こんな留学はお金のムダ! 海外留学体験者が語る、留学を失敗しないための3箇条

学生の窓口編集部

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大学の留学制度を利用したり、企業の留学コースを活用したりと、留学はずいぶん身軽にできるようになりました。でも、手軽に留学ができるようになったからこそ、帰国後に失敗したと感じてしまう留学体験者も増えているようです。実際に留学経験者から、留学に失敗しないためのポイントを教えてもらいました。

1.日本語が話せない環境にあえて身をおく

大学3年次から4年次の期間で、カリフォルニアの大学に9ヵ月、長期留学した嶋さん(仮名/女/英語学科4年)は、留学中はあえて会話は英語に徹して過ごしたそうです。「先輩から、『せっかくアメリカにいるのに日本人とばかり交流しても意味がない』と言われ、日本語は母や友だちとのメールのみに決めました。最初の1ヵ月はホームシックと、周りの会話のスピードについていけず、落ち込んでしまうことばかりで、部屋で悶々としていることが多かったです。ただ、甘えのない生活に身をおいたからこそ、だんだんと授業が聞き取れるようになり、3ヵ月が過ぎたころには、現地の学生と冗談を交えて会話ができるようになりました。帰国するころには、日本の大学と変わらないぐらい自然に過ごせるようになっていたことがうれしかったですね」(嶋さん)

独りぼっちで辛いときはあるかもしれませんが、甘えていては時間がもったいない。覚悟を決めて頑張ってみてもいいのかも。

2.英語力向上のほかに目的をつくる

2年次の夏休みに、シンガポールに短期留学をした山本さん(仮名/男/経営学科2年)の目的は、現地でのインターンシップ。「高校時代に2週間のオーストラリアでのホームステイを経験したのですが、英語力の向上というよりは異文化を知ったことが大きかったように感じました。大学でも留学を決めたのですが、予算上1ヵ月が限界だったので、英語力アップとは別に、現地企業を訪問しインターンシップができるコースを選びました。実際に世界各国とメールでやりとりする日常を目の当たりにし、将来は自分もグローバルに活躍する人材になりたいと思うようになりました。社員の考え方にも共感できたし、とても良い経験になりました」(山本さん)

留学先で自分の英語力のなさに愕然とし落ち込んでしまったときでも、もう一つの目標があれば、最後まで諦めずに勉強できる可能性も高くなりますね。

3.自分の意見や価値観を持つ

これは、嶋さん、山本さんに共通して聞かれた意見。「留学先の授業では、先生の話を聞くだけでなくディスカッションがあったり、日常会話でも意見を聞かれること多かったです。そこで自分の意見がないと相手に魅力的に映らないようでした」(嶋さん)。

「宗教を聞かれて、無宗教と言ったら『君は何を生きがいに生きているんだ?』と真剣に質問されました。日本人は宗教の話しを控えてしまう人が多いのですが、お墓参りもするし初詣にも行くので、無宗教ではないはずです。相手に自分の価値観を、きちんと伝えることは、難しいけれど大切なことだと思いました。」(山本さん)。

英語が話せないからと、表現を曖昧にしたり伝えなかったりすることは、コミュニケーションを取る以前に、相手から話したくない相手と思われてしまいます。会話をしなければ、英語力も伸びないという悪循環に……。

留学は、時間はもちろん、まとまったお金も必要となります。せっかくなら、充実した留学だったと誇れる時間を過ごしたいもの。英語の勉強はもちろん、留学中に過ごす環境や自分が何を得たいかについても、じっくり考えて行動したいですね。

エフスタイル 青山みなみ

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