感動で、悲しみで……思わず涙があふれる漫画10選 2ページ目

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目次
  1. ■海街diary:吉田秋生
  2. 医療漫画のおすすめ!
  3. 矢沢あいの傑作!
■コウノドリ:鈴ノ木ユウ

産婦人科を舞台にした漫画です。医療漫画は多くありますが、産婦人科のものはわりと少ないのではないでしょうか?2015年第39回講談社漫画賞・少年部門にもノミネートされ、同年10月より綾野剛さん主演でドラマ化もされました。


物語は妊婦さんとその家族を中心に展開していきます。切迫流産、障碍児検査の問題、若年者の中絶、母の命と子の命の選択など、現実にある、産婦人科の出来事を描写した作品です。主人公の鴻鳥サクラは児童養護施設で育てられ、自分の両親を知らないという中で施設の人に支えられ、産婦人科医となりました。患者の意見を優先し、とても優しい産婦人科医という設定です。妊娠は病気ではない、だからといって100%安全なお産もありません。現代の発達した医療の中でも医師、そして患者である妊婦が様々な状況に応じて苦しい判断を迫られ、命の選択をしないといけない場面がとても生々しく、そして主人公の穏やかな性格とその反面の命への情熱が同時に描かれている物語です。

作者: 鈴ノ木ユウ
出版社:講談社
掲載誌:モーニング
連載開始:2012年8月
巻数:既刊12巻

■僕等がいた:小畑友紀

テレビアニメ、映画化もされたヒット作品です。釧路市の高校に入学した高橋七海のクラスには、まさに絵に描いたようなモテる男子生徒・矢野元晴がいました。七海と矢野は付き合うのですが、高校二年生の冬に彼は東京に転校してしまいます。彼には恋人と死別したという過去もあり、遠距離恋愛を続けていたはずが、翌年には音信不通となってしまいます。
その後再会した時には、七海の知っている矢野はもうそこにはいませんでした。

前向きで天然で、少女漫画らしいかわいい主人公をどうしても応援したくなってしまうストーリーです。ただ一筋縄ではいかない理由が矢野の過去に隠されています。音信不通になった矢野には彼女ができていて、それがまた話を複雑に展開させていきます。ただ素直に好きな人と付き合っていた青春時代とは変わり、高校の同級生がそれぞれに違う場所で違う人生を歩むことで、離れていく気持ちを切なく描写しています。素直に行動できない大人になる面倒さと、それでもキラキラした気持ちを持っていたいという若い心が誰もが一度は経験したことのある「切なさ」「どうしようもなさ」に共感できるのではないでしょうか。

作者:小畑友紀
出版社:小学館
掲載誌:ベツコミ
連載開始:2002年5月
巻数:全16巻

■スラムダンク:井上雄彦

ジャンプ黄金期の代表作「スラムダンク」は漫画はもちろん、アニメ、ゲームと大ヒットをした漫画です。さまざまな名言もあり、今でもこの世代の人はよく口にするほどです。 バスケットボールブームの火付け役でもあります。

湘北高校に入学した不良、桜木花道が淡い恋心を抱いて、ひょんな流れからバスケットボール部に入部するところから始まります。ただの不良少年がバスケットボールによりまっすぐにスポーツと向き合い、仲間を作っていき、インターハイにまで出てしまうという漫画です。 スポーツ漫画での泣き所、というのは色々なパターンがありますが、やはりスラムダンクでは桜木花道が泣くと、読者も泣いてしまいます。自分のふがいなさからの悔し涙はページを飛ばしてしまいたくなるくらい心が締め付けられます。そして、感動の涙ももちろんあります。長年、桜木花道が目の敵にしているチームメイト流川との距離が近づくたびに、桜木花道の成長を感じ、涙が溢れます。

またこの漫画は主人公以外にもとても注力して描写がされています。三井、宮城というチームメイト、陵南の魚住、仙道、海南の牧……さまざまな選手が真剣にバスケットボールに取り組み、挫折・成功をしていくという物語はどこにも無駄な描写がありません。1Pも見逃すことなく、読む価値があります。

作者:井上雄彦
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ
連載開始:1990年
巻数:全31巻

■天使なんかじゃない:矢沢あい

天使なんかじゃないは「りぼん」で連載されていた少女漫画です。高校の生徒会を舞台に物語は進んでいきます。主人公の冴島翠は生徒会役員に立候補させられ、副会長となってしまいます。そして、時代に遡った髪型・リーゼントの須藤晃が生徒会長となり、仲が近づいていきます。翠は明るく、友だちが多く、モノマネがうまい人気者で、読んでいると本当に元気がでてくるキャラクターです。また晃も個性があり、リーゼントでなければ普通にイケメンです。実家はお金もちで、でも家族とは仲が良くない、という少し暗い過去を持っています。そんな晃の心を翠が持ち前の明るさを使い直球勝負で溶かしていきます。ただの恋愛漫画ではなく、家族との繋がりや友情の話も読み応えがあります。

人気者で、人の気持ちに敏感な翠だからこそ、晃に本音が言えない、というようなシーンがいくつかあります。その描写がとても切なく、涙が出ます。恋愛だけではなく、友情においても見所がたくさんあります。生徒会書記の麻宮裕子は友だちがいない、美人な女子生徒です。いじめや悪口から麻宮裕子を守る翠は本当にかっこいいです。全巻読んだらあなたもきっと友だちになりたい!と思うほど魅力的なヒロインです。

作者: 矢沢あい
出版社:集英社
掲載誌:りぼん
連載開始:1991年9月
巻数:全8巻(単行本)

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