休みの日にゆっくり見たい! 歴代の人気ヒューマン映画ランキング 2ページ目

学生の窓口編集部

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■第5位 リトル・ミス・サンシャイン

ばらばらだった家族が、少女オリーヴの「リトル・ミス・サンシャイン」コンテスト出場をきっかけに、もういちど一つになる物語。 シェリル・フーヴァーは個性的な家族を支える女性。ゲイでプルースト学者の兄フランク、自己啓発本の出版で一山当てることを画策する夫リチャード、パイロットになる夢を叶えるまで「沈黙の誓い」を立てている前夫との息子ドウェーン、退役軍人でヘロイン中毒、口汚く、老人ホームを追い出されてしまった父エドウィンと、「リトル・ミス・サンシャイン」を目指すぽっちゃりメガネのオリーヴ。物語は、フランクが自殺未遂を起こし、一家に引き取られるところから始まる。フランクが来た翌日、オリーヴはカリフォルニアで開催される美少女コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」の予選を通過したことを知る。諸事情のため、家族は全員古ぼけた黄色のワーゲンバスに乗って旅に出る……。

個性的な面々によって生み出される笑いと、どんなにばらばらでも確かにある家族の絆に、心温められる作品です。物語の最後で、オリーヴは「今後カリフォルニアの美少女コンテスト」に出ることを禁じられます。コンテストで何が起こるのかをお楽しみに! また、傷つきやすく、かたくなな青年を演じたポール・ダノが素敵です! 『ルビー・スパークス』のキャラクターとは全く違った一面を見ることができます。

監督: ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
脚本:マイケル・アーント
制作:マーク・タートルトーブ、デヴィッド・フレンドリー 他
音楽:マイケル・ダナ

■第4位 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

ジョナサン・サフラン・フォアの同名小説を映画化。9.11事件で父を失った少年が、傷ついた心を抱えながらも前へ進んでゆく物語。 オスカーは11歳。アスペルガー症候群の疑いがあり、人と関わることが苦手で、ブランコや吊り橋、電車のような“危険"を感じるところへは行けない。そんな息子を優しく見守る父・トーマス。学者を夢見ていたが、今は宝石店を営んでいる。トーマスは「調査探検」と名付けた遊びで、オスカーが多くの人と関わり合えるようにしていた。 ある日、トーマスはオスカーに、ニューヨークにはかつて「第6区」が存在したのだと話す。オスカーは調査探検の対象として、第6区の手がかりを探し始める。 そんな中、あの“最悪の日"がやってくる。9.11アメリカ同時多発テロが起こったのだ。トーマスは事故に巻き込まれ、帰らぬ人となる。ショックから立ち直れないでいたオスカーは、ある日トーマスのクローゼットから小さな一つの鍵を見つける。封筒に書かれた「Black」の文字を手がかりに、オスカーはニューヨーク5区をまたいで472人の「ブラックさん」を尋ねて歩く。父を失ってから初めての調査探検が始まった。

たびたびオスカーを襲う絶望から発せられる悲痛な叫びが見る者の胸を打ちます。そして、オスカーを思う両親の心にはただただ感心させられるばかりです。

監督:スティーブン・ダルドリー
脚本:エリック・ロス
制作:スコット・ルーディン
音楽:トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン
出演者:ジョディ・ベンソン、サミュエル・E・ライト

■第3位 英国王のスピーチ

主人公は後にジョージ6世となるヨーク公アルバート王子。1934年に開催された大英帝国博覧会の閉会式で、アルバート王子は父王ジョージ5世の代理として演説を行う。エリザベス妃が見守る中、アルバート王子は演説を始めるが、ひどい吃音症のために演説は凄惨たる結果に終わってしまう。 エリザベス妃は夫を救うため、町の言語療法士をおしのびで訪ねる。尋ねた先のライオネル博士はオーストラリア出身で、少し風変わりな医者。相手が王子であると知ってもなお、愛称の「バーディ」で彼を呼び、自分のことも「ライオネル」と呼ばせようとする。 それは彼の治療に対するポリシーなのだが、アルバート王子はそのような不作法に激怒するのだが……。

