歩がモチベーションを生む)
小さな成功体験の積み重ねが自らの進歩となり、小さな進歩がモチベーションを生み出してくれるのです。
【著者プロフィール】
丸山由朗 (MEDUCATE認定講師)
大手進学塾での指導経験と合格実績を持つ講師。指導においては生徒が自らの力で理解し、「応用できる力」が身につく指導を心がけ、勉強だけでなく生徒のモチベーション維持にも定評がある。
MEDUCATE(株式会社リベライズ) http://meducate.jp/