​ドアノブカバー、リモコンにラップ……一人暮らしの家に実家要素を取り入れる方法

学生の窓口編集部

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実家を離れて一人暮らしを始める。春も近いこの時期は、そういう人が多いのではないだろうか。特に初めての一人暮らしはドキドキ、ワクワクするものではあるが、いざ始めるとどこか寂しく感じることもある。

そこで、一人暮らしの家に、実家の要素を取り入れてみてはどうだろうか。実家を感じることで、寂しさがなくなり、安心感が生まれるのだ。

一人暮らしは実家要素なし

本屋で部屋のレイアウトやインテリアを紹介した雑誌を読んでいると、実にオシャレなものが多い。日本の家なのに、どこか海外っぽく、スタイリッシュすぎて、実家のような要素は全くない。

これはこの記事を書いている地主の家です!

上記の画像は私の家である。オシャレとは思わないが、Windowsが1台、Macが3台ある時点で実家の感じはない。もともと実家を意識したことがなかったためだろう。ただ実家を懐かしく思うことはある。

和室もあるけれど、特に荷物はない

和室がある家に住んでいるけれど、和室だからと言って実家を感じることもない。荷物をあまり置いていないのもその原因だろう。だからだろうか、時にはホームシックになることもある。だからこそ、一人暮らしのこの家に、実家を取り戻す必要があるのだ。

ということで、北九州に行きます!

実家に行く

実家を離れてもう12年になる。定期的に実家に帰ることもなく、今や、実家がどんなものだったか忘れつつあるのだ。そこで、実家に戻り、実家とは何かを研究しようと思う。そう考え実家のある福岡県北九州市にやってきた。

ここが実家です!

地主家は転勤族であるため、実家に帰っても知らない家である場合が多い。一度も行ったことのない場所が実家だったりするのだ。そのため、昔から実家と言えば、祖母の家だった。今回も祖母の家を訪れている。

この感じ、実家だわ!

家に入った瞬間に「実家だわ!」と口に出てしまう。物がびっしりあり、防腐剤の樟脳(しょうのう)臭というか、線香というか、そんな匂いが充満している。そして、音。木のビーズで作られた暖簾(のれん)があって、そこを通ると木と木があたり、軽い音を放つ。これが実家だ。

木の暖簾が実家の音を生み出している!

実家を研究する

木の音を聞いた瞬間、タイムトラベルしたかのように実家の感覚がよみがえる。一人暮らしが長いので、忘れていた。それはつまり、いま住んでいる家に実家要素がないという証拠だろう。目に映る全てが実家なのだ。

ドアノブにカバー

室内に本気の植物

ドアノブのカバー。これぞ実家というものに出会った。なんでカバーをかけるのだろう。たまに空回りしてイラっとするやつだ。でも、これが実家。そして、オシャレな観葉植物ではない本気の植物。それが室内にある。実家である。

リモコンにサランラップ

それが缶に入っている

驚きだった。実家あるあるに「リモコンにサランラップ」というものがあり、私の実家も例外なくそうだったけれど、それがリモコン専用の「缶」に入っているのだ。リモコンの地位の高さが伺える。テーブルに置いておけばいいのに、缶に立っているのだ。

ティッシュケース

ティッシュが箱ではなく、それがケースに入っている。このひと手間こそが実家だ。しかも、最近のオシャレなものではなく、フリフリのケース。実家とはドアノブでもわかったように、フリフリとレースが大好きなのだ。

テーブルにレース

棚にレース

さらにレースを大切にする傾向がある。上記を見てお気づきだろうか。レースの上に透明なシートのようなものが敷いてあるのだ。レースを汚さないぞ、という優しさと心意気を感じる。

唐突にクロックスがあるのも実家っぽい!

実家色さらに倍

実家が過ぎてクラクラする。カメラを構える私の隣で祖母が「そんなの撮らなくていいよ、どこの家もやっているから」と言うが、最近の家ではやってないのだ。だからこそ素晴らしいのだ。

箱の中に箱

衝撃の実家だった。箱の中に箱なのだ。空き箱をケースとして使う時がある。それは分かるけれど、箱を大事にするあまり、箱の中に一つだけまた箱が入っていた。中の箱だけで成立するのに、それを大きな箱に入れる。これぞ実家だ。

カバーをかける

とにかくカバー

一人暮らしは、むき出しにしがちだ。一人暮らし自体が恋人を部屋に連れ込もうとする欲望むき出しの結果だと思うけれど、実家はむき出しにしない。トースターやエアコンなどにカバーをかけるのだ。台所など、カバーだらけで、カバーの向こうに何があるか分からなかった。

これは実家度高い!

箸立てのこの感じ。ものすごく実家っぽい。複数人で暮らす実家だからこそかもしれないが、この箸立てのデザインが実家なのだ。私も欲しくて実家から戻り探したけれど、オシャレなのしか売っていなかった。実家は宝物の宝庫なのかもしれない。

湯のみ!

