買うことはできても維持が大変? クルマの維持費って何がかかるの?

学生の窓口編集部

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クルマは購入した後も維持費が掛かります。クルマが欲しいと思っても、自分の収入で維持していけるのかと、購入を躊躇している人はいませんか? そこで、今回はクルマの維持費を見ていきたいと思います。

1.燃料代

2016年2月現在全国平均でレギュラーガソリンは1リットルあたり107円、ハイオクガソリンは1リットルあたり118円と、ここ最近は非常に安くなっています。エリアによっては、より安い価格ということもあり得ます。ただし、ガソリン代は一定ではありませんので、この低価格がいつまで続くかはわかりません。少しでも燃料代を安く抑えるため、ガソリンスタンドの会員になって1リットルあたりの価格を抑えたり、クレジットカードなどでポイントを貯めたりと、工夫をしている人も少なくありません。

「燃費」を良くするためにエコカーに乗るという人もいますが、燃費はクルマそのものの性質もそうですが、他にも運転の仕方やタイヤなどによっても変わってくるのです。街乗りが多い場合には、ガソリンを"満タンにしない"ことも燃費の向上に繋がります。

2.駐車場代

実家住まいなど、自宅に駐車場があれば出費を抑えることができますが、そう恵まれた人は多くないのが現状です。

クルマを購入する際には「車庫証明」と言って、購入するクルマの保管場所を事前に決めておかなければなりません。これは、自宅から直線距離で2km圏内であること、購入しようとしているクルマのサイズに合っていることなど、いくつかのルールが定められています。立体駐車場や、平置きの駐車場でも駐車できる車のサイズに制限があるので、事前に確認したほうが良いでしょう。立体駐車場では入庫できる車の高さが1550mm以下という場所が多く、軽自動車でも、背の高いワゴンRなどは入らないことがあるので注意しましょう。

駐車場代の相場は、住んでいる場所によってかなり幅があり、数千円から、都心部では5万円以上というところも。駐車場の路面が舗装されているかされていないか、屋根があるかないかなどでも駐車場代が違いますので、自分なりの妥協点を見極めましょう。

3.メンテナンス費用

車は走行すれば、タイヤやブレーキパッドも減りますし、エンジンなどのオイルは汚れてきます。車種や乗り方にもよりますが、タイヤは5万km、ブレーキは6~7万kmが交換の目安です。

価格は、タイヤ4本+工賃で軽自動車ならば2万円ぐらい。タイヤのサイズが大きくなったり、高性能なタイヤを装着すると、この費用は増えていきます。ブレーキパッドの交換は、前後で3万円くらいが目安となりますが、こちらも高性能なブレーキが装着されていると高額になります。

メンテナンス費用を抑えようと、「まだ大丈夫」という気持ちで乗り続けると、思わぬ事故や故障に繋がり、結果的に大きな出費となりますので、メンテナンス費用はしっかりと確保しておきましょう。

4.車検費用(基本検査料+法定費用)

車検は、新車は購入から3年後、中古車は前回の車検から2年後に必ずやってきます。一般的に車検費用というのは、基本検査料(24カ月点検整備検査代、代行手数料)と法定費用(重量税、自賠責保険、印紙代)を足した金額です。法定費用はどこで車検を受けても必ず同じ金額になります。

目安としては、ディーラーで車検を行う場合は法定費用+4万~10万円、カー用品店やガソリンスタンド車検の場合は法定費用+2万~6万円、車検代行の場合は法定費用+1万~3万円となります。これら、金額の違いはメンテナンスやサービスの違いとなりますので、安さばかりに気を取られてはいけません。

5.税金(重量税+自動車税)

重量税というのは車検の有効期間分(新車時は3年分、以降は2年分)を先払いする税金で、車検の際に支払うと思っておけば良いでしょう。もうひとつ、自動車税は毎年5月のゴールデンウィーク明けに自宅に納付書が届きます。

自動車税は所有しているクルマの排気量によって金額が変わります。軽自動車は10,800円、1リットル~1.5リットルだと34,500円、2リットル車は39,500円(乗用車の場合)となります。

6.保険(自賠責保険+任意保険)

強制保険と呼ばれる自賠責保険は新車を購入した時や車検の際に支払います。普通車の場合、新車は、車検3年+1カ月の37カ月分で40,040円。車検の時は、車検2年+1カ月の25カ月分で20,870円かかります。軽自動車は37カ月で37,780円、25カ月で2万7240円と普通車に比べると割安になっています。

そして任意保険と呼ばれる自動車保険ですが、言葉上任意となっていますが、車を運転する上では必ず加入すべきです。万が一事故を起こしてしまった場合、自賠責保険ではカバーできない部分を任意保険が補ってくれるのです。自賠責保険は対人への補償だけで、上限は死亡時3,000万円までと、とても足りないのが現実です。

任意保険は、購入したクルマの価格や種類、運転するドライバーの年齢そして保険の補償額などによって大きく変わります。過去に事故を起こしていることが多いと自動車保険料は非常に高くなりますが、無事故で年齢を重ねていけば、年々安くなっていきます。


住まいが地方か都心か、毎日の通勤で使うか土日だけかでも、年間維持費は変わってきます。車検がある年とない年をならすと年間維持費は15万円前後の人が多いようです。ひと月1万円強といったところでしょうか。この金額を高いと見るか、クルマのある生活はそれ以上の価値があると見るかは、その人次第でしょう。

ひとつ注意したいのは、上記費用には車両本体の価格は含まれていません。せっかくクルマを購入しても、生活がカツカツになってはクルマも楽しめません。ローンを組んで購入する人は、別途毎月ローンの返済がありますので、無理のないローン計画を立てることをおススメします。

(文/萩原 文博)


マイナビ学生の窓口 広告企画/株式会社プロトコーポレーション

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