大学やバイト先などで、悪い人ではないし、別に嫌うほどではないけど、こういうところちょっと困るなぁ……と思う人はいませんか？ 気にしないようにしても、どうしても少し引っかかる、あるいはたまにイラッとしてしまう……。今回はそんな、「悪い人じゃないんだけど、ちょっと困ったちゃんな人」について、大学生男女に聞いてみました。

■自己中心的な困ったちゃん

・自分のことだけ考える。自分の興味のある話しか食いつかないし、人の嫌なことを平気でいう（23歳／大学院生／女性）
・自分の意思がはっきりしすぎて周りの意見を全く取り入れようとしない。どんな話でも必ず自分や家族の自慢につながる（22歳／大学4年生／女性）
・常に自分を話の中心に置きたがる。他の人の話が聞きたいのに、いつもその人が話に入ってきて自分語りをしてしまう。他の人を立てようとするとイライラしている（24歳／その他／女性）

いつでも自分が主役でないと気がすまない、自己中心的な王様タイプの人。それこそ「何様なの!?」と言いたくなる行動が鼻につくようです。

■ネガティブすぎる困ったちゃん

・ネガティブな話を結構する。聞いているこっちもテンションが下がるから（23歳／短大・専門学校生／女性）
・すぐ悲劇のヒロインになる。話し合いしてるはずなのに、「わたしが全部悪いんだよね」とかわけわからないこと言い始めて、話し合いではなくなる（22歳／大学4年生／女性）
・何でもネガティブな方向に思考を追っていこうとする人。考えすぎだよと伝えても信じてくれないことがあるので、ちょっと面倒になる（20歳／大学3年生／女性）
・いつも愚痴ばかり言っている。知っている人なら、相談に乗ったりできるが、全く知らない人の愚痴を言われたり、どうでもいいことを愚痴ってくるから（21歳／大学4年生／女性）

本人に悪気はないのでしょうが、いきすぎたネガティブ思考は卑屈と捉えられかねませんし、場の空気も暗くしてしまうしで、いいことナシですね。

■空気を読めない困ったちゃん

・時々傷つくようなことを平然とした様子で悪気なくいう人。それに対して自分はネタととらえられなかったが、あまり本気で返すといけないと思ったから（21歳／大学3年生／女性）
・悪気なく本音が出て空気が凍りつく。よく彼氏ののろけ話をする友だちがいて、友だち数人で話していたときに困ったちゃんが｢またその話～つまらなーい｣と本音を言ってしまってその場がしーんとなった（21歳／大学4年生／女性）
・空気が読めない。無駄に元気。からみが雑。ふれてほしくない話を何回もきいてくるし、真剣な話をしていても空気を読まずにふざけてくる（21歳／大学3年生／女性）
・本心は人のため、よかれと思って行動してくれるのだが、周りにとってはお節介な人（21歳／大学4年生／女性）

言いづらい本音でも、冗談っぽく言えればその場はなごむと思うのですが、冗談に思えない言い方で言われると凍りつきますよね（笑）。言い方って難しい！

■その他の困ったちゃん

・すぐに自分の自慢話をする後輩。後輩なのできつくツッコミにくい。かわいくないのにかわいいアピールをしてくるのは見ていて痛々しい（21歳／大学4年生／女性）
・自分がんばってるアピールがすごい。LINEで自分の近況を長文で報告してくる。意識高い系なので反応に困ってしまう（21歳／大学4年生／女性）
・人の話を聞いていない。友だち同士で会話していても、いつも他の事を考えているみたいで、話を振ると「え、何？」と聞かれることが多いから（25歳／大学院生／女性）
・人の話を受け止めず「でも」「でも」をくりかえす。ディスカッションで何を言っても「でも」で返され話も進まないし、言ったことは何の論理性もなく否定されるから活発な意見交換ができない（24歳／大学4年生／女性）
・人の話を最後まで聞かないでしゃべりだす。こちらが先に話しているのに最後まで聞かず自分はこう思うとか話し出す。話を横どりされてみたいでちょっとムカつく（26歳／大学3年生／男性）

人の話を「聞かない」「受け止めない」「横取りする」のはもっとも人に嫌われるパターンの会話の仕方。ちゃんと最後まで聞いて、頭ごなしに否定しないでほしいですよね。

いかがでしたか？　他にも、「行動が遅い」「キャラを作っている」「ウソをつく」などなど……、世の中にはいろんな「困ったちゃん」がいるよう。「人の振りみて我が振り直せ」と言いますが、時には我が身を振り返り、自分自身が「困ったちゃん」になっていないかチェックしてみることも必要かもしれません。

（オチアイユキ）

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時：2016年5月9日～2016年5月10日
調査人数：大学生男女402人(男性201人、女性201人)