「3高」の時代は終わったと言うけれど……現役女子大生が結婚相手に求める年収の額は?
時代が変われば、女性が結婚相手に求める条件も変わっていきます。かつてのバブル期には「3高(高学歴、高収入、高身長)」の男性が理想とされていました。しかし、近年では「4底(低姿勢、低依存、低リスク、低燃費)」や「3生(生存力、生活力、生産力)」などといわれるように。では、現役女子大生は結婚相手にどの程度の年収を求めているのでしょうか。調査しました!
■結婚相手に求める年収はズバリ、いくらですか?
第1位…500万円 57人(28.3%)
第2位…400万円 24人(11.9%)
第2位…600万円 24人(11.9%)
第4位…1000万円 16人(7.9%)
第5位…800万円 14人(6.9%)
第1位は、「500万円」という結果に。ちなみに平成26年に実施された調査によると、男性の年間平均給与は514万円とのこと。彼女たちはこのデータを知っていたのでしょうか……? ここからはそれぞれの理由を見ていきましょう。
■第1位……500万円(57人)
・自分の収入予定と同じくらいがいい(20歳以下/大学1年生)
・このくらいあれば生活ができると思ったから(21歳/大学3年生)
・この年収なら不自由なく暮らせると思うから(20歳/大学2年生)
・一ヵ月40万円くらいほしい(21歳/大学2年生)
「月40万円はほしい」という具体的な数字から算出したしっかり者も。かなり現実的な意見といえるでしょう。
■第2位……400万円(24人)
・共働きなら普通に生活して、貯金も出来ると思う金額(21歳/短大・専門学校)
・共働きを前提として、相手にそのくらいの年収があれば不自由なく生活できると思う(23歳/大学4年生)
・少ないのは困るけど、逆に多すぎて贅沢になるのはちょっと怖い(25歳/短大・専門学校)
・基準はわからないけど、親がそのくらいだから(23歳/大学4年生)
共働きを前提に考えているのは一つの特徴かもしれませんね。なかには収入が多すぎて贅沢になるのが怖い、という謙虚な意見も。
■第2位……600万円(24人)
・余裕をもって生活できる(20歳/大学1年生)
・将来子どもが習い事などに挑戦したがったとき、迷いなく挑戦させてあげたいから。学費も考えたらこれくらいじゃないかと思う(22歳/短大・専門学校)
・子供を育てるときにこのくらいあったほうが安心できる。あと30代でマイホームを買いたいから(21歳/大学3年生)
・平均的な生活をして、貯蓄をするために必要なお金はそれくらいだと思うから。22歳/大学4年生)
続いて、同数で2位に選ばれたのが「年収600万円」という回答。自分たちの生活だけでなく、将来子どもができたときのことやマイホーム購入、貯蓄まで考慮したうえで回答している人が多いようです。
■第4位……1000万円(16人)
・贅沢をしたい(22歳/大学4年生)
・その年収なら、少し余裕のある生活ができると思うから(23歳/大学院生)
・ゆとりが出るのはそれぐらいなきゃ出ないから(20歳/大学2年生)
・1000万円くらいないと、私のしたい生活はできない(22歳/大学3年生)
第4位は大台突破の1000万円。正直に「余裕のある生活がしたい」という意見が多いよう。とはいえ、年収が1000万円以上の男性はわずか6.6%といわれています。年収1000万円の男性と結婚するためにはどう知り合うかがキモになってきそうです。
■第5位……800万円(14人)
・いまの生活レベルをほぼ下げずに生活するためには、そのくらい必要だと考えたから(24歳/大学4年生)
・贅沢な暮らしをしてみたい(21歳/大学2年生)
・これくらいあれば、私がアルバイトをしなくても苦労せず子どもを育てられそうだから(22歳/大学3年生)
・自分が働いても働かなくても安定して暮らせそうだから(22歳/大学4年生)
・マイホームが欲しい(21歳/大学3年生)
相手の収入だけで生活できる、と考えはじめるボーダーラインはどうやらこのあたりのようです。
全体的に、やはり「高望みしない」傾向になりつつあるようですね。しかし、なかには「億はほしい。モナコに住みたいし、そこに住んでいる人なら当たり前だから」(22歳/大学4年生)というハイクラス思考の声もありました。結婚相手に求める年収は、それぞれが理想とする生活レベルや働き方によっても変わってくるものなのでしょう。
(木村衣里/プレスラボ)
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2015年1月19日〜2016年2月1日
調査人数:女子大学生201人