海外でも人気上昇中! 玉川大学芸術学部「和太鼓チーム」インタビュー

編集部:はまみ
2016/05/10
大学生インタビュー
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「和太鼓」のパフォーマンスを実際に生で見ると、その迫力に胸を打たれます。空気を振るわせる和のドラミングは日本人の精神の深い部分に強く訴える力があるようです。現在では、海外でも和太鼓の魅力は徐々に知られるようになっています。今回は創設約50年、海外でも精力的に公演を行っている玉川大学芸術学部「和太鼓チーム」を取材しました。


玉川大学 芸術学部 パフォーミング・アーツ学科4年生の飯畑和也さんにお話を伺いました。飯畑さんは、同大学芸術学部「和太鼓チーム」のリーダーを務めていらっしゃいます。


↑「和太鼓チーム」リーダーを務める飯畑和也さん。

■玉川大学の和太鼓チームには約50年の歴史がある!

――まず「和太鼓チーム」について教えてください。

飯畑さん 私たちのチームは「太鼓をたたきたい」という有志が集まったものです。チーム創設から約50年の歴史があるといわれています。有志によって和太鼓をたたく集団ができたのは65年前という話もあります。

――現在は何人ほどが属していますか?

飯畑さん 80人ほどです。新入生が入ってくればその人数がプラスになります。ただ、新入生が入ってくるのは例年11月になってからの方が多いですね。

――それはなぜですか?

飯畑さん 毎年11月に玉川大学で「コスモス祭」というイベントがあります。このときに和太鼓チームのパフォーマンスを行うのですが、これを見て入部する新入生が多いのです。

――なるほど。実際に見て「格好いい!」と思うわけですね。やはり和太鼓の迫力は生で見た方が伝わりやすいですものね。

飯畑さん コスモス祭では屋外でのパフォーマンスですので、たくさんの人に見てもらえます。その効果が大きいのでしょう。4月よりもごそっと1年生が入ってきます(笑)。

――チームの男女比はどのようになっていますか?

飯畑さん 男子30人、女子50人といったところです。私たちの和太鼓チームは、男性だけで編成する「男子チーム」と、女性だけで編成する「女子チーム」に分かれています。午前8-9時に練習を行うのは同じですが、練習日は異なっていて、男子チームは月曜日・木曜日、女子チームは火曜日・金曜日です。

――なぜ男女でチームが分かれているのでしょうか?

飯畑さん それぞれ目指しているものが違うからでしょうか。「男子の太鼓」は力強いものですし、「女子の太鼓」は優雅できれいなものを志向しています。その違いがありますので稽古もわかれています。

■毎年アメリカ公演を行う! 2016年は3週間のツアーで4都市を回る!

――毎年アメリカ公演を行っていらっしゃるそうですが?

飯畑さん はい。私たちの公演活動で最も重要なものの一つです。2016年で13周年を迎えます。アメリカのワシントンD.C.で行われる「桜祭り」に合わせて渡米し、和太鼓のパフォーマンスを行ってきます。

13周年と言いましたが、13年間、継続して現地の方々から招待されなければ、この公演は実現いたしません。そして、徐々にその公演が広がって、2016年は、3週間かけてニューヨーク、ボストン、フィラデルフィア、ワシトンD.C.の4都市を回り、15回の公演を行います。

――かなり長い公演ですね。何人ぐらいで行くのですか?

飯畑さん 今年の学生は36名、教員が2名、現地スタッフが2名です。

――それは大所帯ですね。太鼓チームは男女共に渡米するのですか?

飯畑さん 太鼓は男子チームが担当し、女子チームは舞踊メンバーとして行きます。

――アメリカでの反響はどのようなものでしょうか?

飯畑さん すごくダイレクトにリアクションが返ってきます。スタンディングオベーションで拍手も大きく、客出しをみんなで行うのですが、その際に握手を求められたり、直接「すごくよかった」と言ってもらえたり。それがうれしいですね。

――そのようなダイレクトな反響があるのはいいですね! アメリカ公演は間もなくとのことですが、現在はどのような練習をされていますか?

飯畑さん アメリカ公演に向けて2カ月間は毎日みっちり練習です(笑)。夏休みとと冬休みは基本オフなのですが、毎年大学が春休みの間はみんな必死に練習します。
※本取材は2016年3月17日に行いました。

■和太鼓の難しさとは!? 楽譜がなく、伝承していく!

――和太鼓の難しさとはどんな点でしょうか?

飯畑さん これは個人的な話ですが、私はもともと打楽器の専門なんです。ドラムやティンパニを演奏してきたのですが、このような西洋の楽器と和太鼓では、まずばち(スティック)の握り方から違います。西洋楽器のばちは親指と人差し指で強く握りますが、和太鼓のばちは、小指と薬指で強く握って他の指は添えるだけなんですね。

私はそういう違いが難しい点だと思いました。他にも、見せる太鼓といいますか、「フリ」があって、パフォーマンスにはそれを覚えなくてはなりません。それを全員で合わせる。フリを覚えるのも大変ですが、合わせるのも難しい点です。

――なるほど。

飯畑さん また「楽譜がない」という点も難しいですね。

――えっ!? 楽譜がないんですか?

飯畑さん はい。和太鼓演奏は、楽譜を見て演奏しているとその必要な気が伝えられません。ですから、曲を聴いて、また先輩たちの演奏を動画で見て、自分のパートの演奏を覚えなくてはならないのです。

――まさに口伝というか、伝承ですね。ということは、合わせる前に、そもそも自分のパートの太鼓のたたき方をきちんとするのだけでも大変なのでは?

飯畑さん はい、そのとおりです(笑)。現在和太鼓チームには「17曲」のオリジナル曲があります。これは先輩たちが「作調」し、ずっと受け継いできたものです。少なくともこれらの曲は覚えなくてはなりませんし、また後輩たちに受け渡していかなくてはいけません。

――和太鼓の曲を作曲することを「作調」というのですね。作調は代々行っているのですか?

飯畑さん アメリカには毎年新曲を持っていくことにしています。ですから2016年には「18曲」のオリジナル曲があることになります。

■和太鼓のおもしろさとは!?

――では逆に和太鼓のおもしろさとはどんなことでしょうか?

飯畑さん そうですね。やはり、勢いがあってテンションが上がることでしょうか。一曲打ち終わったらへとへとになるぐらい体力を使いますが、やり切った充実感があります。また、みんなで苦労して練習してきたものがぴったりと合ったときの喜びですね、これは大きいです。

――ありがとうございました。アメリカ公演で素晴らしいパフォーマンスを行われることを祈念しております。

玉川大学芸術学部の和太鼓チームは約50年の歴史を持ち、先輩から後輩へとパフォーマンスが継承されています。その迫力あるパフォーマンスは一見の価値ありです。帰国してから行われる「凱旋公演」、「コスモス祭」での公演などを見て、そのすごさをぜひご覧ください!

⇒『玉川大学 芸術学部』公式サイト

http://www.tamagawa.ac.jp/arts/

(高橋モータース@dcp)

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