​保育所不足解決の糸口に? 東京大学の試みに注目

編集部:はまみ

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インターネット上でUPされた「保育園落ちた日本死ね!!!」というある母親の叫びが、国会を動かしたのは記憶にあたらしいですよね。職場復帰は自分の意志ではなく保育園次第という状況のなか、多くの共感を呼びました。そんな保育園不足の問題について、2016年3月15日放送「ひるおび!」(TBS)では、保育所不足に手を打とうとしている東京大学の試みを取り上げました。

保育所不足を解消し、
待機児童をゼロにというのは15年ほど前から言われていること。しかし、一向に解決していない現状があります。2001年に小泉総理が待機児童ゼロ作戦として、菅直人氏も待機児童特命チームを立ち上げましたが、国ではなく自治体の仕事だという思いがあったり、子育て世代の投票率が低くて票に結びつかないために対策が後回しにされてきたことなども影響してまだ対策が遅れています。

そんな中、東京大学の取り組みに注目が集まっています。東京大学には、キャンパスの内部に東大が学内向けに運営する4つの全学対象保育園と、1つの特定部局対象保育園の他、歴史的に東京大学と関わりの深い認可保育園、認証保育園もそれぞれ1つずつあります。全学対象の4つの保育園に関しては、2008年に東京大学保育園運営委員会および各保育園に運営小委員会が立ち上がり、保育施設の運営や相互のネットワーク構築等を検討し、設備の充実を目指しています。

学内に保育施設があることで、研究や子育て・学業と子育ての両立が可能になると考えただけでなく、将来を担う子どもたちもより良い環境で安心して育つことができますよね。これから家族を持つものが身近にそれを感じることで、次世代育成支援にもつながることを期待しているそうです。国内に類を見ない、複数のキャンパスに複数の保育施設を運営する国立大学法人として、モデルとなる考え方だと言えるでしょう。

東京大学の保育所は既に7ヶ所ありますが、まだまだ足りていません。大学で働く人のために作られている保育所ですが、東京大学以外の人の利用可能なためです。保育園が大都市部で足りなくなるのは、家賃を払っても採算が取れないので企業が動かないことも一因。利用しなくなった校舎など、既存の施設を利用すべきだと番組では語られました。


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