職場、街中、はたまた友人から……色々な場面で出くわす様々な勧誘。その巧みな技についつい乗ってしまったことはありませんか？ はっきりNOと言える人はいいのですが、なかには買うつもりなんてないのに……契約したくないのに……と思いつつ断りきれなかった方もいるのではないでしょうか。今回は社会人の皆様に断りきれなかった勧誘の経験を聞いてみました。

■サークル勧誘

・登山部の新入生歓迎会に焼き肉食べ放題だと聞いて行ったら、その場で入部届けをかかされてそのまま入部するはめになった（女性／40歳／医療・福祉）

・地元のフットサルサークルで、毎度試合後に飲み会があると言われ入ってしまった（男性／43歳／機械・精密機器）

・高校時代に囲碁部の見学に行ったら先輩方に囲まれ「このまま続けるんだよな？」と言われ入部したが、取り囲んできた先輩方はラグビー部だった（男性／28歳／自動車関連）

春には全国の学校で、たくさんのサークルや部活の人員確保における攻防戦が繰り広げられています。皆さんあの手この手の勧誘術を駆使していますね。相手は何せ複数人です。気軽な気持ちで見学に行ったが最後、あとには引けない状況になっているということも。

■高額商品

・高額な英語のテープや版画の販売に引っ掛かってしまった（男性／50歳以上／医薬品・化粧品）

・エステの無料体験に行ったら「あなたのお肌はこのままだと危ない」と言われまくって、20万円のエステコースを契約してしまった（女性／24歳／学校・教育関連）

・訪問販売で80万の布団をかってしまった （女性／39歳／医療・福祉）

ちゃんと値段に見合ったものだといいのですが…。「時計をプレゼントしますと言われ、後でローン用紙が回ってきた」（男性／45歳／医療・福祉）と、新手の詐欺の被害に合っている方も。悪徳なものも増えているこのご時世、気を付けて判断したいところです。

■弱点は美男美女

・エステに行った時に担当のお姉さんがとても美人でプロポーション完璧のまさに理想の女性だったので、そのまま全身1年コースに入会してしまった（女性／36歳／医療・福祉）

・ディーラーのお兄さんがかっこよすぎて車検をお願いした（女性／40歳／学校・教育関連）

・訪問販売に来た女性が美人だったので思わず商品を買ってしまった（男性／50歳以上／その他）

同性の場合は憧れの眼差しで…異性の場合は下心で…！？兎にも角にも、皆さん同性異性を問わず美男美女には弱いようです。美男や美女達が織りなす巧みな話術に、気づいた時には首を縦に振っているのかもしれません。

■覚えておくべきクーリングオフ！

・内職の仕事に必要ということでパソコンを買わされそうになった（100万円くらいだったか）クーリングオフをしました（男性／37歳／印刷・紙パルプ）

・勧誘について行ってしまい帰してくれなくなったため、契約して家に帰ってからクーリングオフの手続をしました（男性／35歳／その他）

・新聞販売店の人の勧誘に断りきれず新聞購読を契約してしまった事があります。あとからクーリングオフで断りました（女性／33歳／医療・福祉）

いざという時のクーリングオフ制度。不意打ちの取引や高リスクな契約などをした場合に、一定期間の間ならばこちらから無条件で解約できる制度です。万が一の時の為にあらかじめ知っておくといいでしょう。

いかがでしたでしょうか？様々な勧誘がありますね。乗り気じゃなかったけども結果オーライ！ となればよいのですが、なかなかそうも行かないのが現実です。しっかりと自分で見極めた上で、断る場合ははっきりNOと言える勇気が必要ですね。

文　さきっちょ
調査機関：2015年11月
アンケート：学生の窓口調べ
集計対象件数：社会人411件