国際的な犯罪組織を陰で仕切っているDON。彼が次に狙っているのはユーロの心臓部でした。そしてDONを追うのがインターポールの捜査官ローマ。ドンは逮捕され、マレーシアの刑務所に入れられてしまいます。しかし、DONはそこで命を狙う敵と手を組み、ドイツの中央銀行への金庫破りの話を持ち掛け、脱獄するのですが……。

毎回、全く異なるキャラクターを演じるシャー・ルク・カーン。「闇の帝王DON ベルリン強奪作戦」では国際的犯罪組織の闇の帝王を演じています。それに対するのがインターボール。というわけで、ジャンル的にはクライム・アクションということになるでしょう。しかし、闇の帝王DON ～ベルリン強奪作戦～では、DONとインターポール側の女性とのラブストーリー的な面もあり、アクション映画好きなら楽しく文句なしに見ることができる映画でしょう。歌って踊ってのインド映画好きにはちょっと物足りないかもしれませんが、アクション映画好きにはおすすめのインド映画です。

監督：ファルハーン・アクタル
脚本：ファルハーン・アクタル／ジャーヴェード・アクタル／サリム・カーン
出演者：シャー・ルク・カーン／プリヤンカー・チョープラー／リティック・ローシャン

■インド映画と言えばこの映画？ 日本でも有名な「ムトゥ 踊るマハラジャ」

地主に仕えるムトゥ。彼はある日、女優のランガナーヤキと出会い、一目で彼女に恋をしてしまいます。しかし彼女を思うのはムトゥだけではありませんでした。ムトゥの主人であるラージャも彼女に一目ぼれしたのです。ところが美しいランガは彼女の所属する一座の借金のために売られる危機にありました。そこでムトゥは彼女を助けて二人で逃げることになるのですが……。

日本人の知るインド映画の代表作と言えば、「ムトゥ踊るマハラジャ」ではないでしょうか。最近のインド映画を見たことがない人でも、有名な、こちらの映画については、きっとご存じでしょう。「ロボット」のラジニカーントが、この映画では全く別の魅力を見せてくれています。「ムトゥ踊るマハラジャ」は少々古い映画で1995年の作品です。この映画の見どころは、とにかく歌あり踊りあり、ロマンスあり、という、いかにもインド映画らしい魅力を放っているところではないでしょうか。ハリウッド映画や日本の映画とは異なった魅力を持ったインド映画に、はじめて見る方は新鮮さを感じるに違いありません。「ムトゥ踊るマハラジャ」ではムトゥの出生の秘密まで絡んで、とにかくエンターテインメントに徹しているのが面白さの秘訣！インド映画らしく明るく、歌や踊りに魅せられ、この映画をきっかけにインド映画にはまってしまったという人も少なくないようです。

監督：K.S. ラヴィクマール
出演者：ラジニカーント

おすすめのインド映画をご紹介しましたがいかがでしたか？ 比較的最近の映画を中心にインド映画10選をお届けしました。インド映画と言えば、歌って踊るだけと思われていがちですが、インド映画は世界から注目されています。その人気の秘密はインド映画の持つエネルギーやCGなどの高い技術、そして心を揺さぶるストーリー展開と、どの要素を取っても魅力に溢れています。日本でも日々、インド映画ファンが増えているようですが、おそらく今後ますますインド映画にはまってしまう人が続出するのではないでしょうか。

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本記事の情報は2018年3月時点のものです。
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