肝心なのは顔より筋肉!? 早稲田大学の「ミスター早稲田」って何?

学生の窓口編集部

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皆さんは、早稲田大学で毎年ボディビルコンテストが行われているのを知っていますか? このコンテストは早大バーベルクラブが主催しているもので、優勝者には「ミスター早稲田」の称号が与えられます。今回は、2015年度のコンテストで優勝し、見事ミスター早稲田に選ばれた、早稲田大学スポーツ科学部3年の織田貴義さんにお話を聞いてみました!

■一般の人も招いて審査が行われるボディビルコンテスト!

――2015年度の「ミスター早稲田」に選ばれたとのことで、おめでとうございます。

織田さん ありがとうございます。

――まずこのミスター早稲田について教えてください。

織田さん ミスター早稲田は、早大バーベルクラブに所属する早大生たちが出場するボディビルコンテストです。毎年秋の「早稲田祭」で大きな教室を使用して、一般の人もお招きして開催されます。詳しくはわからないのですが、かなり昔から行われているもので、特にここ数年は方々から注目され人気です。

――バーベルクラブに所属していれば、誰でも参加できるものなのですか?

織田さん いえ、参加資格がありまして、関東ボディビル選手権に出場していないとエントリーすることができません。2015年度は20人くらいが関東ボディビル選手権に出場し、そのうち18人がミスター早稲田に名乗りを上げました。そこからさらに審査があり、最終的には15人が出場しました。

↑コンテンストの模様。一番左が織田さん。

――出場するだけでも大変そうですね……。

織田さん そのため人気といいますか、栄誉あるコンテストなので、「このミスター早稲田に出たい」「ミスター早稲田になりたい」という理由で早稲田大学に入学し、バーベルクラブに入る人もいたりするほどですよ。

ただ、一般的なコンテストと違って競い合うものではなく、ボディビルがどういったものなのかを、楽しく面白く知ってもらう意味合いが強いのも特徴です。どちらかといえば「ショー的」な感覚でしょうか。やはりボディビルと聞くと、ネガティブなイメージを持っている人が多いので、そういった人にもボディビルが楽しいものであることを知ってもらう、また身近に感じてもらいたいと思ってやっています。

■ひょんなことから筋トレにハマり……

――見事にミスター早稲田に選ばれたわけですが、織田さん自身はどのようなきっかけでボディビルを始められたのですか?

織田さん 実は最初は他の大学に通っていまして、そこで水泳をやっていました。そこで補助運動の一環でバーベル挙げをやったらそれが面白くて、水泳よりものめり込んでしまったんです。

――思わぬきっかけで筋トレの面白さに目覚めてしまったのですね。

織田さん そうなんです。そこで水泳部の主将に「筋肉トレーニングがもっとしたい」と直訴して大学を辞め、1年間浪人しながらトレーニングをしました。その浪人中に早大バーベルクラブの選手がコンテストで上位を独占した記事を見まして、トレーニングをするのに最高の環境がそろっていると思い、早稲田大学に入り、バーベルクラブにも入りました。

――ということは、中学高校時代には筋トレに興味はなかったと……

織田さん 全くでしたね。むしろボディビルについては筋肉テカテカで気持ち悪いと思っていたくらいです。一生こういう人たちに会うことはないだろうとも思っていました。

――ここまでハマるとは想像もしなかったでしょうね。

織田さん そうでしょうね(笑)。

■己の体一つで表現することがボディビルの魅力

――ボディビルの魅力とは何だと思いますか?

織田さん 先ほども言ったように、僕はボディビルが気持ち悪いと思っていましたし、魅力なんてないと思っていました。しかし実際にボディビルを始めて、選手たちがその体を作るためにどれだけ努力し、苦労しているのかを実感しました。食事や水制限でフラフラな状態になることも頻繁にあります。そんな状態でもステージ上では満面の笑顔で肉体のアピールをする。それが格好いいと思いました。そうした「体だけで見せて体だけで戦っていく」というのは大変ですけど、それがボディビルの魅力だと感じています。

――テレビ番組でボディビルダーの生活を見たことがありますが、本当に大変そうでした……。

織田さん よくボディビルの選手はナルシストだとか、自分の体を見てうっとりしているとか言われますが、多くの選手はうっとりなんかしていないですよ。「あれだけ努力してどうして筋肉が付かないんだ」と落胆しているケースのほうが多いんです。

――それだけ筋肉を付けるのは大変なのですね。織田さん自身、「ボディビルをやっていて良かった」と思うことはありますか?

織田さん 直接ボディビルとは関係ないのですが、『マッチョ29』という筋肉をテーマにしたアイドルグループの活動をやらせてもらったこともありまして、こうした普通ではあり得ない経験ができたことも、ボディビルをやっていたからこそだと思っています。

――今後の展望を教えてください。

織田さん 今は3年ですが、卒業しても競技を続けていきたいと思っています。社会人になるとトレーニング時間やトレーニング場所の確保などが難しくなりますので、その辺を考えつつも、しっかりと就職活動をやっていきたいです。

――2016年度もミスター早稲田を目指しますか?

織田さん ミスター早稲田になるという目標を達成したので、2016年度はまだちょっと考えていないですね。ただ、出るならばまた初心に戻って基礎から体を作っていきたいですね。

――ありがとうございました!

織田さんが出場し優勝した「ミスター早稲田ボディビルコンテスト」は、早大バーベルクラブの所属学生しか参加できませんが、観覧は一般の人でも可能です。全国出場レベルのボディビル選手たちの「キレてる体」を間近で見られるチャンスですし、早稲田祭を訪れた際には観覧してみてはいかがですか?

早大バーベルクラブのHP
http://wasedabarbellclub.jimdo.com/

写真提供:早大バーベルクラブ

(中田ボンベ@dcp)

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