主演のコリン・ファースは、誇りと抑圧の狭間で苦しむ王を演じ、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞で主演男優賞を獲得しています。コリン・ファースの演技によって、王もまた人なのだということがしみじみと感じられます。しかしながら、やはり影の立役者は『パイレーツ・オブ・カリビアン』で知られるジェフリー・ラッシュ。聡明で心優しい、風変わりな医者を見事に演じこなしています。

監督:トム・フーパー
脚本:デヴィッド・サイドラー
制作:イアン・キャニング、エミール・シャーマン、ガレス・アンウィン
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演者: コリン・ファース、ヘレナ・ボナム=カーター、ジェフリー・ラッシュ

■第2位 ライフ・イズ・ビューティフル

舞台は1939年の北イタリア。ユダヤ系イタリア人のグイドは小学校教師のドーラと駆け落ちし、二人の息子のジョズエと3人で幸せに暮らしていた。 そんな3人の幸福な生活は、ナチス・ドイツのホロコーストによって崩壊する。ユダヤの血を引くグイドとジョズエが強制連行されたのだ。妻のドーラは必死の訴えの末、2人を追い、自らも強制収容所へと向かう。 収容所で不安にさいなまれるジョズエに、グイドは持ち前の陽気さから素敵な嘘をつく。(以下引用) 「これはゲームなんだ。泣いたり、ママに会いたがったりしたら減点。いい子にしていれば点数がもらえて、1000点たまったら勝ち。勝ったら、本物の戦車に乗っておうちに帰れるんだ」と……。

第二次世界大戦中のホロコーストという重い題材を扱いながら、主演の喜劇役者ロベルト・ベニーニの軽やかな演技が冴え渡る作品。絶望的な状況の中でも希望を失わない人間の強さと、家族への無償の愛が描かれています。ちなみに、タイトルはロシアの革命家トロツキーの言葉にちなんでいます。この言葉を残したトロツキーは、常にスターリンによる暗殺者におびえていました。

監督:ロベルト・ベニーニ
脚本: ヴィンチェンツォ・チェラーミ、ロベルト・ベニーニ
制作:エルダ・フェッリ、ジャンルイジ・ブラスキ
音楽:ニコラ・ピオヴァーニ
出演者: ロベルト・ベニーニ、ニコレッタ・ブラスキ、ホルスト・ブッフホルツ

■第1位 ニュー・シネマ・パラダイス

ローマに住む映画監督、サルヴァトーレの元に、旧友アルフレードが死んだことを知らせる一本の電話がかかってくる。サルヴァトーレは電話を切り、ベッドの中で、アルフレードと出会ったころの自分、幼い「トト」の思い出に浸る。 時は第二次世界対戦。イタリアの小さな村シシリーの唯一の娯楽は、「パラダイス座」での映画公演。人々は夜な夜な映画館に出かけてはスクリーンに声援を送った。 アルフレードの仕事は、映画館の古い映写機を回すことと、厳粛な司祭の命に従って映画のキスシーンをカットすること。ロマンティックさが最高潮に達するころ、決まってぶつりときれる映画に、村の人々はいつもブーイングの嵐だった。 そんな村で誰よりも映画を愛していた幼いトトと、老人アルフレードの交流が始まる。

テーマは「映画への情熱」と「人生」。幼少期の無邪気な思い出、青年時代の恋、故郷への決別と郷愁、そして感傷が見事に描き出された作品です。有名なラストシーンでは、今まで流したことのない涙があふれるはずです。

監督: ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
制作:ミーノ・バルベラ
音楽:エンニオ・モリコーネ、アンドレア・モリコーネ
出演者:フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン

いかがでしたか? 見終わったあとは心の底が温かくなるような作品や、ちょっと考えさせられるような映画を集めてみました。次の休日には、人物のちょっとした表情や、言葉のひとつひとつを味わう贅沢をお楽しみください!

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