鉄道ライターに聞いた! 北海道新幹線はココに注目!

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2015年には「北陸新幹線 金沢まで開通」が話題になりましたが、新幹線の営業拡大は北海道にまで広がります。2016年3月26日には、いよいよ「北海道新幹線」が走り始めるのです。今回は、この北海道新幹線の見どころについてプロに伺いました。

鉄道ライター・杉山淳一さんに北海道新幹線の「ココを見てほしい!」というポイントを解説いただきました。

■よく見てみて! 電車は2種類ある!

北海道新幹線の車両は、上半分がグリーンメタリック(JR東日本では「常磐グリーン」と呼びます)、下半分がホワイト(同じく「飛雲ホワイト」と呼びます)のカラーリングになっています。全て同じに見えますが、実は2種類あるんです。

JR東日本の車両は「E5系」。おなじみの『はやぶさ』車両です。北海道新幹線開業を機に、JR北海道も同型車を購入しました。これを「H5系」といいます。ですから、北海道新幹線の車両には、JR東日本の「E5系」とJR北海道の「H5系」の2種類あるのです。

E5系とH5系の違いは、まず帯の色。E5系が「はやてピンク」。H5系が「彩香(さいか)パープル」。ロゴの形も違います。E5系がハヤブサ(鳥)のイメージ。H5系は北海道の地形にシロハヤブサのイメージです。

内装も異なっていて、H5系では普通車の床に雪の結晶がデザインされているなど、ちょっとしたこだわりがあります。

■「H5系」は貴重ですよ!

E5系は28編成ありますが、H5系では4編成しかありません。4編成のうち、1編成は予備車両、1編成は点検および待機となるため、1日に走るH5系は2編成だけです。せっかく北海道新幹線に乗るなら、JR北海道のH5系に乗りたいと思いませんか?

今のところ、H5系を使う列車は決まっていて、

●東京発

11:20(新青森行)
17:20(新函館北斗行)
21:44(仙台行)

●新函館北斗発

06:35(東京行)
12:44(東京行)

●新青森発

17:44(東京行)

●仙台発

06:40(新函館北斗行)

となっています。

■グリーンより上の「グランクラス」! 特別メニューがあります!

E5系、H5系には、グリーン車よりもワンランク上の「グランクラス」があります。ここでは車内サービスとして軽食が提供されます。その内容は、東北新幹線内だけの列車と、東京~新函館北斗間を直通する列車では異なります。

新函館北斗発の場合は、北海道産「こんぶ焼塩」で味付けをした「北海道産鶏肉の塩焼き」、「北海道産じゃが芋の春あんかけ」などがあり、メニューには北海道産の食材を使っています。サッポロビール・日本酒(北海道産)・ワインは飲み放題です。他にも「北海道産の豆もち」があります。

■お薦めの景色スポットとは!?

新青森から木古内までは、長大な青函トンネルも含めてトンネルばかりです。景色を眺めるなら「木古内-新函館北斗」間です。新青森側から進むと、津軽海峡を望み、何度かトンネルを通り抜けると函館湾。その向こうに函館山が見えます。函館山は函館の夜景を一望できる展望台があるところです。

海の車窓を楽しみたい場合は、座席はA席を指定しましょう!

青函トンネルの中では、かつて駅だった「竜飛海底駅」「吉岡海底駅」を目撃しておきたいところです。車窓からは一瞬ですが、見逃せないポイントです。この付近だけは一瞬だけ、携帯の電波が届きます。海底からメール送信を行うと面白いかも!? です。

青函トンネルで体験できる(かもしれない)ことの一つに貨物列車とのすれ違いがあります。新幹線と貨物列車のすれ違いは全国でもココだけです。これも貴重な体験ですよ!

*……「竜飛海底駅」「吉岡海底駅」は現在それぞれ「竜飛定点」「吉岡定点」となっています。

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