まさか残念なところまで……家族とそっくりな自分に気づいてがっかりした経験「食べ方が……」「頭の毛が……」
切っても切れない縁でつながれた家族は、心の支えになってくれるありがたい存在。ただ、長い時間を一緒にすごしていると、家族の嫌な面もよく見えてしまいます。そんな家族と自分が「似ている部分」を発見して、がっかりしたことはありませんか? 社会人に聞いてみました。
■残念なところが似てしまった
・「父とご飯の食べ方が一緒だった」(女性/37歳/金属・鉄鋼・化学)
・「テレビを寝転がりながら見る姿勢が、だらしない父親と一緒だった」(男性/36歳/機械・精密機器)
・「自分のケチさが母親譲りだと思ったときに、ガッカリした」(男性/28歳/情報・IT)
いつも嫌だな~と思っていた家族の仕草や性格。残念ながら、受け継いでいるものなんですよね……。
■思わず二度見!
・「親とうしろ姿がそっくりでがっかりした」(男性/29歳/建設・土木)
・「鏡にふと写った自分が、母親とそっくりだったこと」(女性/26歳/情報・IT)
・「免許証の写真うつりがオヤジに似てきたとき」(男性/32歳/商社・卸)
筆者も、ショーウィンドウにうつった自分の姿を見て、「お母さん!?」と思ってしまったときはショックでした。
■言わないで~!
・「中学に入学したときに、1コ上の兄にそっくりだと学校中の先生に言われた」(女性/30歳/機械・精密機器)
・「親父のしゃべり方に似ていると妻に指摘されて、なんかがっかりした」(男性/34歳/機械・精密機器)
・「知人に『お母さんに似てきたね』と言われたとき」(女性/28歳/団体・公益法人・官公庁)
似ているとは薄々気づいているものの、認めたくなり気持ちがありますからね。人から言われると本当にがっかりです。
■先行き不安……
・「父親と同じように脳天が薄くなってきたこと」(男性/28歳/自動車関連)
・「若いころの母親の写真とそっくりな自分に気づき、将来が不安になった」(女性/24歳/その他)
・「父親と同じで、出世に縁遠いところ」(男性/43歳/自動車関連)
自分も将来は「あんな感じになる」という現実を受け入れて、できるだけ「そうならない」ように努力するしかありません。
■似なくて良いところほど似る?
・「祖母が巻き爪で悩んでいたのを見ていたら、年々自分も巻き爪になって、いらないとこが似たなと思いました」(男性/44歳/情報・IT)
・「後頭部の形が父親そっくり。なにもそんなところまで似なくても……」(女性/24歳/団体・公益法人・官公庁)
・「毛深い父親に似てヒゲだけが濃くなってきた。髪も同様に多ければいいのだが……」(男性/26歳/その他)
筆者は、足の親指の形が父親とまったく同じ。普段は気にしていませんが、ふと父親の足が目に入ったときなどに「親子なんだな……」とあらためて思います。
■お父さんから受け継いだもの
・「短気。父親は短気だなと思っていたが、客観的に見れば自分も短気な方だなというのがわかった」(男性/33歳/電機)
・「父の頑固さと似ていると気づいたときに、血の気がひいた」(男性/32歳/食品・飲料)
・「喧嘩したときに、自分から謝れないことが父親とそっくりでがっかりした」(女性/28歳/ソフトウェア)
あまり良くない部分と同じだけ、お父さんの良い部分も受け継いでいるはず! そんなにがっかりしないでください。
■口から出てくる「家族の証」
・「旦那に口うるさく文句を言ったその口調が姉そっくりで、気づいてゲッと思った」(女性/41歳/団体・公益法人・官公庁)
・「イライラしたときの怒鳴り方が、親と一緒だった」(女性/32歳/金融・証券)
・「母が適当な替え歌を歌うのが気になっていたが、ふと自分も適当な歌を歌っていることに気がついた」(女性/34歳/自動車関連)
親や兄弟と同じ口癖を自分が発してしまったとき。我ながら「マジか!」とツッコみたくなります。
家族は当たり前のようにそこにいる存在ですから、どうしても嫌な面ばかりが目についてしまいがち。そのため、「似ている」と気づいたり、人から指摘されたりすると、なんだかがっかりしてしまうのかもしれませんね。年齢を重ねて大人になれば、「家族だから」と、それも素直に受け入れられるようになるのでしょうか……?
文・OFFICE-SANGA 森川ほしの
調査時期:2015年11月
アンケート:学生の窓口調べ
集計対象数:社会人355人(インターネットログイン式アンケート)