4月1日はうそをついても許されるエイプリルフール。この日だけは、家族、友達、恋人にうそをつく人も多いのではないでしょうか？ 企業もこの日に合わせて面白いウソを考えて、自社のHPなどから発信しています。今回は「エイプリフールに企業がついた大掛かりなうそ」をピックアップして紹介します。

●『ウラシマクラスター』開発！(シャープ株式会社) 一気に年を取りたい人に！

2015年のエイプリルフールに、シャープ株式会社は『ウラシマクラスター』を開発したというウソを発表しました。ある研究員が祖父宅の蔵に眠っていた玉手箱から老化成分を発見。その成分の解析を30年かけて行った結果、「ウラシマクラスターイオン」の発明に成功。なんとこのウラシマクラスターイオンを浴びれば「老化の促進」ができるというのです(笑)。商品の広告に掲載されている「時空をゆがめて老化を促進」というコピーにもセンスが感じられますね。

●宇宙支店建設開始のお知らせ(株式会社エイチ・アイ・エス) 宇宙旅行ができるかも!?

2015年のエイプリルフールでのうそです。株式会社エイチ・アイ・エスは、「宇宙支店の建設開始のお知らせ」を発表。2020年中の営業開始を目指し4月1日に着工。それに当たり支店長およびスタッフの募集も行うというのです。募集欄に「無重力状態での業務経験者優遇」とあるのですが、そんな人はなかなかいないですよね(笑)。添付されている画像には、月面のような場所で宇宙服を着た人と2020年オープンと書かれてある看板が写っているのですが、これがまたシュール。画像横の(イメージ)と書かれた文字にも面白さがあります。

●え! 10年で!? 週刊『スマホを作る』を創刊！(KDDI株式会社) 気が遠くなります

KDDI株式会社が2014年のエイプリルフールについたうそです。自社のサービスブランドであるauと株式会社デアゴスティーニ・ジャパンが、週刊『スマホを作る』を創刊したと発表。この商品は、自宅にデアゴスティーニの本が届き、本に付いている部品でスマートフォン『auDeA2024』を10年かけて自作するというもの。毎週火曜日に発売で、創刊号は「ホームボタン」が付いているそう(笑)。全部で520号も届き、それでちょうど10年分だそうです。10年をかけてスマホを作るなんて気が遠くなりますよね。

●『マグマあんかけうどん』が限定発売！(株式会社はなまる) 熱々にも程があります

2014年のエイプリルフールでのウソです。株式会社はなまるが展開している「はなまるうどん」は、西之島新島に新店舗を出店するに当たって『マグマあんかけうどん』を限定発売。うどんは火山熱でゆで上げ、そのうどんを天然滝の冷水で一気にしめて作るそうです。うどんの付け合わせには、マグマから生まれた火の鳥の「火の鳥天」がお薦めなのだとか(笑)。どちらも食べてみたくなりますよね。ちなみにマグマあんかけうどんのCMが動画サイトに上がっており、丼に入ったうどんにマグマが押し寄せる映像は圧巻でお薦めですよ。

●mixiは方言対応(株式会社ミクシィ) 「ええやん！」を押してみたい！

2013年のエイプリルフールに、mixiは47都道府県に対応した「イイネ！」を24時間提供するといううそを発表。例えば、通常の「イイネ！」が大阪版では「ええやん！」の表記になっていました。この大阪版ではイイネ！以外の表記も通常と大幅に変わっていて、メッセージの通知文が「1通メッセきてんでーはよよみやー」になっていたり、時刻表が「阪急電車の時刻表」とローカル線のものになっていたりと、関西色丸出しに。実際にこの方言対応のmixiを使ってみたいものですね(笑)。

今回は過去3年の中から特に面白かったものをピックアップしました。老化を促進する機械や、宇宙に旅行会社の支店を建てるなど、実際に実現したら面白いうそもありました。もうすぐ4月1日、2016年の企業のうそが気になるところですね。

(吉田ハンチング＠ｄｃｐ)