湯のみもまた実家っぽい。最近はグラスやマグカップが多いけれど、実家は湯のみ。以前、たまたま自分の家で湯のみを使い薬を飲んだ時に、実家だ! と強く思った。実家=湯のみなのかもしれない。

照明のひもの先に、

ディズニー

「照明のひもを伸ばす」という実家あるあるが存在するが、ひもの先に人形、それがディズニーというのもあるあるかもしれない。実家とディズニーは切っても切れない関係なのだ。三菱銀行はディズニーの貯金箱を配っていたし、第一生命もディズニー。実家とは小規模なディズニーランドなのだ。

いろいろなところにディズニーが隠れている

実家を取り戻そう

以上が実家の研究である。私の実家だけれど、かなり王道を行く実家だったのではないだろうか。ここで学んだ要素を一人暮らしの家に入れていけば、自宅に実家っぽさを取り入れることができ、安心感が生まれると思うのだ。

買い出しに行きました!

実家っぽさを取り入れるために、実家っぽいものを売っているお店を回った。予算は3万円。レースなどは意外に高く、見つけるのにも苦戦したが、地方の道の駅に地元の人が作った手芸品などを売っているコーナーがあり、宝の山に見えた。

ということで、一人暮らしの家のドアに、

木の暖簾!

祖母の家にあった暖簾を購入した。これだけで実家感が溢れ出す。くぐるたびに額に当たって少し痛く、その後に木と木がぶつかり、軽い音を響かせる。実家である。ちなみに6000円もした。実家ってお金を持っているのかもしれない。

自宅の洗面台に、

ブラバス!

資生堂が出している「ブラバス」である。実家感あふれる一品ではないだろうか。子どもの頃、これが家にあったことだけはよく覚えている。床屋さんに行ってもあった。ブラバスは実家の象徴の一つだ。使ったことはないけど。あとこれ、2000円もした。

ドアノブに、

カバー

実家らしさにおける基本の「き」の字である、ドアノブカバーも忘れてはならない。トイレのドアに付けたのだが、急いでトイレに向かったら空回りしてイラっとした。実家ならではのイライラが味わえる。しかも100均で買えたのでラッキーだ。

薬を湯のみで飲む

ティッシュカバーをつける

実家はお金があるのか、ないのか分からない。高いものが多いかと思えば100均で買えるものもある。結局普通の財力なのだと思う。薬も特別高いものではなく「パブロン」。これを湯のみで飲めば、実家だ。あと薬で言えば「オロナイン」も実家っぽい。

机にレースを乗っけて、

透明なカバーを乗っけた

レースと透明なカバーという組み合わせを忘れてはならない。これでこそ実家だ。実家感は家のあらゆるところで生み出せる。ということで、実家の研究結果を集合させてみようと思う。

これが実家です!

実家を詰め込みました

一人暮らしの部屋を思い切って実家テイストにした。細々したものを置き、部屋にいわゆる観葉植物ではない植物を置いて、リモコンにはサランラップを巻いて缶に立てる。扇風機にカバーを付け、実家っぽいお菓子を並べる。

実家っぽいよね!

細々したものがいっぱい

よくわからないコーラを飲む

実家ではよく、コカでもペプシでもないコーラが出てくる。味ではなく値段的に安いからだと推測できるし、コカコーラは赤が基本で、コカでもペプシでもないコーラも赤なので、コカだと思って買っているという推測もできるが、まだ答えは出ていない。ただコカでもペプシでもないコーラこそが実家なのだ。

照明のひもも長くした(よく見るとティンカーべルがひもの先にいます)

最近流行りのミニマリストが見たら、「全部捨てよう」と言い放ちそうな部屋ではあるが、意外にも落ち着く。一部借り物もあるけれど、これでだいたい3万円くらい。高いのか安いのか微妙だけれど、遠く離れた実家も、実は近くで再現できる。そして、これで安心感が生まれるのだ。

このラインナップが実家っぽい!

3万円で実家を取り戻せ

このように一人暮らしの部屋に実家要素を取り入れてみた。本屋で売っているインテリアを紹介した本には絶対に載っていない、実家情報が盛りだくさんになったと思う。恋人の家がこれだったら少し戸惑うけれど、住んでいる人が落ち着くならそれでいいのではないだろうか。

オロナインとタリスマンが実家っぽすぎる!

そして、これらを揃えるのがだいたい3万円だった。ちなみに、いまマイナビ賃貸では、入居決定で 「3万円分のQUOカード」が先着1,000名にもらえるキャンペーンを行っている。つまり、もらえる金額を使えば、実家を取り戻せるのだ。QUOカードが少し実家っぽくないけれど。実家でカードと言えば、テレカか病院の診察カードだと思う。

※本キャンペーンは終了しました。

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