現役大学生で日本代表! ハンドボール界期待の星、徳田新之介選手インタビュー

学生の窓口編集部

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2016年1月、カルロス・オルテガ監督が率いるハンドボール日本代表がアジア選手権に挑みました。結果は惜しくも3位でしたが、この日本代表にただ一人大学生が選ばれていたのはご存じでしょうか? それが筑波大学体育専門学群2年の徳田新之介さんです。今回は、世界の舞台で戦ってきたばかりの徳田選手に、ハンドボールを始めたきっかけなどを伺いました。

■きっかけは母親がつくったハンドボールチーム

――いつからハンドボールをプレーされているのでしょうか?

徳田さん 小学校2年生からですね。

――そのきっかけは何だったのでしょうか?

徳田さん 母親が、母親の恩師と共にハンドボールチームを結成しまして、その練習に遊びに行っているうちに面白そうだと思い、プレーするようになりました。

――お母さまもハンドボール関連のお仕事をされていたのですか?

徳田さん 母は実業団の選手でした。ですのでいろいろなことを聞いたり、アドバイスを受けたりしましたね。

――親子でハンドボール選手なのですね。ハンドボール以外の他のスポーツの経験は?

徳田さん 小学校時代は野球もやっていました。ハンドボールよりも野球の方を一生懸命やっていましたね。大きな大会に出ることもあり、かなりメンタル面が鍛えられました。その経験がハンドボールでも生きていると思っています。

――なぜ本格的にプレーしていた野球ではなく、ハンドボール一本に絞られたのですか?

徳田さん 中学生のときにどちらか一本に絞ることになり、ハンドボールのほうが攻守の切り替えが早く、見ていてもプレーしていても「楽しい」と思えるスポーツだったので、こちらを選びました。小学校時代はどちらかといえば遊びでやっていましたので、本格的にプレーを始めたのは中学校からですね。中学校ではハンドボールの楽しさだけでなく、厳しさも学びました。

■接触した際にいかに対処するかが魅力の一つ

――ハンドボールの魅力や面白いと思うことはどんなところでしょうか?

徳田さん プレーする自分自身の視点では、「相手と接触したときにどんなプレーができるのか」が難しく、また面白いところだと思っています。ハンドボールは相手との接触が多いスポーツなので、接触をいかにして最小限にするか、また接触したときにどういった動きができるかを考え、突き詰めていくのが面白いですね。

――見る側の視点ではどうでしょうか?

徳田さん やはり私自身も面白いと感じた「攻守の切り替えの早さ」が魅力です。このスピード感は他にありません。また、シュート一つ切り取っても非常に多彩なバリエーションがあり、見ていて飽きません。他には、ディフェンスとキーパーが連携して相手の攻撃を止めるシーンなども注目してもらいたいですね。

――試合を見るとシュートシーンなどトリッキーな動きやプレーが多く見られますが、ああいったプレーも練習されるのですか?

徳田さん トリッキーに見えるプレーの多くは、実はハンドボールにおける基礎的な動きだったり戦術だったりします。こうした動きも練習していますよ。

■海外での活躍、そしてオリンピックを目指す!

――ハンドボールでは、どこの国が強豪国に挙げられますか?

徳田さん ヨーロッパが強いですね。フランスやクロアチア、デンマークが強豪です。他にはカタールも世界選手権でも2位になるなど強豪国になりました。

※カタールは2016年1月のアジア選手権でも優勝

――実際に国際舞台で海外選手と戦われて、どのように感じましたか?

徳田さん やはりフィジカル面の差は感じました。ただその反面、スピードは通用するのではとも思いましたね。

――機動力はご自身の持ち味でもありますね。

徳田さん 私は身長が178センチとハンドボール選手の中では小さい部類です。対戦相手は自分より大きな選手ばかりですが、そうした大きな選手を相手にして点を取るためにも、スピードをさらに磨き、そしてそのスピードを生かすためにも、より緩急をつけるなどを意識してチャレンジしていきたいです。またこれまでどおり、「ハンドボールを全力で楽しむ」ということ、そして「一つ一つのプレーを100%全力でやる」ことが大事かなと思っています。

――今後どのような展望を描いていらっしゃいますか?

徳田さん 代表に選ばれたことで、今後は「日本代表」として見られるようになります。ですので、日本代表の名に恥じないように、関東学生リーグで圧倒的な成績を残したいと思います。そして将来的には海外でプレーできるような選手になり、2020年のオリンピック出場を目指します。

4月からは関東学生リーグも開幕するので、試合を見たことがないという人はぜひ一度でいいから見に来てください。必ず楽しめます!

――ありがとうございました!

まだ日本国内ではメジャースポーツではありませんが、その認知度は年々高まっています。徳田選手が活躍する関東リーグも注目されていますし、興味のある人は試合を見に行ってみるのもいいですね!

取材協力:筑波大学、筑波大学ハンドボール部

(中田ボンベ@dcp)

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