強いメッセージ性に心打たれる! 泣けるおすすめ映画10選 2ページ目

学生の窓口編集部

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目次
  1. ■「そして父になる」
  2. 親子の絆に感動! この作品
  3. 刑務所を舞台に描かれた名作!
■「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

九州の小倉で生まれた主人公・ボクは、幼い頃はオトン(父親)の実家で暮らしていました。このオトンは、夜中に酒を飲んで帰ってきた際に、寝ている幼い息子をたたき起こして無理やり焼き鳥を食べさせるくらい、めちゃくちゃな人。そんなオトンに見切りをつけたオカン(母親)は主人公が4歳の時に家を飛び出し、親戚の所に身を寄せたりしながらも、筑豊のオカンの実家に戻ることになりました。オトンとオカンは別居生活を続けるものの離婚したわけではなく、夏休みには主人公はオトンのいる小倉に遊びに行かされたりして過ごしました。美術科のある高校に進学した主人公は、卒業間近のある日、オトンに東京に行きたいと伝え、東京での生活をスタートさせます。東京は夢の街のように思っていた主人公ですが、中々苦しい生活が続くなか、必死に東京で暮らす日々を送るのでした。

マルチタレントのリリー・フランキーさんの同名の小説を原作にした映画です。若き日のリリー・フランキーを演じるのはオダギリジョーさん、母親は樹木希林さんが演じています。とにかくこの2人の親子の絆に胸が痛くなります。美大を卒業して、必死に東京での生活を続け、なんとか仲間にも恵まれて暮らしている時に、母親の病気が発覚して、東京に呼び寄せます。そこから、母親が死ぬまでの間に息子に与えた愛情、息子から母親への愛情、2つの愛情が苦しいほど描いてくれる映画です。母親が死んでしまったときの息子の様子は涙なしには見れません。

公開日 2007年4月14日
監督 松岡錠司
主演 オダギリジョー / 樹木希林

■「ライフ・イズ・ビューティフル」

1939年、ユダヤ系イタリア人のグイド・オレフィチェ(ロベルト・ベニーニ)は、叔父を頼りに北イタリアの田舎町にやってきて暮らすようになります。持前の陽気な性格が幸いして、小学校の教師ドーラ(ニコレッタ・ブラスキ)と駆け落ち同前で結婚し、2人の間にはジョズエというかわいい息子が誕生しました。しかし3人が暮らす北イタリアも次第に第二次世界大戦の戦時色は濃くなっていきます。北イタリアにはナチス党政権下のドイツ軍が進駐し、ユダヤ人であった3人は強制収容所に送られることになってしまいます。幼いジョズエは母親と引き離され、しかも見知らぬ場所に連れてこられた事もあって不安でいっぱいなのですが、そんな息子を見たグイドは愛する息子が怖がらなくてもいいような優しい嘘を付きます。それはこれはゲームであって、いい子にしていたら帰れるんだよ、というものでした。

強制収容所という過酷な場所においても、人が希望を捨てずに生きていくためには家族の絆が必要なんだ、ということを私たちに知らせてくれる映画です。ホロコーストがテーマになっていますから、決して楽しい映画ではないのですが、息子が怖い思いをしないようにと気遣って、楽しいゲーム仕立てにして息子を励ます姿は、喜劇俳優としての真骨頂です。父親の献身的な、しかしそれを感じさせない努力のかいがあって、彼の愛息は希望を失わずに収容所での生活を生き延びられ、離ればなれになっていた母親と無事再会できるのですが、最後まで息子を守り抜いた父親とは再会することができません。父親の深い愛情が優しく、そして哀しく心に響きます。

公開 イタリア:1997年12月20日 / 日本:1999年4月17日
監督 ロベルト・ベニーニ
主演 ロベルト・ベニーニ / ニコレッタ・ブラスキ / ジョルジョ・カンタリーニ

■「プライベートライアン」

1944年、連合軍によるノルマンディー上陸作戦が決行されます。この時、フランスはドイツの占領下にありました。オマハ・ビーチでは、ドイツ軍と連合軍による激しい戦闘が行われますが、激戦の末、なんとか連合軍はノルマンディー上陸を果たします。しかしながら連合軍側、特にアメリカ軍にも甚大な被害を出す作戦でした。その生き残りの隊員のミラー大尉(トム・ハンクス)に驚くべき命令が下されます。それは、米軍空挺師団所属のジェームズ・ライアン上等兵(マット・ディモン)の救出を命じるものでした。ライアン上等兵の兄弟が全て戦死してしまい、アメリカ軍で定められているルールによって、ライアン上等兵を本国に帰国させる必要が生じたからです。ミラー大尉は8人の部下と共に、生死も所在もわからないライアン上等兵を探しに向かいます。

これほど凄惨な戦争映画はあるのだろうか、そんな風に感じるシーンが冒頭20分間にわたって繰り広げられます。血や残酷な描写が苦手な人には厳しい20分間になりますが、映画史に残る戦闘シーンと言われているだけに迫力は充分です。実際に史実で行われたノルマンディー上陸作戦と、ライアン上等兵のモデルとなった兄弟などの史実を織り交ぜたフィクションです。たった1人を救うために8人の命を危険にさらすその意味、それぞれが与えられた任務の前に葛藤する姿は命というものを改めて考えさせてくれます。本当に辛い映画です。戦争の悲惨さを目前に突き付けてくるからです。ですが、それでもラストシーンのために最後まで見てほしい映画でもあります。

公開 アメリカ:1998年7月24日 / 日本:1998年9月26日
監督 スティーヴン・スピルバーグ
主演 トム・ハンクス

■第3位「海の上のピアニスト」

第二次世界大戦が終わり、マックス・トゥーニーは楽器屋を訪れました。愛用のトランペットを手放すためにです。トランペットは無事に買い取ってもらえましたが、売った後に、最後にもう一度だけトランペットを吹きたくなります。店主にお願いしてマックスは最後という思いを込めてトランペットを演奏します。その演奏を聴いた店主は1枚のレコードを差し出します。それは、さっきマックスが吹いた曲と同じ曲で、違ったのは演奏している楽器がトランペットではなくピアノであるということでした。マックスは興味をひかれ、演奏者の名前を店主に尋ねます。店主が語りだしたのは、「1900(ナインティーン・ハンドレッド)」(ティム・ロス)と呼ばれた一人のピアニストの話でした。

豪華客船ヴァージニアン号で生まれ、生涯船を降りることのなかったピアニスト「1900(ナインティーン・ハンドレッド)」の数奇な運命は、中々同じような運命を持って生きている人はいないので理解しにくい部分であるかもしれません。船から降りるチャンスがあったにもかかわらず、1900は降りませんでした。何故なら船こそ彼の生きる世界そのものだったからなのでしょう。そして彼は最後まで船と運命を共にします。胸を打つその悲しみと素晴らしい音色は深い感動を与えてくれます。

公開 イタリア:1998年10月28日 / 日本:1999年12月18日
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
主演 ティム・ロス

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