留年こそストレートだ! 経験者が教える、留年後の挽回方法3選【学生記者】
こんにちは、東京大学4年生の宮野です。
新学期が始まる4月、誰しもが新しい環境にワクワクしていることでしょう。大学入学、新歓活動、研究室配属。人によっては、就活も終わり、残りの1年をどう過ごそうかなぁ、と考えているかもしれません。
■留年生の苦悩……
しかし、そんな環境の変化に対して、周りと同じようにワクワクしていられない人たちがいます。そう、 留年生です。
僕も大学2年生のとき、留年しました。留年が決定したのが11月だったので心の準備はできていたのですが、いざ4月に入ってみると「また学部決めするのか..」とあまりモチベーションの上がらない日々を送っていました。
留年すると、ひとりで考える時間が圧倒的に増えます。そこで僕が考えたことは、2点。
・なにもしないのは絶対にマズい
・去年の自分や、進級した同期とは同じことはしたくない
留年をキッカケに悩むひとたちは、おそらくこの2点を考えると思います。もちろん留年しても全く動揺しない猛者もいますが……。
■留年したらやるべし! 有意義に留年生活をおくるための方法3選!
前置きが長くなりましたが、留年しても、学生生活からその後の人生を満足いくものにする挽回メソッドがあります。なぜなら留年生は次の2点において、圧倒的な強みをもっているからです。
・時間がたくさんある
・周りと同じことをしなくていい
この2点に注目すれば、次のような方法で挽回できます!
1.留学にいく。
おそらく、留年をきっかけに留学する学生は多いと思います。留学のメリットは最もわかりやすく、語学力が身に付きます。また視野を広げる意味でもとても良い経験になります。しかし、ただでさえ留年でお金がかかっているのに、さらに留学費もかかりますし、留学の期間を考えないとまた留年する危険性があるため、具体的な計画を立てられないと難しいでしょう。
2.趣味を極める。
他の大学生が授業や研究で忙しい間を利用して、趣味を限界まで極めてしまいましょう。僕も趣味がギターだったので、ひたすら弾きこみ曲制作の仕事の依頼がくるほどに極めてしまいました。ここまで趣味を極めてしまえば、留年経験のない大学生とは違った価値を持てます。しかし、だらだらとやり続けているだけだとあまり意味はありません。半年間くらい集中して、異常なまでに極めるのです。
3.新しい技術を身につける。
例えば、プログラミングを身につける、なにかモノづくりをする、などのことをすればとても有意義な留年生活になるでしょう。プログラミングに関して言えば、特に文系の方におすすめです。文系でプログラミングできるひとは理系に比べて少ないので、希少価値があります。特に「理系じゃないとできない」「数学が苦手なひとには向かない」なんてことはありません。
プログラミングを習得するなら、ドットインストール( http://dotinstall.com/)という、無料プログラミング学習サイトがおすすめです。ここで基本的なことを身につければ、あとは作りたいモノやアプリを作りながら勉強するか、企業のインターンに参加するなど、実践に行動を移すのみです。「私はプログラミングができるんだぞ!」と胸を張っていえるようになると、「留年してよかった、」なんて思える日がくるかもしれません。
おわりに……
基本的には、やはり留年することは良いことではありません。まわりに心配をかけますし、授業料だって1年余分にかかります。しかし、だからといって留年してしまったからには、ポジティブに考えるしかありません。まわりからは変わったことをやるとバッシングを受けるかもしれませんが、留年したことをいつまでも引きずらないよう、人とは違った興味のあることで新しいチカラを身につけましょう。また、留年は自分と向き合える良い機会です。自分のやりたいことをみつけられるのが良い大学生活であるならば、留年の回り道はある意味「ストレート」なのかもしれませんね。
<大学生のまずこれステップ >
1.留年による「ダメージポイント」を考えて、反省
2.時間がないとできない、自分の「アップデートポイント」を設定
3.実績をつくるまでひたすら努力し、「パフォーマンスポイント」を蓄積
文・宮野恵太(東京大学4年生)