1994年から週刊少年サンデーにて漫画連載が始まり、1996年からはアニメ化した名探偵コナンシリーズ。小さい子どもたちを中心にしてファン層を広げ、今や日本テレビ系列どころか日本を代表するアニメにまで成長しました。今回は、名探偵コナンシリーズの劇場版でおすすめのものを10つピックアップしてご紹介します。■天空の難波船

怪盗キッドとの共闘とテロ組織との対立が見どころのこの作品。 東京微生物研究所にて保管されていた殺人バクテリアが、謎のテロ組織に盗まれたところから事件は始まります。警察はテロ行為を恐れて報道規制を敷こうとするが、ネットで犯行声明が流れ、世間の知るところに。そして犯行予告期限の日、飛行船に爆弾が仕掛けられていることが判明。実は、このとき怪盗キッドがジュエルを盗む予告をしており、キッドを捕まえるために偶然コナン達が偶然乗り合わせていました。 少年探偵団の協力を得ながら、爆弾を次々に解除。船内には細菌がばら撒かれ、感染被害者も発生する中、最悪の事態を防ぐために、テロ組織へ立ち向かっていきます。

監督：山本泰一郎
脚本：古内一成
原作：青山剛昌
主な出演者：高山みなみ／山崎和佳奈／小山力也／山口勝平／緒方賢一／林原めぐみ／岩居由希子／大谷育江／高木渉／優木まおみ／大橋のぞみ

■沈黙の15分

過去にダム建設にかかわっている朝倉が都知事になってすぐに命を狙われます。事件に一早く察知したコナンの手によって、なんとか最悪の事態は防ぐことができたものの、その原因がダムにあると判断したコナンは、その建設のために移設された村へと赴きます。 そこには過去に事故で意識を失ったとされる少年がおり、また、移設五周年を祝う祭りがあった翌日には一人の死者が出ます。記憶を取り戻そうとした少年にも犯人から魔の手が及びます。果たして少年が知る過去には何があったのでしょうか？ そして、事件が解決する頃、村全体を巻き込もうとする大惨事が起きます。その窮地を脱出するところは感動ポイントです。 新潟県警の刑事役にゲストとして渡部陽一が同じ役名で出演していることにも注目。おっとりとした話し口調で、元太からもそのことを指摘されていて、おもしろいです。

監督：静野孔文
脚本：古内一成
原作：青山剛昌
主な出演者：高山みなみ／山崎和佳奈／小山力也／山口勝平／緒方賢一／岩居由希子／大谷育江／高木渉／渡部陽一／宮根誠司

■ルパン三世VS名探偵コナン

人気アニメのルパン三世との奇跡のコラボレーションが話題となった、この映画。劇場では350万人を超える動員を記録しました。ルパンとコナンのどちらの世界観も壊さずに残したまま、作品を作り上げています。 コナンにも怪盗キッドというルパンと似たような設定のキャラクターが存在しますが、この映画ではそれを逆手にとって、ルパンがキッドに扮するシーンで始まります。 コナンはすんでのところで取り逃がすのですが、スケボーを真っ二つに切断されるといういつもと違うやり口に疑問を覚え、それがルパン三世一味の仕業だと推理。そこから二人の対立が始まって行きます。

監督：亀垣一
脚本：前川淳
原作：青山剛昌、モンキー・パンチ
主な出演者：高山みなみ／山崎和佳奈／小山力也／山口勝平／緒方賢一／岩居由希子／大谷育江／高木渉／栗田貫一／小林清志／浪川大輔／沢城みゆき／山寺宏一／夏菜／内野聖陽／三浦知良